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「才能」の見つけ方について


私は、MBTIやエニアグラムなどを学んでいます。なぜかと言えば、「自分のことをもっと深く知りたい」とか「他人のことを(なるべく)理解したい」思っています。そして、できれば「他人と協力関係や信頼関係を築けたら良いなぁ」と考えています。その中で「自分の才能や強みとは何か?」、「自分に何ができるのか?」というのは、とても興味深いテーマです。それを知りたくて、書籍『世界一やさしい「才能」の見つけ方』を読んでみました。自分の考えを再認識したり、新たな気付きもあり、面白かったので、学んだことを抜粋したいと思います。

オリジナルメソッド「自己理解プログラム」を開発した著者(八木仁平)が
体系的にまとめており、とてもわかりやすかったのでオススメです。
まだ、読んでいない方は、↓のリンクより購入できますので、是非どうぞ。


才能の定義とは?

「才能」は、努力や根性で身につけるものではありません。
また、神様から与えられる特別なものでもありません。
誰にでも「才能」があり、必ず見つけることができます。
もし、才能がないことに悩み、自信を失っているとしたら、
才能の“定義”が間違っているのです。
才能の定義とは、「つい、やってしまうこと」です。

才能とは、無意識に繰り返される思考・感情・行動のパターンである。
知識とは、学習と経験によって知り得た真理と教訓である。
技術とは、行動のための手段である。

「さあ、才能に目覚めよう」
マーカス バッキンガム (著), ドナルド O.クリフトン (著), 田口 俊樹 (翻訳)

また、↑は、ストレングスファインダー(今は、クリフトンストレングス®︎)で有名な「さあ、才能に目覚めよう」での才能の定義である。
「つい、やってしまうこと」と言うのは、これをとてもわかりやすく表現しています。

よくある反論として、「才能とは、全て生まれつきのものだ」と言う人がいます。
そんな人には、フロリダ州立大学心理学部のアンダース・エリクソン教授の↓の書籍をオススメします。生まれながらの天才は存在せず、「才能とは訓練の質と量により、もたらされる」と主張しています。

才能を見つけるポイント

才能とは、動詞である

才能とは、動詞で表現される。(名詞では表現されない)
つまり、「つい、やってしまう行動」である。

例えば、「旅行が好き」な場合、「旅行でのどんな行動が楽しいのか」の中に才能が隠れていると言います。旅行で「写真を撮ること」が楽しいならば、「何かの魅力を伝える」才能かもしれないし、旅行の「新しい体験をする」が楽しいならば、「新しいことに飛び込む」才能かもしれないと言うことです。

そして、あなたの才能は、「既に当たり前にやっていること」の中にあります。

↑は、窮地にあったUSJをV字回復させた森岡毅CEOのお話ですが、『あなたの“強み”は、好きな「動詞」の中にある』と同じことを言っています。

成功者の言葉は、当てにならない

成功者の言葉には、真逆のことを言っていたり、矛盾しているように思えるアドバイスが無数にあります。

例えば、
行動が大事 ⇆ 行動する前に考えるのが大事
足るを知れ ⇆ 強欲に生きろ
人に迷惑をかけるな ⇆ 迷惑はかけてナンボ

なぜ人によって、アドバイスが違うのでしょうか?
それは、成功者の口から発せられる内容は、「その人にとっての成功体験」でしかないからです。上の矛盾するアドバイスは、どちらも正しいのです。
ただ、その正解が、自分にとっての正解であるかはわかりません。

ここで目を向けるのは、「他人の成功話」ではなく、「自分の過去の実体験」。
「誰かの正解」に振り回されずに、あなたの内側にある答えを見つけましょう。

まとめ

「性格こそが、才能である」

才能とは、「つい、やってしまうこと」だった。
これを言い換えると「才能とは、性格である」とも言えます。

性格とは、先天的な気質と後天的な影響とによる、
その人の感情・意志などの傾向である。

グーグル日本語辞書(Oxford Languages)

なぜなら、↑にも定義されるように、性格とは、「モノについて感じたり、考えたり、行動する時の傾向や特徴」のことである。そして、「つい、やってしまうこと」には、性格の影響が大きいからです。
性格は、誰でも必ず持っており、独自のものです。よって、性格を変えることに注力する前に、「まずは、自分の性格を理解して、活かすことを考えよう」ってことですね。私達は、他人と違っていることが当たり前です。なぜなら、同じ人間は、一人としていないのだから。そして、それこそが私たちの才能なんでしょう。


本書では、今回記事にまとめた「才能の定義」だけでなく、「才能を見つける技術」「才能を活かす技術」「才能を育てる技術」も紹介しており、実際にワークを通して、自分で才能を「見つける→活かす→育てる」ことができるように、実践ビジュアルフローチャート化していることが、特に素晴らしいです。さらに補足として、巻末に具体例1000リストや300の質問など特典も付いており、興味のある方は、実際にやってみることをオススメします。
私は、絶賛ワークに取り組んでいるところです。正直かなりボリュームあります。全然終わりそうにありません・・(笑)


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