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物欲がやばい

 僕はもうすぐ27歳になる。
 26歳はまだ若いって感じがするけど27歳って一般的にしっかり大人である。
 こんなちんちくりんがいっちょまえにスーツを着て社会人のフリをして世に解き放たれてると考えるとニッポンの未来は本気でまずいやんと思う今日この頃、物欲が止まらなくて困ったものである。

 というのももうすぐ27歳になるということで身に付ける物がなんとなくしっくり来なくなってきたという節がある。
 身長も体型もさほど変わってないのに、大学を卒業してからもそのまま使ってた物がなんとなく「27歳になる自分」に相応しくなくなってきた気がするのだ。

例えば財布や鞄に靴だ。
買った時は背伸びして手に入れた財布はなぜか幼稚に見えてしまって仕方ない。

そこで自分の中の整理も含めて今欲しい物をただ列挙したいと思う。
いまの20代後半に差し掛かった成人男性が何を欲しているのか、きっと参考にはならないと思う。
これは僕が欲しい物なのであって世間の同じ世代の男性が欲しい物とは限らない。間違っても彼氏へのプレゼントの参考にはなさらぬようくれぐれもご注意を。


1: LOEWEの財布

 いきなりだが、下のスクリーンショットをご覧いただきたい。

 これは「ブルベ夏 」「イエベ春」のノリでLOEWEと掛け合わせたいいねが1つもつかなかった去年の冬のスベりツイートなのだが、今年に入って大学の部活の面々と飲みに行った時にある後輩から「あのLOEWEか何かのツイートスベってましたよね」と面と向かって言われたのが刺さりすぎて戒めとして固定させてもらっている。
(余談だが翌朝長文の謝罪LINEが届いた)

LOEWEボケをしたわりにあまりLOEWEのことを詳しく知らなかった僕はこの変ないきさつからブランドの歴史やその商品について調べてみることにした。
 すると商品はなかなか奇抜なプレート分けをされたバッグや、女性物の財布が目立つなか、メンズラインの財布もシュッとしてて格好いいやんとなった次第である。

このグレーとも黒ともいえない色味が
かわちぃ。

 これ77000円である。が、それくらい27歳の成人男性ならガッと買っちゃえるはずだ。(嘘である。本当は緻密に財産と支出を計算して本当に買っても破産しないか慎重にビクビク検討している。)

 無事に買えた暁にはこの財布をわしづかみした写真に
「LOEWE 夏」とキャプションをつけてSNSに高らかと投稿し、このスベりツイートを昇華させたい。


2 : 腕時計

僕はロレックスやG-SHOCKのようなゴツゴツした時計は好まない。なんか腕にごっついのが付いてるのがイヤなのだ。

薄くて、文字盤が見やすいやつがいい。
そんななかで特にいいなと思ってるのが2つある。

これ


これ

HERMES エルメス ケープコッド CD6.710 中古 メンズ腕時計 自動巻…


前者と後者で値段が違い過ぎるがゆえ、今欲しいのは前者のCASIOのデジタル時計の方だ。
ひとくくりに「チープカシオ」なんて呼ばれる部類に入るらしいが、値段のわりに全くチープ感を感じないところがよい。色はあえての金色で、白Tだけのシンプルになりがちな夏の服装でも、熱い日差しに反射してキラッと目立ってくれるに違いない。

後者の「HERMES ケープコッド」と呼ばれるモデルはびっくりするくらい高いから今すぐ欲しいわけではなく、ゆくゆくはこういう気品高い品物を身に付けられたらいいなぁと思ったのと、またそれが似合う人になりたいという願望を込めてのピックアップである。
 縦型でちっこいけどロイヤルな感じがギュッと凝縮された感じがたまらない。流石天下のHERMES。
 結婚式やちょっと良いレストランなんかで、"裾からチラ見HERMES"なんてしようものなら僕の大モテを止める術を人類は持たないでしょう。

ごっつ高いけどやっぱり欲しィ。。

3: Maison Margielaのジャパニーズバッグ


基本僕はケツポケットもしくは無印良品の小さいショルダーバッグに財布、サングラス等を入れて持ち歩く。
荷物は極力少なくしたいタイプだ。

でも、手ぶらだと「何で手ぶらなんすか?( ゜ρ゜ )」みたいなナメられた第一印象を与えることが多く、いつも使ってる無印良品のバッグは使い勝手は最高だけどナイロン製だからか安っぽい印象を与えてしまう。
そこで高級感があって、かつ大きくなくて、持ってるだけで様になる鞄があればと思いインスタを漁ってたら見事このバッグを見つけることができた。

モテ男女の必需品、泣く子も黙るというより人を泣かせるタイプの人間が持っているでお馴染みのMaison Margielaだ。
実は財布探しの時もマルジェラは選択肢の1つだったが、周りでも持ってる人が多く、また僕のパブリックイメージ的に「マルジェラの財布を使っている。」というのはそぐわない気がしたので候補から外した。

しかし、バッグなら人と被る可能性は低いしヤリチソ扱いもされないだろう。
 レザー製でちょっと個性的な形、そしてそこそこ入ったらいいねん他に何もいらんねん、といった具合で容量的にもミニサイズがちょうどいいかもしれない。
このバッグは普段使いもできるし、結婚式やちょっとしたパーリィなんかでもスーツや綺麗めなセットアップと合わせても良さそうだ。

こいつもなかなかべらぼうな値段なので夏のボーナスで(出ればの話だが)買いたいと思っている。

4 : スコッチグレインの革靴

身に付ける物がお洒落な40代の上司がいる。
スーツはもちろん財布にキーケース、名刺入れに革靴。
どれも手入れがされていて格好いい。
年齢的な色気もあるが、身に付けるものが気品を生み出すという学びはこの上司を観察してみて気付いたことである。

その上司とお昼を食べていた時に、「もうすぐ誕生日やろ、ええ革靴買いや。」と言ってきた。
その上司が勧めてきたのがスコッチグレインというブランドの革靴だ。
実際に見せてもらうと僕の青山で買った革靴とは違うことははっきりわかった。

 値段もべらぼうに高いというわけでもない。
 新卒の時からガシガシ使っていた青山の革靴は、手入れはしてきたもののちょっとひび割れや履き皺が目立つようになってきたため買い換えたいと思っていたところだ。
誕生日はLOEWEの財布が何としても欲しいのですぐには買えないが、HERMESの時計とは違って仕事で毎日使うので来月あたりには手に入れたいと思っている。
(というか、上司に買ってもらいたい。自分で手に入れようとしてるけど普通に他人にもらいたいよね。)


以上である。
他にも欲しい物はたくさんある。昇降式デスクとかモニタとかロードバイクとか。
ひとまずいい大人になるんだから良い物を身に付けたいなということである。

欲しい物や行きたい場所がどんどん湧いてくるくらいには去年の今ごろと比べて人間っぽさが戻ってきたなぁと感じる。
頑張ってお金貯めよう。


END

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