推しを語りたい[松村北斗さん編]
私が松村北斗さんに沼ったのは、すずめの戸締りで間違いはない。しかし、私が「松村北斗」と言う名前を知ったのは10年以上前に遡る。以下松村さんと呼ぶことにする。
松村さんを知ったきっかけ
皆さんは「黒の女教師」という榮倉奈々主演のドラマを知っているだろうか。私は、このドラマが大好きで、勧善懲悪の展開も好みだった。この先ネタバレになるが、一つのセリフを紹介する。12年も前の作品のため許してほしい。このドラマに出ていた同年代であろう戸田トシオを演じていた少年の演技に心を奪われていた。今でも鮮明に憶えている。声の力強さから、表情までずっと残っている。物語の展開の重要なシーンであるために記憶に残っている可能性もあるが、あの言葉を言えと言われたら、同じような台詞回しができると思う。それぐらいインパクトに残ったのである。役者名を引っ張ったが、それが松村さんだった。
俺は水野葵の弟だ
たったこれだけの台詞だ。しかし、それだけ鮮明に記憶に残っている。このドラマがあったからこそ、私は「松村北斗」という名前を知った。
二度目ましてのライアー×ライアーの出会い
黒の女教師が2012年の作品なら、ライアーライアーは2021年の作品である。9年ぶりの出会いだった。ジャニーズを応援している友人に松村さんの話したことを覚えていてくれ、「この映画の主演だよ、観に行こう!」と話してくれた。その頃の私は、恋愛系は漫画アニメだけでいいと思っていたが、あの彼がラブコメか…と惹かれて観に行った。その時は申し訳ないが、小関さんに惹かれてしまった。小関さんは朗読劇を観に行った過去があるため、そっちに目映りしてしまった。今となっては後悔でしかない。しかし、ツンデレを嫌だなと思ったことや、顔面が強いから許されるんだよっと突っ込ませられたのだから、松村さんの芝居の賜物だろう。しかし、距離を置いていた数年、また出会いの場をくれるだから、神様は捨てたものではない。
すずめの戸締まりの芝居からYouTubeへ
草太を演じる松村さんが心に刺さって抜けなかった
この映画も「松村北斗」という名前がなければ観に行かなかったと思う。しかし、ここまでハマるのとは1回目では思えなかった。そして、環さんの小説が特典と知り2回目を観にいった。そのときには、話の展開も分かったために、草太の視点で見てみた。声の芝居だけでここまで感情の変化が分かるのかと思ったぐらいだ。声優さんの芝居が大好物であるし、失礼だが、ジャニーズなんかが声優?と思う口だが、好きだなと思った。「声が浮いてる」との批判も聞くが、「声優」にとって声が浮くは褒め言葉ではないか?と思う。役に声があってないはその人のイメージだからしょうがない。けど、声が浮くなら、憶えやすい声と言うことだ。そして、何より感動したのはSixTONESの松村北斗ではなく、「松村北斗」の個人名義でクレジットタイトルに乗っていたことだ。他のアイドルグループが声優をやる場合、だいたい箱がつく。単体での名前に、役者としてプライドのようなものを感じた。だからこそ、濃く印象に残ったのだろう。
※追記 3回目を観に行った
私の長年の推しである声優の福山潤さんは普段の会話を演じるのが1番難しいと語っていた。(このことは、福山さんを語るときに詳細を書く)「すずめの戸締まり」はそういった台詞回しが多いように思える。草太とすずめの会話が自然すぎて、物語に入り込めた。松村さんは声優としての声の出し方を研究したのではないだろうか…だからこそ、声の芝居も増えてほしい。
松村さんをYouTubeで検索したら…
もう沼だった
こうして、松村さんの印象がガラッと変わり、現在の彼はどう言う人物なんだろうかと調べ始めた。そこで出会ったのが、この動画だ。
忘年会でのこの6人でのやり取りにまんまとハマった。その流れでいろんな動画を見漁った。松村さんは高音を歌っているだろうというイメージが勝手にあった。「Imitation Rain」を聴いた時、下のハモリをしていたのを知る。私は高校のとき、合唱をしていて、低音が出るのは才能でしかないと思い知らされていたからこそ、羨ましすぎると思った。高音を邪魔しない、支える低音の響き、そしてハモリの綺麗さ。音感がなければ、あそこまで綺麗にはできないだろう。様々な曲を聴く中で、松村さんの歌の技術、表現力がどストライクにタイプだった。私は歌を勉強していたこともあり、松村さんの歌に対する努力はものすごいものでないかと感じている。
個人の松村北斗と同じようにSixTONESの松村北斗も応援していこうと決めた
松村さんをきっかけに知ったSixTONESだが、現在は箱推しである。楽曲全てが私の好みで、聴くたびに元気をもらえた。SixTONESについては改めて別に書こうと思う。ファンクラブに入会もしてしまった。それもこれも、松村さんが中学生だった私の記憶に残るような芝居をしてくれたおかげである。そして、知れば知るほど、「松村北斗」という人物は努力家であることを知った。アイドルの表現もさることながら、役者としても成長し続けている松村さんを、陰から応援し続けたい。