【野球】WBC2023お茶の間観戦記②韓国戦
中国戦の平均世帯視聴率が40%越えだったそうで、中々の盛り上がりを見せていますね。
それでは本日の韓国戦もお茶の間からゆるっとレポします。
侍魂を見せるラーズ・ヌートバー
文句無し、本日のMVP!
打っては4打数2安打1打点、さらにはセンターとレフトの間に落ちそうになった球を気迫のプレーでキャッチ。
もうね、ちょっと涙出そうになりました。
ヌートバーはオランダ系アメリカ人の父と日本人の母を持つメジャーリーガーです。
WBCの出場規定として「両親のどちらかが当該国の国籍を所持または出生」という項目があるため、今回日本代表として選出されました。
日本は島国特有の純血主義が根強いため、帰化した人や「ハーフ(最近はあまり使ってはいけない言葉のようです)」の人が日本代表になると、違和感を感じる人も多いでしょう。
しかし今日のプレーを見た人なら分かるはずです。
彼は間違いなく大和魂を持っている人だと。
見習いたいダルビッシュ有の強メンタル
先発のダルビッシュは3失点で3回を終えて降板。
おそらく韓国に研究されていたこともあってか、先発ピッチャーとしては不甲斐無い結果となってしまいました。
が、すごいのはここから。
ベンチに下がった後も飄々とした態度で戦況を見つめ、まるで「俺は無失点に抑えましたけど何か?」というような態度。
メンタル強すぎだろ…。
元々彼は「無失点に抑えてもチームが勝てなければ意味が無い。逆に失点してもチームが勝てればそれで良い」という考え方の人なのです。
次々と得点を入れる自チームの様子を見て、自身の成績も淡々と受け入れたのでしょう。
試合後に「細かいコントロールはまだですけど最初の試合としては良かったと思います」とめっちゃ前向き発言してます。
3失点したのに。
見習いたい、このメンタル。
迷宮から魔境に入り始めた村上宗隆
チームの4番打者(最も長打が期待される選手)が不振に陥ることは珍しくありません。
その打てない時期に他の選手に4番を任せるか、もしくは使い続けるかは、監督の考え方次第です。
栗山監督はおそらく後者なのでしょう。
今日もノーヒットに終わったものの、犠牲フライで打点は付きました。
とても肩身の狭い思いをしているんじゃないかと心配ですが、まだ23歳の若者です。
どうか見守ってあげて下さい。
ヒヤヒヤしかない松井裕樹
強化試合でインハイ高め(打者の頭に近い位置)にしか球が行かず、フォアボールを連発していた松井裕樹。
正直「もう登板しなくて良い…!」と思っていましたが、9点差がついた8回に登板。
大差なので数点取られても影響は無い状況でしたが、やっぱりヒヤヒヤでした。
故・野村監督の「ピッチャーの基本はアウトロー(外側低め)」の言葉を思い出せ!と祈りながら見つめていたのです。
球数は多くなったものの、結果的に無失点で乗り切りました。
いや、でもやっぱり僅差の展開では出せないわ…。
試合時間長すぎ問題
結果的には9点差という大差で大勝利。
もちろん嬉しかったのですが。
また4時間超え。
おかげでお風呂に入る時間が押して困ってます。
7回にダメ押し点入れてくれたらコールドになってたのに…。
何故こんなに長時間の試合になってしまうかというと、WBCには球数制限があるからです。
通常のNPB(日本プロ野球)には球数に制限がありません。
ですから先発投手が100球でも150球でも投げられます。
しかしWBCでは「1次ラウンドは65球まで」「50球以上投げた投手は中4日、30球以上か連投した場合は中1日の登板間隔が必要」などの細かい規定がありまして。
このため投手交代が頻繁にあり、その都度投球練習が行われるので時間がどんどん長くなってしまうのです。
もちろんこれは投手の「投げさせすぎ」を防止するためなので、必要なことではあるのですが。
せめて18時開始にしてくれてたらなぁ…と思います。
明日はチェコ戦
無事に2連勝した侍ジャパン。
さて明日はチェコ戦です。
先発投手は日本人最速165kmの剛腕・佐々木朗希。
スタミナ面がやや心配ですが、捕手が上手にリードすれば大丈夫でしょう。
このチェコ戦のレポは、残念ながら書く時間が取れそうにないためお休みさせて頂きます。
観戦はもちろんしますので、一緒に応援しましょう!
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