【世界遺産】④古都京都の文化財

今回は「古都京都の文化財」について調べた点をいくつか。

学生時代から何度も訪れた京都ですが、改めて調べてみると、歴史の教科書では見えてこなかった新たな発見がありました。

<主な構成遺産>
上賀茂神社、下鴨神社、清水寺、延暦寺、平等院、宇治上神社、高山寺、鹿苑寺、慈照寺、龍安寺、二条城…

まず、構成遺産に滋賀県(比叡山の延暦寺)が含まれていたことを見落としていました💦

UNESCO HPのBrief Sammaryによると、

the art of Japanese gardens, which has influenced landscape gardening the world over

とあります。庭園様式は世界に影響を与えたと。

All of the seventeen components of the inscribed property are religious establishments except for the castle of Nijo-jo.

そして、二条城以外は宗教的なものであることがうかがえますね。

8~17世紀の約1000年間にわたって築き上げた日本独自の文化、そのなかで確立した建築様式や庭園様式(ⅳ)は後世にわたり文化的交流をもたらした(ⅱ)ということです。


そのなかでキーワードを一つ挙げるとすれば、それは「INTACT(無傷な)」だと私は思います。

創建当時に近い完全な形からは、天災や戦乱の世を力強く生き抜いてきたことが感じられます。伝統、物質、デザインを損なわない形で、代々修復されてきました。

☆建築様式

寝殿造り、書院造り、禅宗様

以上の3様式を見られるのが鹿苑寺の舎利殿。

☆庭園様式

「池泉回遊式庭園」、「枯山水」

こちらは主に西芳寺。

園内をぐるっと回遊する形式の庭園である池泉回遊式庭園、水を使用せず石組を中心に作られた庭の枯山水は有名ですね。特に枯山水は全国に伝播し、鎌倉市にも多数残っているようです。

☆小京都

全国京都会議のHPによると、「小京都」として認定されるには下記の条件に1つ以上当てはまることが必要だそうです。


 ①京都に似た自然景観、町並み、たたずまいがある
 ②京都と歴史的なつながりがある
 ③伝統的な産業、芸能がある

栃木県の足利や広島県の尾道などが有名ですね。


現在も国内外から多くの観光客が集まる古都京都。歴史や文化がはぐくまれた背景を知れば、その景色や思い出はまた違ったものになるかもしれません。


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