中心静脈カテーテル(PICC)とおじさんの話



今回の抗がん剤は、24時間点滴×5日間。

それに加えて輸血したりカロリー点滴入れたりする時がくるらしく、末梢神経からでは役不足とのことで中心静脈という太い血管にカテーテルを挿入してそこから点滴するらしいです。



留置しておくCVポートとは違くて、退院ごとに抜いてその都度入れるものらしい。


鎖骨だと傷が目立つからと、二の腕から心臓にかけてカテーテルを入れました。



局所麻酔でするオペは怖くて痛い思いばっかりしてきたので本当に緊張した。



麻酔は痛い。けど麻酔の痛みはもう知ってるから耐えるだけ。


血管が細くて入れるのに時間がかかりましたが、1時間以内には終わったと思う


カテーテルを入れてる時は痛くないけど、
たまに神経にふれてビリ!ズクン!ってなって麻酔を2回ほど足された


なんだか胸に違和感ありありでしたが思ったほどの痛みはなく無事終了。

終わってみれば歯の治療くらいの感覚。


はー良かった。これなら毎回しても大丈夫だ




手術を終えオペ室を出たら、これから同じことをするであろうおじさんが待機していて

もう私からでも分かるくらいド緊張しており
横にも縦にも大きい丸々した身体を、小さく小さくすくめて待っていた。



声も弱々しく怯えたウサギのようなその姿は、大きな身体とあまりにもギャップがありすぎて
思わず声をかけていました。


私自身、男の人とかおじさんとか少し苦手なのですが
なんだかその人は励ましたくなってしまって
実際は一言しか声かけなかったけど、心の中でかんばれー!痛くなかったよ!って念じながら見送った。



そしたら、ぺこり、と小さくお辞儀をしてオペ室へ入っていきました。



何の病気か分からないし今後話す予定もないけども、
お互い頑張りましょうね。と上から目線で激励を飛ばしました。(心の中で)



きっと通じた。



なんだか可愛らしいおじさんだったな。




人のこと気にかけれる余裕が自分にあったとは



今日はもうゆっくりして、
明日からいよいよESHAPスタートです。



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