【いちばんすきな花】第1話:細かすぎるあらすじ&感想
第1話 2023/10/12(木) 22:00~「いちばんすきな花」
ついに迎えた初回放送。4人を中心とする物語が動き出しました。
本記事では、ドラマ「いちばんすきな花」第1話のあらすじや台詞を、感想や考察を交えながらまとめています。
脚本や台詞が好きすぎて細かすぎるほどに残しているので、長いです!笑
※ネタバレを含みますので、これからご覧になる方はご注意ください。
●「いちばんすきな花」第1話
"二人組"と4人の主人公
1-1. それぞれの"二人組"
二人組をつくるのが苦手だったゆくえ。
二人組にさせてもらえなかった椿。
一対一で人と向き合うのが怖かった夜々。
一対一で向き合ってくれる人がいなかった紅葉。
4人の登場人物たちが、昔から"二人組"に苦労している様子が描かれます。
ゆくえがいる教室の窓辺に、花瓶に入った枯れたオレンジ色のガーベラが置かれているのが気になりました。
1-2. 潮ゆくえ
生徒との会話から、公式サイトの相関図にもある「他人や物事を一辺倒に見ないという意味で、ゆとりのある性格をしており、それによって周りに新鮮な意見を与える」というゆくえの人柄が垣間見えました。
上司は、女性がスマホ片手にくすっと笑っている=相手は男だと考えたのでしょうか。「男女の二人組」に対する周囲の固定観念を思わせます。
1-3. 春木椿
「いい人」だから、周りばかり優先させてしまうのでしょう。
必要とされているようで、されていないような、そんなことを自分でも気付いているような椿が表現されています。
PCが使えなさすぎる上司のくだらない質問にも、文句を言わず対応する椿と、ガン無視して自分の仕事を進める同僚たち。上司の対応も「椿さんの仕事」「椿さんがやってくれる」と周りから思われているのでしょう。
1-4. 佐藤紅葉
何を言われても笑って流す紅葉。それがクセになっているのでしょう。
上司の言葉には、会社勤めの方が夢を見ている人より上位であるという、無意識の概念が感じられます。そんな風にこれまでも周りから言われてきたであろう紅葉が、イラストという夢を見ているのはなぜなのかが気になります。
1-5. 深雪夜々
異性の客に媚びたと決めつけたような言われ方をする夜々。何をしてもこんな風に昔からいつも言われてきたのでしょう。「春木椿」という、どちらが名字か分からないようなネーミングもここで生きています。
今田さんの美貌を何の嫌味もなく生かすキャスティングがさすがです。
美容院の店名が「snail」(カタツムリ)。待ち受け画面もカタツムリです。
この美容院での二人の会話には、様々な意味が感じられます。
一括りにされること、その中に混じらないといけないこと、カテゴライズされること、上辺だけで決めつけられること。夜々にも思うところがありそうです。「花」の喩えも、人ともとれるし、夜々の華やかさにもとれるし、奥行きがありますね。
また、勤務終了後の、夜々と同僚の大貴との次の会話も印象的でした。
大貴の言葉にじんわりと涙を浮かべる夜々。男と女だけど、性別を超えてわかってくれる、友達になれそうだと感じて嬉しかったのかなと思います。大貴の優しさがシンプルに同僚としてのものなのか、下心があるのかはここではまだわかりません。
今田美桜さんは、華やかで派手な役柄をされてきたイメージがありますが、主役から脇役まで幅広く演じられてきた確かな演技力があり、繊細な表情や声色を使い分けるところが魅力的だと思います。この作品でそんなお芝居がたくさん観られると思うと楽しみです。
男女の"二人組"
1-6. ただの友達の男女二人組
このカラオケシーン、コブクロにつっこみながらスンっと歌い出す鼓太郎の仲野太賀さんのお芝居が最高でした(笑)
安室ちゃん、カエラ、コブクロの選曲も最高ですよね。生方さんのこうした世代感覚が大好きです。音楽で表現されるとエモいですよね。
採点に関するゆくえの台詞は、この物語のテーマでもある「男女の間に友情は成立するのか」というテーマに対するメッセージが感じられるように思いました。誰も答えなんて出せないし、人の関係に正しいも間違いも口を出す資格はないはず。だけどとやかく言われてしまう。
1-7. 夫婦になる男女二人組
椿は過去にも彼女が別の男性のもとへ行ってしまった経験がありそうですね。「モリナガくん」の存在が気になりつつも、気にしていない、気にしない、「ただの友達」だと自分に言い聞かせ、恐れから追及することを躊躇う様子の椿でした。
1-8. 挙式準備をする男女二人組
峰子は「ウシオさん」を当然のように男性だと思っていたのでしょう。「ウシオ」という性別の判断がつかない(一見男性のような響きの)ネーミングがここでも生きます。女性と知り、あまりの仲の良さから関係性を不安に思う様子の峰子でした。
鼓太郎は、ゆくえが女性であることを隠していたわけではなく、当たり前に"友達"だから、特にやましい気持ちもなく峰子に言わなかっただけなのだろうと思います。
鼓太郎にとってはゆくえは友達。ゆくえとはその価値観が合い、友人として絆を深めてきた。けれど、峰子にとってはその価値観は理解しがたいものだった。
鼓太郎とゆくえ、二人の世界では当然の価値観であった友情が、周りとの関係性の中で揺らぎ始めます。
"ひとりに戻る"
1-9. 女の子だから
あぁ。泣けるシーンでした。
ゆくえと鼓太郎、本当にこの二人の間にあるのは友情でしかないのでしょう。ゆくえにとって鼓太郎は、女友達よりももっとずっと友達で、かけがえのない存在だったのでしょう。
男と女だからという理由で周りから関係性を奪われるなんて本当にしょうもない。事実何もないんだから何も問題ないじゃないか。でも、そんな目で見られる現実も理解している二人。
鼓太郎にとってゆくえは大切な友人。でも、"恋人"であり"妻"になる愛する女性、今後一緒に生きていく人の価値観を無視することはできない鼓太郎。
ここで妻をとるかゆくえをとるかのもしも二択なら、鼓太郎が妻を優先するのも仕方ないことだと感じてしまいます。
「仕方ない」「しょうもない」「どうしようもない」で、男女の友情は簡単に消えてしまう。
結婚式で歌うと笑っていた曲でお別れをした二人があまりにも切なかったです。一人では多すぎる山盛りポテトが効いてくる演出もさすがです。
ただ、鼓太郎の恋人の峰子目線からすると、恋人がしょっちゅう二人きりでカラオケに行き、スタバ新作を一緒に飲み、まるでカップルのような他愛のないLINEをしていた相手が女友達であったことを知り、不安に思う気持ちもわかります。結婚という約束をして"夫婦"になっても、"異性の友人"はどうしても不安の種になってしまうのです。
峰子が単純に嫉妬深い女ではないのも、男女の"二人組"の難しさですね。
1-10. 苦手なんだ、二人組
…こんなことってありますか??????(涙)
結婚まで決めたんですよね?新居引っ越し当日にこんな風に別れを告げられてしまう椿も、それを受け入れてしまう椿も、不憫すぎて…。
純恋と椿の恋愛がどのような関係だったのか、これまでの付き合いを覗いてみたい気分です。きっと何か事情があるのだろう、あってくれ、純恋よ…。
「簡単に友達じゃなくならない」という台詞は、「簡単に友達じゃなくなってしまう」ということの裏返しですね。
椿にとっては、簡単に友達から恋人になってしまうという意味だと思いますが、ゆくえと鼓太郎のように友達じゃなくなることも、簡単に起こってしまう切なさを思わせます。
椿はこうやって、何度も何度も、「いい人」で終わってしまい二人組をつくる作業をやりきれなかったのでしょう。
分かっているから、これ以上傷つきたくないから、純恋を責めることもせずにただ別れを受け入れたのかなと思います。ずっと「モリナガくん」のことが気がかりだったのに追及しなかったのも、椿の弱さやトラウマからくるものですね。
しかしそれにしてもすんなり受け入れすぎだよ椿…!!!!!(涙)
椿の優しさと必死さが表れている食べかけの溶けたアイスクリーム。
パルムですよね。今後パルムを食べるたびに切なくなりそうです。
1-11. 選ばれない
こうした類の幹事はいつも紅葉が引き受けてきたのでしょう。誰もやりたがらないことを進んですることで存在意義を感じようとしてきたのかな。
「良いんだけど、一番に好きにはなってもらえない」「頼られるけど、絶対じゃない」そんな自分の存在がコンプレックスな紅葉です。
椿にも通じる部分がある言葉です。
1-12. そんなつもりじゃない
夜々は大貴に対して、友達になれるかもと期待していたのでしょう。サシ飲みしながら愚痴も話せたようで、楽しそうな夜々が印象的でした。
しかし結局こういう展開になり、期待してしまった自分への後悔と、やはり男女はこうなるのかという悲しみを感じさせる夜々の表情が切なかったです。
大貴も大貴で、別に悪人でもなく、普通に夜々といい感じになれると思ったのでしょう。
夜々のキーワードになっている「カタツムリ」ですが、カタツムリは雄と雌の区別がなく、雌雄同体であるようです。
男とか女とかという区別のせいで苦労をしてきた夜々。そのように区別されず、男でも女でもないただの「人」として関係性を築けないものかという想いが、カタツムリに繋がったのでしょうか。
男女の関係の喩えにカタツムリをもってくる生方さん、凄くないですか。
ちなみに夜々のスマホの待ち受け画面にナメクジと映っていたアジサイの花言葉は、「移り気」「辛抱強さ」「無常」などだそうです。 雨の中で咲くアジサイのように、じっと耐えながら生きてきた夜々を感じさせます。
1-13. 二人というのは難しい
確かに、同性同士の二人組なら友人、異性同士の二人組なら恋人か夫婦。そんな風に前提を勝手に決めてしまう概念が、私たちの中には未だあります。
友人、恋人、夫婦、同僚、家族、知人、親族、友達の友達、初対面、どんな性別のどんな"二人組"にも多様な関係性があるのに、"一般的に"そう思われてしまう組み合わせ。そもそも性別だって、男と女の二択ではないのに。
この物語、「男女の友情は成立するのか」という普遍的なテーマを軸に、どこまで深く切り込んで描いていくのか気になりますね。
1-14. 友達に振られた
元友達。元トモ。友達が友達じゃなくなると、その人を定義する言葉は何になるのでしょう。恋人同士なら元カレや元カノ。夫婦なら元ヨメや元ダンナ。友達が終わると、呼び名も無い存在になってしまうのでしょうか。
この会話の中では、希子はゆくえの友達を同性の女性かと思っているかもしれないですね。
希子に他の友達について問われたゆくえが浮かべた微妙な表情が気になりました。
冒頭の小学生時代の回想シーン、花瓶に飾られたガーベラが枯れていて、お友達との二人組をゆくえはつくろうとしませんでした。過去に同姓の友人がいて、その友人と何かこじれてしまったような経験でもあるのでしょうか。
ゆくえにとっては、友達をつくる場所、人間関係を築く場所である学校は何かしらの理由があって居心地がよくなくて、勉強をする場所である塾が心地よかったのかなと思います。そこで出会った鼓太郎だから、学校ではつくれなかった「友達」になれたのでしょう。
"二人組"になれなかった4人の出逢い
1-15. オレンジのガーベラ
店名から、椿の自宅ですね。椿が「花は好きだけど花屋は嫌い」と言った理由、家族絡みで何かあるのかなと思わせます。
そして出てきました、オレンジ色のガーベラ。教室で枯れていたのもオレンジ色のガーベラでした。ゆくえの同性の友人が好きな花で、その友人に花束を渡しに行くのでしょうか?
ちなみにオレンジのガーベラの花言葉は「神秘」「冒険心」「我慢強さ」などで、11月の誕生花だそうです。この先の伏線回収が気になります。
1-16. 椿の家と"奥様"
紅葉は椿の前にこの家に住んでいた人を訪ねてきたようです。イラストレーターを夢見ることと何か関係があるかな?と思いました。その人はきっと女性なのでしょう。出てきた男性である椿を見て、「旦那さんですか」と関係性を無意識に決めつける紅葉です。
ゆくえは、「スミレ」と聞いて、人の名前ではなく花の名前だと思ったのだと思います。ちなみにスミレの花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」などです。純恋よ…(涙)
ここで4人が巡り合いました!
男女の組み合わせに対して、自然と恋人や夫婦を連想する夜々。紅葉もですが、「二人組」の概念の呪縛にとらわれて苦労をしてきた身であるにも関わらず、本人たちでさえも、当たり前のようにそんな先入観をもって「二人組」を見てしまっていることが描かれています。
いきなり指輪を外して手を合わせる椿を見た3人。この流れだと、奥様は亡くなったのか…何かただごとでない事情があるのではと3人は想像してしまいますよね(笑)
指輪というアイテムも、しているかどうかで既婚かどうかを判断する、"二人組"の関係性や立場を周りが判断するためのラベルとして描かれているように思います。
4人の軽快な会話劇がどことなくコミカルで、面白いシーンでした。
1-17. 初対面は得意
ペアのマグカップ。ゆくえと自分が男女で"ペア"になってしまうのはなんとなく気まずいと思って、椿はペアのマグカップを男性である紅葉に渡したのではないかと思いました。座る位置やカップを気にする様子から、誰かとの関係性の中で、性別がいつも無意識的な引っかかりになっていることがわかります。
「1-14. 友達に振られた」に記載したように、やはりゆくえは学校の人間関係に何かあるようですね。
ゆくえが黄色のガーベラを生ける花瓶を探すシーンで、椿の家には複数個の花瓶がありました。結婚祝いなどの頂きものというよりは、自分の家から持ってきたような花瓶に思います。花は好きだけど花屋は嫌いな椿。普段から自分でも花を生ける習慣があったのでしょうか。後の展開の伏線かもしれません。
ちなみに、黄色のガーベラの花言葉は、「究極美」「究極の愛」だそうです。この物語のテーマに繋がるように思います。
ゆくえと紅葉は幼馴染であることが分かりました。ということは、ゆくえが塾で仲良くしていた鼓太郎のことを紅葉は知っているのでしょうか。
幼馴染のゆくえには、紅葉はいつも友人たちの中心のいて、自分とは違うタイプの人間だと映っていたようですが、紅葉の本音は違いました。幼馴染でも、見えているその人と、本当のその人は、違うものです。
夜々のこの台詞、受け取り手によっては自慢話のように捉えられるかもしれません。可愛くてモテてきた夜々だからこそ出来る発言であり、してきた経験であり、事実です。
夜々の美容院での立ち振る舞いや、椿の家を訪れた時に気をまわしてドアを閉める様子などから、夜々は可愛くてモテるけれど性格が悪い女ではないように思います。だけど、特に女の子の間では、「可愛くてモテる」は、性格が悪い、あざとい、媚びていると決めつけられて嫉妬されがち。その人がどんな人かは、上辺で決められてしまいがちです。
4人それぞれ、経験してきたことは異なりますが、お互いを否定するわけでもなく、深堀りするわけでもなく、ただ静かに話を聞いている様子が、なにかこの4人の似ているところを感じさせます。
「1-5. 深雪夜々」でも書いた話の"変換"が、この4人の間では感じられません。夜々の一見自慢話のように変換されてしまいがちな話も、3人に届くまでの間には変換されず、静かにそのまま受け止められたように思います。
「二人組つくれなんて命令、もうないのに。」という台詞、確かにそうですよね。それなのに人は、最終的には二人組になろうとする。当たり前すぎてなんとも思わなかったことですが、あらためて考えると、どうして二人組をつくらなければならないのか。"二人組にならなければならない"という無意識の呪縛に、人は捉われていることに気づかされます。それが大多数だから、こぼれ落ちた4人が少数派のように扱われ、余り者のように感じてしまう。世の中の"仕組み"を感じさせる会話でした。
椿はきっと美容院も、どの店舗にも2回目は行かずに、ちょこちょことお店を変えながら渡り歩いているのかなと感じました。
夜々がカードを持ち帰ったのは、夜々も色々と自分の話をしてしまったので、もう会わないように、二度目がないようにと思ったからでしょうか。
1-18. 余っちゃった4人の"ひとり"
もう山盛りポテトはテーブルにありません(涙)
この友人のミドリが、教室で枯れていたオレンジのガーベラにも繋がっていくのでしょうか。もしそうであれば、ゆくえにとってミドリは「いちばんすきな人」。ゆくえにとって学校が苦手な場所になったきっかけに絡んでいるように思うので、今後の伏線回収が楽しみです。まったく見当外れでしたらすみません(笑)
「いつでも会えるって思ってちゃダメだね」の台詞は、友達になれても、二人組になれても、油断しているとその関係は崩れてしまうこと、努力して繋ぎとめていない限り、無敵な永遠の繋がりなどないということを思わせる台詞にも感じました。
「二人に見えるのかよ」の返し、良いですね(笑)
夜々にとってユリはきっと仲の良い女友達だと思うのですが、こんな風にユリからも(ユリには悪気はなく)色々なことを言われてきたのでしょう。
夜々は、その度に心がズキッとしながらも、笑って受け流して、ひとりにならないように一緒にいることを選んできたのでしょうか。
何の悪気もなしに放った言葉が、チクチクと誰かの心を刺してしまうことって、きっと普通にたくさんあるんだろうなと思いました。
紅葉がちょっと嬉しそうにした顔が見えたからこそ、かわいそうでした。
友人にとっては、こういう時に「あいつなら」と顔が浮かぶ程度の存在感を紅葉はもっているのでしょう。そして「あいつならNOと言わない」という風に思われているのかもしれません。
少し期待しては裏切られる、その繰り返しがこれまでも紅葉にはきっとあって、誰からも嫌われないように生きる=自分が傷つかないように誰か特定の人に過度な期待をしない、という生きる術を身につけたのかもしれません。
元恋人の純恋と選んだ4人掛けのテーブルに対して、ぽつんと座る椿と残された花束が寂しげに見えて印象的でした。
ゴミ袋などがきっちり整頓されて並んでいたあの引き出しがあえてクローズアップされて映し出されたのが何の意図か気になりました。
きっちりとした椿の性格を映し出しているようでしたが、ポンッとゴミ箱に捨てるのではなく、わざわざゴミ袋を取り出すシーンにする必要があったのか?何か意図があるのか、ないのか?
それぞれが"ひとり"になった少し寂しいイメージで、第1話は幕を閉じました。
●第1話 感想
思ったよりも大人のドラマになりそう
「silent」が大好きで事前の期待値がかなり高かったので、"面白くなかったらどうしよう"というなんとも失礼な不安を勝手に抱きながら第1話を鑑賞しました。(本当にすみません)
そんな不安など忘れて、あぁ、やっぱり面白い、と感じた第1話でした。
映像も綺麗だし、ひとりひとりの表情がとても丁寧に切り取られていて、皆さんお芝居が良くて、コミカルなやりとりもあり、ドラマ好きとしては見ていてたまりませんでした。
入口のテーマが「男女の間に友情は成立するか」という、学生が盛り上がりそうな少しカジュアルなテーマだったので、どんな内容になるのかなと思っていたのですが、20代後半~30代半ばの男女が織りなす物語は、ひとりひとりの人間を深く掘り下げていく、思ったよりも深いテーマに切り込んでいくような、大人のドラマになりそうです。
「男女の恋愛ものでしょ」と思って見るのをためらっている方がもしいたら、ぜひ見てほしいです。
今から第2話が楽しみです。