【お金について】大学4年生で大金を手に入れた話
「お金をテーマに思いつく体験談を何か書いてみてほしい」と同僚から言われたのでパッと思いついた昔の出来事を記事にする。
というわけで気軽に読んでいただけると幸いです!
大学4年生の時、就職まで残り2ヶ月というところで祖父から200万円が口座に振り込まれた。驚いて祖父に電話したところ、「好きに使っていい。」と言われた。
僕が大学2年生の時、「お金持ちになれたら今の生活水準や人生の選択肢が劇的に変わると思う。だから将来はお金持ちになりたい。」的なことを言っていたのを覚えていたらしく、その分の200万円とのことだった。
結果から言うと、僕は200万円という大金を使わず、3月には全額を返した。
大金が手に入っても時給1,200円のファミマの夜勤バイトは続けた。
夜勤終わりにバイト先の先輩がときどき奢ってくれる吉野家の牛丼も有難くご馳走になった(いつもいつも感動するほど美味しかった!)。
好きな本も図書館で探して借りた。近所のTSUTAYAに通い、仲の良い店員さんと話しながらお勧めされた映画をたくさん借りた。
大学の友人とは公園で缶コーヒーを片手に終わることのない哲学の話をたくさんした(青春だ・・・!笑)。
結局、大金を手に入れても僕の生活は変わらなかった。
けれど、1つだけ変わったものがあった。
それはギブソンへの情熱。
当時はオリジナルバンドもやっていて、30~40万円もするギターは僕の憧れだった。深夜バイトもこのギターが欲しくて始めたものだった。
いつかお金を貯めて手に入れてやるー!と雑誌やら楽器屋に行ってはどんな音がするのか、プロの世界では誰が使っているのかなど延々に調べていた。ただ、200万円が振り込まれてからその情熱はさっぱりと消えた。
そのことにハッと気づき、本能的に大金を祖父の口座に振り込んだ。
その翌日から、ギブソンのギターへの情熱が戻ってきた(歓喜!)
大学を卒業してから10年以上経った今、本質的に僕の生活は大学生の頃とあまり変わっていない。
先週、有難いことに冬のボーナスが出た。その金額を見た瞬間、すぐ別の資産に変える手続きを始めた。
再び心もとなくなった銀行残高を見てホッとし、「いつか手に入ったらどうなるんだろう!」と終わることのないリサーチを始めた(実際はどうにもならない。笑)。
ここ数年は機械式時計にハマっており、歴史やら構造、新しく出てきた技術など、勉強することに大忙しだ。これが楽しくて楽しくて堪らない。
おしまい。
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