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わたしの指針。『何が起きても、それを愛する』を読んで

尊敬する人が紹介されていて知ったこの本は、タイトルを聞いただけで読むべき本だと直感し、すぐに購入しました。今は三回目の再読の終盤に差し掛かっています。

それほど今の私にしっくりくるのです。私の在りたい在り方はこれだと強烈に感じ、生きる上での指針となっています。それは、何かが起きてそれを愛せない自分や他人でさえも愛するという、無条件の愛の在り方です。

崇高な理想を掲げていますが、現実には子どもの要求にえーーーと反応することもあるし、あれもこれもと家事をしていたらうっすら被害者意識が顔を出すこともあります。大体は自分が少し頑張りすぎているからそうなるので、よしよしちょっと休憩しようと、そんな自分を愛するチャンスとします。

 もし他人があなたの聞きたい言葉を言ってくれないなら、その言葉こそがあなたが自分自身に対して言える愛の宣言になります。

『何が起きても、それを愛する』p213


その理想が叶う日は幻の未来にあるのではなく、今この瞬間にそう在ることを、一日、一週間、一か月、一年と積み重ねていくだけです。今日も今目の前にあるものと起こる出来事を歓迎し愛するために目を覚ましたのだと思うと、自分の体に感謝が湧き、軽やかにベッドから起き上がり、軽やかに起き上がれなくても優しく受け入れられる、そんな静かな喜びと安心の中で1日が始まります。そして、今生きているこの場所は、溢れる愛に満ち満ちている美しき緑の星であることに気付かされるのです。

愛は、全てのものの中に神の存在を認めようとします。愛がその聖なる起源を認めたとき、それは美として認識されます。
(中略)
あなたが神の目を通して人生を見れば見るほど、あなたはもっと美しさを感じるでしょう。そして、本当の美とは、宇宙の純粋さが物質的な形をとって現れたものであるとわかるはずです。

『何が起きても、それを愛する』p234


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