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肩関節治療の難しさを乗り越えるために【課題編】
こんにちは、理学療法士のTakuです。
理学療法士や作業療法士の中には、「肩の治療が苦手だ」と感じている方が多いと思います。
解剖学や運動学の知識は勉強しているし、実践しているんだけどなかなか良くならない、もしくは改善はしたんだけどなぜ改善したのか説明できないという悩みを抱えている人も多いと思います。
そこで、今回は”なぜ肩関節に苦手意識が芽生えるのか”の理由を解説します。よく話に出る、「肩は複合体で関与する関節が多い」とか「運動の軸が多い」とかそんな話ではありません。
今回解説する前提の部分が間違って認識している場合が多いです。この前提をしっかり押さえた上でセラピストとしてのスキルを上げてきましょう。
🔸運動学を意識しすぎている
最近よく感じるのは、運動学を意識しすぎると逆にわからなくなるということです。
学校で運動学を習うと、”これこそが人間が動く真理だ”みたいな感じになります。しかし、人間が動くことはそんな単純な話ではありません。
動きを整理したり人に伝えたりカルテに残すにあたって、「誰でも理解できる共通言語」として運動学を利用するのはとても有用な使い方だと思いますが、評価や治療するときのベースに利用するのは、実際は不適切な場合が多いです。
🔸角度を計測することが目的になる
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