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【詩】透明な眼差しと孤独を踊る

悲しい夜に毛布に隠れて、
君が涙をながしているとき。
じっと静かに佇んでいる、
ただひとつの透明な存在のことを、
君は知っている?
その静かな眼差しの奥にある、
深くて広い愛のことも。

君は
バラバラになった僕の欠片を集めるために
旅に出てくれたんだよね。
色とりどりの記憶たちが
嵐のように目まぐるしく
君のまわりを過ぎ去っていったけれど、
ただひとつの魂だけが
ひたむきに巡礼する
その姿を見つめ続けていたこと。
どうか覚えていてほしい。

さぁ、今夜はもう眠ろう。
そのときが来て、夜があけるまで。

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