【旅レポ】鬼怒川温泉に行ってみた【中編】
結婚記念日祝いとして行った旅の記録です。
金谷ホテルについて熱く語っていたら大長編になってしまったので、今回は3部作のレポとしました。
前編はこちら。
引き続き写真が多いためスクロール長いですが、本文は1,900文字です。
お部屋探訪
今回予約したお部屋は露天風呂付きの和室で、とっても広々としています。
鬼怒川温泉の泉質は単純温泉。
無色透明無臭、湯当たりをしにくいので長く入っていられるのが特徴です。
刺激が少ないため肌の弱い方にもオススメできます。
湯上がりにここへ寝転がると、鳥の声・風に揺れる木々のざわめき・川のせせらぎが聞こえてきます。
究極のナチュラル・ヒーリング!
テラスと露天風呂が扉1枚で繋がっているので、身体が冷えてきたらまた温泉に入り、そしてベッドで寝転ぶという永久機関が完成します。
最高だね。
お部屋の冷蔵庫に入っている飲み物(ビール・お茶・ジュース)は全て無料。
ロビーラウンジにあるソフトドリンクも宿泊者は飲み放題。
太っ腹です。
JOHN KANAYA
「ジョン金谷鮮治」は金谷ホテル創業者・金谷善一郎の孫で、鬼怒川金谷ホテルの基礎を創り上げた人物です。
箸で食べられるフレンチというコンセプトの元「西洋膳所ジョンカナヤ麻布」をオープンさせるなど、和洋礼賛へ情熱を注いでいました。
そんな彼のスピリットが詰まったレストランが「JOHN KANAYA」です。
温泉宿のためドレスコードはなく、浴衣でも入ることが出来ます。
が、せっかくこんな素敵なレストランでお食事できるのだからと、おめかしして行きました。
金谷流懐石
ではお夕食のレポです。
那須高原アスパラの焼き浸し(左下)が一番お気に入り。
甘くて柔らかくて筋のザラつきが全くありません。
蛤のお出汁が身体に染み渡ります。
サービスの小鉢は山菜の胡麻和えで、お酒のアテに丁度良かったです。
鮪は土佐醤油、鯛は煎り酒に付けて頂きます。
実は煎り酒初体験だったのですが、ほんのり甘くて出汁が効いていてめちゃくちゃ美味しい…!
夫から「これ家でも作って」と言われたので、今度挑戦してみます。
タラの芽をクルッと巻き抱いた桜鱒が愛らしいです。
特筆すべきは筍の天麩羅。
「もしかしたら天麩羅で食べるのが筍の正解なのでは?」と思ってしまうほど美味でした。
和洋礼賛なのに中華まで受け入れる懐の深さ。
栃木軍鶏のつくねは肉の味が濃厚で後引く美味しさです。
自家製のデミグラスに八丁味噌を加えることで、和のコクを引き出した名物料理。
とりあえずめっちゃ跳ねます。
固形燃料で熱された鍋がグツグツしすぎて普通に汁が飛んで来るので、ドレスに染みが出来ました。
悲しい。
味はもちろん美味しいんですが、ちょっとこの提供方法は再考して頂きたい。
「日光滋養米コシヒカリ」を使ったじゃこ山椒ご飯が美味しすぎて、あと2合イケるなって本気で思いましたね。
ちなみに夫は刺身の時点で「お腹いっぱいになってきた」とかフザけたことを言ってきたんで、途中から1.5人前ずつ私が食べてます。
最後は栃木の苺「とちあいか」のシャーベットで〆。
甘酸っぱくてお口の中をスッキリさせてくれます。
ご馳走様でした。
と、言いたいところですがまだ終わらないのが金谷流。
シガーサロン
ジョン金谷鮮治は葉巻の愛好家としても知られていました。
彼の意志を受け継ぎ、鬼怒川金谷ホテルにはシガーサロンが併設されています。
食後のコーヒーとショコラをこちらのシガーサロンで頂くことが出来るのです。
煙が苦手な方はティーラウンジで楽しめますのでご安心を。
サロンにはキューバやニカラグアなどの葉巻が揃っており、1本から販売しています。
というわけで夫が気まぐれに注文してみました。
この後更に2本マッチを消費して、葉巻をくるくる回しながら火を点けます。
「お墓参りの時のお線香の束に火を点けるのと同じ要領ですね」って言ったらおねえさんに笑われました。
そしてショコラの写真撮るのを忘れてしまい…。
公式からお借りします。
コーヒーにも合いますが、やはりワインやウイスキーと一緒に楽しみたくなる大人のショコラです。
深夜のサプライズ
ディナー&デザートで大満足になり、スキップしながらお部屋へ戻るとお布団が敷いてありました。
こういう「旅館」って感じの部分を楽しめるのも醍醐味ですね。
ふとテーブルを見ると、なんとお稲荷さん&メッセージが…!
おもてなしの真髄ここにあり。
震えましたね。
後編はこちら。