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純粋な関心を寄せることの大切さ

他人に純粋な関心を寄せる

デール・カーネギー『人を動かす』


小学校5年生の時の先生が、フツーの目立たない生徒に、純粋な関心を寄せてくれたという話です。

僕は、小さいころ電車に乗って旅行をするのが大好きでした。

小学1年生の時に1人で電車を乗り継いで、2時間位かけておばあちゃんの家に遊びにいったり、少し学年が上がると新宿から小田原まで小田急線の各駅停車の旅をしたり、千葉の外房線と内房線の各駅停車を乗り継いで、駅弁を食べながら房総半島を一周したりしていました。

また、ノートを作るのも大好きだったので、旅行の記録や写真をノートやアルバムにまとめていました。

それは他人に見せるつもりはなく、あくまで自分だけの楽しみとして作っていました。ちょっと変わった小学生だったかもしれません。

5年生の時、自由研究か何かの課題だったと記憶していますが、房総半島の旅行アルバムを持って学校に持参しました。こんなので自由研究として大丈夫かな、と思っていました。

ところが、担任の先生が大げさな位に驚いて、

「みんな見て、これ1人旅をして全部1人でまとめたんだよ!素晴らしいね!」

とクラスのみんなの前で大々的に紹介をしてくれました。

勉強も運動もごくフツー(運動神経は悪いほう)、全く目立たない、特技もない、忘れ物をして良く先生に叱られてたので、「自分ってだめなんだなぁ」という劣等感を持って毎日を過ごしていました。

そんな時だったので、自分が楽しみでやっていたことに、このように先生が純粋に関心を寄せてくれたのがとても嬉しかったのを覚えています。

このようなことが積み重なり、少しずつ自分の自信につながり、自分も頑張ってみようかな、という気持ちにさせてくれ、今の自分を支えてくれているのだと思います。

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