渡瀬夏彦

ノンフィクションライター。 沖縄通い28年の後、2006年から沖縄県民。基地問題からス…

渡瀬夏彦

ノンフィクションライター。 沖縄通い28年の後、2006年から沖縄県民。基地問題からスポーツ、芸術、芸能、自然、食文化に至るまで、関心と取材ジャンルは多岐にわたります。2020年1月、那覇市から名護市へ引っ越しました。

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最近の記事

琉球セメント安和桟橋での不当逮捕(2月1日)とその報道のあり方について。

「塩川デイ」に際して 現在東京滞在中のわたしは残念ながら現地に駆けつけることは叶わないのだが、2月21日と22日は「塩川デイ」と銘打たれた、辺野古新基地建設ゴリ押し工事(=政府による蛮行。あらゆる観点からみて間違いだらけの愚挙暴挙)に対する非暴力抵抗・直接行動の結集日だ。 呼びかけ団体は、本部町島ぐるみ会議。県内外から集った市民が通常よりも多い人数で、牛歩による抗議・阻止行動を、主に辺野古埋め立て土砂運搬のダンプトラックに対して繰り広げる。 しかし皮肉なことに、20日、21

    • 本年もよろしくお願いします。復帰50年の沖縄は重要選挙目白押しの「選挙イヤー」です。

      今朝のFacebook投稿に若干加筆してお届けします。昨年は、いまひとつnoteの有効活用ができませんでしたが、今年は久しぶりの単行本『沖縄が日本を倒す日 「民意の再構築」が始まった』(かもがわ出版)を世に問う運びともなりましたので、心機一転、頑張ってみます。 お付き合いのほど、よろしくお願いします。 皆々様、必ずかならず、良い年にいたしましょう。 【2022年1月1日。報告、その1】 瀬嵩の丘から、大浦湾越しに、初日(はつひ)を拝んだ。 辺野古の浜での「ハチウ

      • 【コロナ禍でも「沖縄いじめ」の辺野古新基地建設ゴリ押し工事をやめない日本政府は、間違いなく異常な集団である】

        辺野古新基地建設強行(本体工事着手)を安倍政権が宣言したのは、2014年7月1日。あれから7年の時間が過ぎている。 辺野古工事用ゲート前座り込みは、昨日8月18日で2600日を数えた。 政府は、このコロナ禍でも、莫大な税金を無駄遣いしつつ、ひたすら「沖縄いじめ」を続けている。 この間違いだらけの新基地建設を止めるために、作業を1分1秒でも遅らせるために、辺野古のゲート前に座り込む。琉球セメント安和桟橋や本部塩川港で牛歩をする。カヌーで海に漕ぎ出し抗議する。それぞれの場所で

        • ◇徒然なるままに独りごつが如きのご挨拶◇

          写真は、旧暦1月5日(新暦2月16日)の月。 多くの人が、綺麗な三日月だね、というときの月は、だいたい五日目ぐらいの月のような気がします。 潔く葉を落として、来(きた)るべき新緑の「再生の季節」に備えているケヤキの梢との相性は、わるくありませんね。 さて、わたしも人生の残り時間をかなり意識する歳になりました。 そうしてこの旧正月を境に、何度目かの己の「再生の季節」を待つ態勢に入っております。 2020年は、コロナ禍と家族の事情の双方との折り合い方が難しく、さらには己のから

        琉球セメント安和桟橋での不当逮捕(2月1日)とその報道のあり方について。

        • 本年もよろしくお願いします。復帰50年の沖縄は重要選挙目白押しの「選挙イヤー」です。

        • 【コロナ禍でも「沖縄いじめ」の辺野古新基地建設ゴリ押し工事をやめない日本政府は、間違いなく異常な集団である】

        • ◇徒然なるままに独りごつが如きのご挨拶◇

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        • 浦添新軍港建設問題
          1本
        • 辺野古新基地建設
          2本

        記事

          【宮古島市長選挙勝利から、2月7日の浦添市長選挙へ。キーワードは「市民本意の市政刷新!」】

          日曜日は、束の間の安堵の一日。間違いだらけの辺野古新基地建設ゴリ押し工事関連の船の動きも、基本的にはないからだ。とは言え、東京に滞在中の今もわたしは船舶位置情報アプリを毎日(当然日曜日も)チェックし、罪深き土砂運搬船団(ガット船団)の動きに異変がないか、念のため確認してはいる。 異変がないので気が緩んだか、年明け早々の怒涛のような時間の流れが落ち着いたからか、この日曜日(1月17日)は、夜早い時間(たぶん8時頃)に寝落ちして、午前2時すぎまで爆睡してしまった。本音はもっと眠っ

          【宮古島市長選挙勝利から、2月7日の浦添市長選挙へ。キーワードは「市民本意の市政刷新!」】

          【間違いだらけの辺野古新基地建設ゴリ押し工事に携わる罪深き土砂運搬船団(ガット船団)全21隻の動きと位置】

          皆様、本年もよろしくお願いします。 コロナ禍が深刻な事態となり、菅政権の無能・冷酷ぶりが、ますます露呈している昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。 今年は記事の更新頻度を上げていく所存ですので、お付き合いくだされば幸いです。 …… …… …… まずは、1月9日(土)朝の速報を中心に、画像をまじえての報告。 ◇許されざる公共事業における莫大な税金無駄遣いの実態の「一端」の可視化◇ ※写真は、1月4日に撮影した大浦湾の様子。スクリーンショット画像は船舶位

          【間違いだらけの辺野古新基地建設ゴリ押し工事に携わる罪深き土砂運搬船団(ガット船団)全21隻の動きと位置】

          【台風からは遠く離れ、荒川河川敷で風に吹かれる】

          台風が8号、9号、10号と3つ続けて沖縄に接近したわけだが、わたしの東京長期滞在は続いている。 様々なアクシデントとちょっとした戦いの連続の毎日である。それはさておき…。 土曜日(9月5日)、アップリンク渋谷で都鳥伸也監督の映画「私たちが生まれた島~OKINAWA2018」を観たあと(➡️感想は追って機会をあらためまする!)、一時帰沖のため羽田空港へ直行予定だった。 余裕をみて土曜日の夜に那覇に入り、石川真生写真展「大琉球写真絵巻2020」を翌日最終日の日曜にじっくり見る予定

          【台風からは遠く離れ、荒川河川敷で風に吹かれる】

          【辺野古新基地建設ゴリ押しと安倍晋三首相辞任表明。二つの出来事に共通する「悔しさ」について】

          ※2020年9月1日、沖縄在住ノンフィクションライター渡瀬夏彦のnoteデビュー記事です。ほんのお気持ちで構いませんので、サポートくだされば幸いです。  いつもの習慣で、今朝(9月1日朝)も6時半ぐらいに、間違いだらけの辺野古新基地建設ゴリ押し工事に携わる罪深き土砂運搬船団(ガット船)21隻の位置を、東京都下某所にいながら、船舶位置情報アプリで確かめた。もちろん台風9号が沖縄に最接近しており、県内各所に大雨・暴風・波浪などの警報が出ている。罪深き船団も、8号、9号と連続襲来

          【辺野古新基地建設ゴリ押しと安倍晋三首相辞任表明。二つの出来事に共通する「悔しさ」について】