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【コロナ禍でも「沖縄いじめ」の辺野古新基地建設ゴリ押し工事をやめない日本政府は、間違いなく異常な集団である】


辺野古新基地建設強行(本体工事着手)を安倍政権が宣言したのは、2014年7月1日。あれから7年の時間が過ぎている。
辺野古工事用ゲート前座り込みは、昨日8月18日で2600日を数えた。

政府は、このコロナ禍でも、莫大な税金を無駄遣いしつつ、ひたすら「沖縄いじめ」を続けている。

この間違いだらけの新基地建設を止めるために、作業を1分1秒でも遅らせるために、辺野古のゲート前に座り込む。琉球セメント安和桟橋や本部塩川港で牛歩をする。カヌーで海に漕ぎ出し抗議する。それぞれの場所で、ダンプトラック等の工事関係車両を1台残らずチェックする。土砂運搬船の数と動きを絶えずチェックする。
地道な営みの積み重ねだが、誇りに満ちたボランティア市民のこうした行動は、事業主体たる政府(防衛省沖縄防衛局)に対して、間違いなくボディブロウのようなダメージを与えてきた。

一方、外野席からは、こんな声も聴こえてくる。
そんなことをしたって意味ないんじゃない?国がやると決めちゃったんだから、止められないよ。

さて、これを読んでくださっているあなたは、どう思いますか。

ここで断言しておくべきことがある。
たしかにまともな政府なら、一度決めたことはやり遂げるかもしれない。しかし、少しもまともではない、憲政史上最低最悪のアベ~スガ政権ゆえ、超軟弱地盤の改良工事含め、完成のメドなどまるで立たない新基地の建設を、ただただ闇雲にゴリ押ししているにすぎないのだ。
あたかも埋め立て等の利権配分を目的化してしまったような公共工事だから、完成しようがしまいが、あなたから搾り取った税金をジャブジャブ注ぎ込みながら続けてしまうに違いないのである。
だから、この工事を完全にストップさせるまでは、1分1秒でも作業を遅らせるべきだし、辺野古新基地建設が完全に間違いであり、決して許してはいけない公共工事だということを、心ある人びとがこぞって、くどいぐらい繰り返しアナウンスし続けるべきなのだ。

わたしは、少なくともこう言い続ける。

国の間違った行いを糺すことは、わたしたち一人ひとりの責務です。特に1票の権利を持つ者たちにとっては、最低でも政権交代を果たし、この罪深い辺野古新基地ゴリ押し工事をストップする責任があります。

また内心では、毎日のようにこう呟いている。

ダンプトラックの運転手、作業員、重機のオペレーター、土砂運搬船等の乗組員、陸上海上の民間警備員、防衛省沖縄防衛局に雇われて漁船を警戒船として大浦湾に出している漁師、あるいはこの愚かな新基地ゴリ押し工事のガードマン役をさせられている海上保安官、県警機動隊員を含む警察官……、一人ひとりにはなんの恨みもないけれど、あなたたちの、罪深い愚かな間違いだらけの仕事を、断じて許すわけにはいかない。

もちろんいちばん悪いのは、安倍~菅官邸だし、防衛省や外務省のみならず、国土交通省や農林水産省の役人たちまでがグルになって蛮行に及んでいることこそ、許しがたい。
いや、いちばん罪深いのは、時の行政権力に忖度して、こんなデタラメな新基地工事を許そうとするヒラメ裁判官たち(=司法の独立を放棄して恥じない者たち)だと言うべきかもしれない。

けれども、歴史を振り返ったとき、この工事に関わった一人ひとりの行いもまた、断罪されることは明白なのだ。
孫子の代まで、「おじいちゃんはどうして、あのとき、辺野古新基地建設なんていう、間違った工事に手を貸してしまったの? 途中で政権交代できてストップしたから、まだ救われたけど……」と言われてしまうような、愚かな罪深い仕事を、あなたは今させられているのだ。
その仕事を続ける限り、あなたの魂は傷つけられる一方なのだ。

生活のためだから仕方ない?

いやいや、生活どころか、あなた自身やあなたの愛する人たちの尊厳を決定的に損なう、そういう仕事なのだ。

たとえば、わたしが「罪深きガット船団(クレーン付き土砂運搬船団)」と呼んでいる船たちがいる。辺野古新基地ゴリ押し工事に携わる船たちの中で(ランプェイ台船やタグボートなどと並んで)重要な役割を演じている。最近まで全23隻の船団だったが、今月に入って2隻が離脱して別の仕事に就いている。

例えば、そのうちの1隻「鶴美丸(香川・丸亀)」を見てみる。
この船は、長らく「聖祐(広島・大崎上島)」という名前で罪深きガット船団の一員として働いていたのだが、昨年12月に造船所ドック入りして、船名も船籍港も塗り替えて船団に戻ってきた。そうして引き続き約8ヵ月罪深い辺野古ゴリ押し工事に携わったあと、8月に入って晴れてお役御免となり、沖縄を離れたのである。
わたしは、元「聖祐」=現「鶴美丸」の乗組員たち(皆がそっくりそのまま同じ船に乗っているのか、解雇や新規採用があったのかはわからない)が、少なくともこれ以上辺野古ゴリ押し工事に関わることがなくなり、すなわち乗組員たちの魂の傷がさらに深くなることだけは避けられたのかもしれない、と想った。「鶴美丸」は、いまは本州沿岸を行き来しており、いくつかの寄港地から見るに、直接的な埋め立て土砂ではなく、建設用または加工工場向けの砂とか石灰とかを運んでいるのかもしれないと推察できる。
どんな仕事でも、利潤を生むための営為である限り、全面的に清く正しく美しいはずはないわけだが、辺野古新基地関連よりは遥かに「罪深さ」は軽減されたに違いなく、そのことだけはこの船と乗組員のために喜びたいと思う。

わたしはどんなに忙しいときでも、毎日複数回、船舶位置情報をチェックし、その都度罪深き船団の動きと位置を正確に把握している。
それは、この政府の暴挙・蛮行に馴らされたり、諦めさせられたりしないためのルーティンワーク、という性格を持つ。
船舶位置情報のスクリーンショットは、毎日たまりにたまる一方だが、今朝のそれは(こんな文章を書いたことでもあるし)久々に公開してみよう。

※写真は、8月14日に機中から撮影した辺野古・大浦湾。

※スクリーンショット(船舶位置情報アプリ「Find Ship」より)は、今朝の大浦湾、琉球セメント安和桟橋、本部塩川港及び周辺のガット船の動きと位置を示すもの。

全21隻のガット船のうち、大浦湾には朝8時台に「清明(広島・大崎上島)」「神峰(広島・大崎上島)」「栄雄丸(徳島・松茂)」の3隻が侵入。

琉球セメント安和桟橋には、6時台に「第八高砂丸(大阪)」が着岸。

本部塩川港には、同じく6時台に「第八藤進(長崎)」が着岸。

その他の14隻が本部塩川沖に停泊。いつものように瀬取り(前日までにランプェイウェイ台船に積み込んだ土砂を朝からガット船に積み替える作業)を行っている船もある。

ここまでで19隻。残り2隻はというと、「松龍丸(北九州)」が那覇新港北岸の、「marumasa2号(沖縄・金武)」が糸満の、造船所でそれぞれメンテナンス中である。

◇追記◇
QAB琉球朝日放送の辺野古の「サンゴ移植」についてのニュース特集(8月11日放送)もぜひご覧ください。政府の異常さがますますよくわかります。  
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https://www.qab.co.jp/news/20210811140474.html

間違いだらけの罪深い愚かな仕事は、永遠に休め!

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