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珈琲日記#16 あさごはんは喫茶店のモーニング。

珈琲日記は久しぶり。1年前から更新が止まっていた。数ヶ月は体調が悪くコーヒーが飲めなくなってしまったこともあった。今は落ち着いて、喫茶店に行ったり、コーヒーミルを買ってお気に入りの豆をひいてコーヒーを淹れるなどしている。

修士2年の後半は、色々悩んだけど地元と東京を行き来する生活をすることにした。修論のテーマが地元というのが大きいけれど、週に3日ほど、地元の役場でまちづくりのお仕事をいただいたこと、東京の恋人と別れを告げたことが地元に帰るきっかけになった。

週の真ん中、火曜と水曜は東京に泊まり、ゼミを受けて図書館や研究室で本を読み込み論文を書く。

それ以外の平日は、役場で働き、朝と夜の時間は少しだけ研究する。

自分としてはこのくらいやることが決まっていた方が研究しやすいことを感じている。健康的な気がする。

東京にいる時は、なかなか地元ではできないことをしたくなる。だから、合間を縫って美術館に行ったり映画を観てしまう。
その中でも大好きなのは、喫茶店のモーニング。

まちなかを歩いていて、気になったお店に入る。
クルマ社会の地元じゃできないこと。

常連客と店員の何気ない会話、おじさんが新聞をめくる姿、窓から見える通行人、洒落たクラシックのBGMと絵画のレプリカ。

忙しいはずの朝をこうやってゆっくり迎えられることの贅沢さを味わえる。

東京にはじめて住んだ大学1年生のとき、日曜の朝は少し歩いて近所の喫茶店でモーニングを食べるのが大好きだった。喫茶店でモーニングを食べることで、自分は東京で生きている、東京で頑張っていることを再確認し、自分を労わる時間だった。

来週はどこのお店のモーニングにしようか。少し開拓して、お気に入りのお店を見つけたら、そこに通いたい。


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