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数百円からできる最高の投資は、これ

私は異常に皿がすきだ。食べ物を盛り付ける、お皿。それが好き。

皿を見ているとドキドキワクワクするし、もう十分持っているのだけど、まだまだ欲しくてたまらない。皿はいくつあったっていい。

陶芸展だとか、作家物の食器が並べてある店に行くともう「至福」としか言いようがない。なんだか知らんが、気分が高まり沸騰しそうになる。


夫と結婚した時、言われて嬉しかった言葉がある。

「ももこちゃんと結婚して、お皿の重要さが分かった」と。

私は独身の頃に1つ1つ想いがあって購入したお気に入りの皿を、結婚後の生活にも取り入れて、料理に合わせて皿を選んで使っていた。

同じ焼き魚でも真っ白な丸いお皿に乗せるのと、どっしりとした質感の細長い焼き物のお皿に乗せるのとでは印象が全く違う。

安いパンだって、お皿次第で何ともすてきな雰囲気をかもしだす。

私がせっせと皿を選んでは盛り付けて料理たちを各々のために用意されたステージ(皿)へ載せていることに、夫は気づいてくれたのだろう。

「お皿の重要さが分かった」という言葉は、夫から言われた言葉で1番嬉しかった言葉でもある。

容姿や性格をほめられたのではないけれど、そんなことより皿の良さが伝わったということがたまらなく嬉しかった。



今日、テレビをつけていたら、とある窯元のドキュメンタリー番組が放送されていた。

特に何を考えるでもなく、勝手に私の口が開く。1歳の娘に語り掛ける。

「お皿はさ、ものによってちょっと高いのもあるけど ”いいお皿” に料理をのせることで気分を豊かにしてくれるから、気に入ったお皿を使うといいよ。

ちょっと高くても、割れなければずっと使えるから。お皿に投資する、ってすごくいいことだよ。」

突然母親が言い出したことを、1歳の娘は絶対に理解できていないであろう。

でも、理解できないとかできるとか考える前に口から漏れ出た言葉。私が彼女にすごく伝えたいことなのだろう。


高いお皿がいいお皿、というわけではない。「いいお皿」は1,000円くらいからでも手に入る。数百円だって、いいお皿は見つけられる。

値段関係なく、「いいお皿」を使うことで食事の時間が豊かになる。食べ物が特別になる。

お皿は1回きりで次は使えないわけではないから。お皿に投資して、生活の質を上げてみることは本当におすすめなのです。

食べ物は、目からも楽しむものですからね。

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