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5歳のつまづきに、どう対応すればいい?

娘の学校のオンライン学習を監督するようになって、気づいたことといえば、やはりクラスメートの子たちのそれぞれのクラスでの雰囲気や学習に取り組む姿勢、そして進捗具合でしょうか…。オンラインだけど、毎日授業参観しているようなものです。

英語のレベルに関しては、英語が母国語ではないけれど、娘本人が読み書きクラスをかなり頑張っているので、その意気込みを維持してもらえれば今は十分です。なので、他の子と比べるつもりもなく、授業中に鋭い質問を出す子や積極的に発言できる子に対しては、私も素直に「すごいなぁ」と感心するのみ。

問題は算数。

いやいや、まだ幼稚園だし! ちょっとわからなくても当然と思う気持ちと、このままわからない状態で授業についていけなくなったらどうしようと思う気持ちが私の中でせめぎ合います。学校に通っていれば、そんな娘の小さなつまづきも先生がきっと気づいて対処してくださるだろうし、私も娘の進捗具合を細かく把握しないので、いちいち悩むこともないはず…。

そもそも今までは、学校からは学期ごとに成績表や面談などで、娘の様子を詳しく見聞きはしていたのですが、一切ネガティブなことを伝えない学校なので(笑)、安心しきっていました。

が、実際に学習の様子を見ていると、先生の指示をときどき上の空で聞いていたり、ちょっとわからなくなると簡単にあきらめたりしている姿にイライラすることも多々…。

今週の授業では、1から20までの数を使った引き算に入りました。引き算といっても、

20-3=17

といった計算ができればOKというのではなく、最初は「自分でストーリーを組み立てて説明する」ことが重要。

実際に自分のCounting Objects(ブロックでもストローでも何でも可)を用いながら、例えば ”I had 20 sticks in the first cup.  Then I took away 3 sticks in the second cup.  Now I have 17 sticks in the first cup."といった感じで解答します。これが娘には難しかった。そして「難しそう。わからない」から「もうやだ。やめた!」に…。

初めて勉強することだからわからなくて当然だし、わからなかったり間違えたりすることは恥ずかしいことでもなんでもないよ、と伝えても、なんだか逆効果…。やっぱり親は「先生」にはなれませんね。授業が終わった後も、復習のつもりでやさしく説明してわかってもらおうとしたのですが、娘は泣き出す始末…。無力感に包まれました。

これからの人生、間違えることやわからない問題にぶつかることなんて、山ほど出てくるはず。

完璧な答えを最初から目指す必要なんてない、わからなければわからないと伝えるのは恥ずかしいことではない。すぐに理解できなくても大丈夫。そういうことを娘に伝えたいけれど、どうすれば伝わるかな…。親としても悩みます。オンライン学習を経験しなければ、そんなことを今、私も考えることはなかったでしょう。毎日、いろいろな気づきがありますね。


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