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49歳・未経験職に転職して

こんばんは。
現在日曜日の午後10時16分。人生二回目の週末が終わろうとしています。

社会人になってからずっとサービス業だったので、土日祝日はほとんど休みがなかった。休みは完全に不定期で、二日後が休みの時もあれば十日先まで休みがないこともあった。二日続く休みなんてほとんどなかったと思う。
工場勤務になり毎週土日が休みで不思議な感じです。

前職では勤務時間もまちまちで、朝6時前出勤の時もあれば12時出勤の時もあり、その間に夜勤が入ったりもした。夜8時より前に帰ることなどなく、たいていは22時過ぎに帰宅していた。

ここ2週間は朝7時に家を出て、18時には帰宅している。本当に帰っていいの?って思いながらタイムカード押しています。

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そもそもなぜ25年間勤めたサービス業を辞めたのかというと、この定期的な勤務時間を手に入れるためでした。いや、勤務時間というより、オフの時間ですね。仕事以外の時間が欲しくて、接客業を辞め転職したんです。

50を手前にし、人生後半は仕事以外の時間を大切にすると決意し退職しました。ちょうどサービス業の断続的な夜勤に疲弊していたところに転勤の話が来て、ああ、これは今だな、と退職願を出しました。
転勤なんてしたらより一層自分の落ち着いた時間なんて持てない。なら一歳でも若いうちに転職しようと。

と、勢いで辞めたはいいものの、想像してた通りに49歳の転職は厳しかった。
まず工場への応募3社が書類だけで落とされ、メンタルが相当弱り一日中床を見てる日なんてのもあった。
接客以外の仕事に就こうとして辞めたくせに、3社落ちたことで日和ってしまい接客業に応募。最終面接まで行くも落選。
その後 病院の労務系事務に応募。これは本当に興味のある仕事だったけど、やはり履歴書の時点でお祈りが返ってきた。

履歴書が「お祈り」と共に帰ってくる封筒って、A4なんです。
送るときは折りたたんで定型封筒で送ってるのに、送り返されるときはA4サイズ。だから送ってしばらく経過してから家の郵便ポストにA4封筒がグリグリねじ込まれる音を聞くと、それだけですべてを把握してしまいます。
絶望的な音です。

それでも一応開封し確認します。もしかしたら、入社ご案内が入ってるかもしれないから。んなことあるかい!笑ってしまいますよね。

履歴書で落ちる。もう何とも言えない気分になりますよね。原因は年齢だろうか。職歴だろうか。どちらにしろ、頑張りようがない。「頑張ります!」とアピールする機会もない。自分という存在が世界に必要とされていないような、切ない気分になります。A4封筒が届くたびに自転車に乗り、夕暮れの田舎の田んぼ道を走り回ってました。涙目で。

7月下旬。6社目の工場へ応募。
これまでのかっこいい志望動機をやめ、正直に「土日休みたいから」「人生後半は自分の時間を過ごしたいから」と書きました。
そうしたら最終面接まで進みました。面接してくれたことに深々とお礼をし、わからない職種なりに必死にアピールしました。面接官は5人いて、それぞれ専門的な質問をしてきましたが、正直にわからないと答え、その上でいろいろと提案したりしました。
ここに落ちたらもう「策」がない状況でした。ハロワもIndeedもリクナビも一通り応募してきた。ここがだめなら、またサービス業でも探そうか・・・そんな状況でした。

そして1週間後。

この日はちょうど地元の花火大会。
その日の夜はボンヤリと、ふわふわした気持ちで夜空を見上げていたのを覚えています。

しかも勤務開始は9月からと言うことで、8月31日までの思わぬ人生の「夏休み」付き。思う存分夏を満喫しました笑


3月20日に最終出勤し、約5か月の無職生活。
この先の人生は何をやろうかとワクワクしていたのは始めの半月ほど。
4月下旬からはどうしようどうしようと焦るばかり。
そして5月の下旬あたりから情緒不安定になり、6月は結構ヤバかったと思います。もっともっと就活しないといけないのに気持ちが上がらず、家族を送り出した後 椅子に座り飯も食わず一言も発さずじーーーっと床を見ていたり。

5か月の無職を経たから、雇用されることのありがたみがわかる気がします。待っていてくれた家族に、雇ってくれた工場に、今の状況に感謝できます。
接客と真逆の職ですから、慣れないことばかりで毎日ヒーヒー言っています。
まだまだ暑い日々が続き、比喩でもなく滝のように汗をかき作業しています。スーツから作業着とヘルメットになり、毎日油まみれになり仕事しています。
でもそれが嬉しいですね。今は変にデスクワークに就くより体動かす方が実感があり良いのかも知れない。
未経験職だから、何か期待されることもないしね。気は楽です。

体はきつく、いつまでもできる仕事じゃないのかも知れません。

でも、前職も「いつまでもできる仕事じゃない」と思い辞めたんですよね。
もしかしたら、いつまでもできる仕事なんてもともとないのかも知れませんね。サービス業でも工場勤務でも、自営業でもフリーランスでも。将来性なんて人それぞれなんだから。だからあまり先のことまで考えず、今日の出勤をまずは大事にしていこうと思えます。

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長くなりましたが、以上が転職2週間を過ぎた今の所感です。
忘れないように書き残しておきます。
さあさあ、ひと月たち二月たち、半年が過ぎ一年が過ぎた時 どう気持ちが変化しているんでしょうね。感謝なんて言ってなくて、愚痴と嘆きを口にしてるのかも知れませんね。まあなんにしろ、9月17日時点の僕は状況に感謝し明日もバンガローと思っているところです。

解散!おやすみなさい。

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