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【食レポ】浅草のカウンターフレンチに行ってみた

友人のネイリスト、ハナさん(前記事のケイちゃんとは別人)が新しく浅草でネイルサロンをオープンした。

何で浅草…?

と疑問に思いつつ、再会を祝して2人で食事をしたので、久しぶりにレビューなどもしてみようと思います。


浅草初上陸(私が)

長年東京に住んでいるにも関わらず、私は浅草に行った事が無い。
そもそも浅草に行く用事が無いのだ。
というわけで今回初めて上陸したんですが、カップルだらけでビックリしました。

浅草ってデートスポットだったのか…。

外国人観光客がいないのでカップルが目立つだけかもしれない。

初めて生で見る雷門のでっかい赤提灯に「はえ〜」となったり、仲見世通りから漂うよく分かんないけど美味しそうな甘い匂いを堪能したり、自撮りするカップルの邪魔にならないように小走りで走り抜けたりしながらネイルサロンに到着。


Beauty salon MIYAVI

ネイルサロンとエステが併設されているお店です。
ハナさんはJNEC検定1級を取得している技術派ネイリストさんで、もう10年以上の付き合いになります。
その間引退したり、また始めたりと色々ありながらも、今は縁あって浅草でネイリストをしている。

基本私の撮る写真はピンぼけなのでご笑覧ください。

今回はダルメシアン。かわいい!
秋は毎年アニマル柄流行るけど、トレンドのパールとミラーも入れたった。てんこ盛りだ。


ネイルを終え、予約しているレストランへ2人で向かいながら浅草の町を散策した。

浅草はTHE・下町感が溢れていて、下町育ちの私とは親和性が高い気がする。
特にホッピー通りの辺りは変な格好の人がフラフラしていたり、店の外に必ず灰皿があるのも良い。


Ludique(ルディック)

浅草フレンチ✕カジュアルガストロノミー、らしい。
ちなみにガストロノミーには「美食を追求する」とか「土地の文化と融合させる」とか「科学的な料理」とか色んな意味があるんで、割とフワッとしている。
このレストランは浅草に住む江戸っ子向けのカジュアルフレンチのお店でした。


1品目 豚のリエットとプティコロッケ

すいません早速写真撮り忘れました。ごめんなさい。
豚のリエットの塩気がビールに合う!
「フレンチでビール頼むとかお前…」と怒られそうですが、喉乾いてたんだもん!
直径2センチぐらいのコロッケもかわいい。


2品目 フォアグラの最中

看板メニューだそうです。
フォアグラを最中で挟むっていうところに浅草らしさと若干の罪悪感を感じます。
ルバーブソースが甘くてフォアグラにピッタリ。ペロリですよ。


3品目 茄子とトマトのジュレムース

ビールも飲み終わったのでシャンパンを注文。
女子はみんな泡が好き。

ムースと野菜が自然に馴染んでいたので、野菜嫌いの私も美味しくいただけました。


4品目 穴子とレンズ豆のテリーヌ

江戸前といえば穴子。鉄板ですね。
実はレンズ豆があまり好きではないので、そのせいかちょっとモサモサしていて正直得意ではない味だった。
キュウリのソースも、うーーん。


5品目 カレー風味のかぼちゃポタージュ

飲み物は白ワインに変更。
ミュスカデじゃない方のグラスワインにしたんだけど、名前失念。

カレー。
いやスープなんだけど、カレーの味しかしない。
カレー味のかぼちゃスープ。以上。


6品目 海老のリゾット

お皿がちょっと汚れていたのと、盛り付けが雑なところが残念でした。
あとお皿はもっと大きくて白いほうが合うと思う。
ちょっとクセのあるハーブを使っているので人を選ぶ味。
私は選ばれなかったようです。


7品目 エゾシカのソテー

飲み物はメルローに変更。

ジビエ好きが高じて、一時期ジビエ専門店で働いていたこともあったので、鹿にはうるさいのですが。

このエゾシカは超オススメ

獣肉は仕留めた後、いかに血抜きを早くするかで肉の味が変わってきます。
なので肉質や臭みの無さはハンターの腕にかかっている。
そしてその美味しさを引き出すのはシェフの腕前次第。
あっぱれです。


8品目 栗のケーキとカシスアイスクリーム

栗、うまっ!
やさしい甘みにカシスの酸っぱさがよく合います。

この後エスプレッソと菓子受けをいただいて、コース料理+ドリンク4杯で1人1万円也。
ご馳走さまでした。


えらそうに総評

ここの特徴はフレンチコースなのに料理が出てくるのが早いということ。
帰ってからルディックの大塚シェフのインタビュー記事を見つけた。

浅草の人は何をするにしてもダラダラするのを嫌がるので、テンポ良く料理を出すようにしています。寿司を食べるようなスピード感で、1時間半で最初の一皿からデザートまで出すといった感じです。下町の人は贅沢をサクッと楽しみますね。


分かる気がする。
私も料理と料理の間が長いと、ちょっとダレてしまう。
手持ち無沙汰になって「タバコ吸いに行こっかな〜」と思い始めるが、「次の料理がもう出てくるかもしれないから待っといたほうがいいかも」というジレンマ。

大塚シェフは浅草という土地に合わせながら、自分の持ち味を出すという姿勢が素晴らしいと思いました。
三社祭にも積極的に参加しているみたいです。

短時間でサクッとフレンチを楽しみたい地元民には打って付けのお店。

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