ケイちゃん、新たな道に進むの巻
恵比寿でネイルサロンを個人経営しているケイちゃん。
彼女にこの度転機が訪れたと聞き、私は慌てて恵比寿の地へと降り立った(予約してたからね)。
スタバの期間限定品はすぐに消える
まずはいつものルーティンをこなすためアトレ恵比寿店(2F)へ。
いつもの、とは言ったが実はスタバに寄るのは久し振りである。
何故なら日傘の季節はスタバに寄れないからだ。
私は何でも無いところでよく転ぶ。
みなさんも見たことがありませんか?
段差も無いのに躓いて「ふえぇ…。転んじゃったよぉ…」などと言っている頭の悪そうな女子を。
それが私です。
右手に日傘、左手にフラペチーノなどを持ってご覧なさい。
転んだが最後、大惨事になることは火を見るよりも明らか。
そういうわけでご無沙汰していたのだが、秋の到来によって日傘から解放されたので大手を振ってスタバにやって来た。
実は今回私にはとあるミッションがある。
限定品の「パンプキンスパイスラテ」を実食するのだ。
カボチャ王国の姫君こと三谷乃亜さんが「カボチャを見付けられなかった」と大層お嘆きであらせられる。
私はカボチャ王国の国民なので、姫のためにも何とかしてカボチャを見付けたい。
意気揚々と店内に突撃した。
が、メニューのどこにも「パンプキン」の文字が無いではないか。
「あの、パンプキンスパイスラテは…」
「すみません、終わっちゃったんです~><」
おぉ、なんという悲劇…。
姫、任務を遂行できなかった民草をどうかお許しください…!
それにしてもスタバの限定品は突然終わるので油断できない。
「いつまでも あると思うな 男とスタバ」である。
仕方無いので「おさつバターフラペチーノ」を注文。
めちゃくちゃ甘いのかと思いきや程良い甘さで非常に飲みやすい。
トッピングの芋けんぴのおかげで、飲み物なのにスイーツ感覚で頂ける。
ケイちゃん、絵画の道へ
サロンへ到着し、早速ネイルをしてもらいながら本題へ。
実は今月でケイちゃん、恵比寿のサロンを閉じることになった。
何故なら彼女は新たに絵画教室を開くからだ。
以前から趣味としてやっていた絵を仕事にすると決意し、これからはワークショップや個展などもやっていくとのこと。
私は彼女に訊いた。
絵の道に進む理由を。
「絵を描くのがすごく楽しいんです!」
ケイちゃんは自作の絵をインスタにアップしているのだが、そこに添えられている文章を読むと彼女の「楽しい」という言葉の本質が見えてくる。
ケイちゃんにとって絵を描くことは、内なる感情を解放し昇華する作業でもある、と私は捉えているのだ。
彼女の人生にとって必要不可欠なものが絵であり、それを仕事にするのであれば喜ばしいことだ。
しかしネイリストとしての側面を捨てるわけではなく、今後は友人や親しい人に限ってレンタルスペースを利用しネイルを続けていくと言う。
「そっかぁ…。ケイちゃんにネイルしてもらうのも最後なんだね…」
「え?何言ってるんですか。凛さんも『親しい人』に入ってますよ?」
マジか!!
というわけでこれからもケイちゃんのネイルにお世話になります。
ケイちゃんを応援し隊
ケイちゃんは明るくて機転が利きユーモアセンスもある素敵な女の子だ。
でもそういう子ほど過去に苦労したり悲しい想いを抱えてきているだろうことを、私は経験的に知っている。
人にやさしく出来るのは、やさしくされなかった悲しさを知っているからなのだ。
私は古典美術としての絵画には多少知見があるが、現代絵画については詳しくない。
ただ、絵で食べていくことが容易ではないということは想像がつく。
彼女が選んだのは険しい道のりかもしれない。
しかし今後どんな道を進むとしても私は応援し続ける。
だってケイちゃんが好きだからね。
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