継続って本当に素晴らしい?

続けることは偉い。
毎日コツコツ、晴れの日も雨の日も風の強い日も続けることは偉い。

本当ですか?


何かを成し遂げるためには練習することが一番だと思う。何にしたって一度やっただけじゃ出来るようにならないし、一定以上のクオリティを出すためにもやる必要があるだろう。

そのためには、日常のルーティンに含めてしまうのが手だ。

朝起きてすぐ、出かける前、ドライヤーをしながら、寝る前。
毎日訪れる時間の中に組み込んでしまえば、いずれやらないと気持ち悪いくらいに馴染んでいく。

そうして反復練習して、何かを成し遂げるのはとても良いことだと思う。
継続は力なり、である。

でもそう想定通りにうまくいくわけじゃない、と最近ひしひしと感じる。

最初は良かった。
続けている自分が素晴らしいと自分でも肯定できた。他人に少し話しても「続けるのは偉いね!」と言ってもらえる。

ただ、続けているとなぜか「やりたくない」時が来る。

そういう時に休んでしまうと、想像以上に自己肯定感が下がるのだ。
毎日出来ていたことが出来ない。あたかも自分が欠けている人間のように感じる。

じゃあ「やりたくない」時でも頑張ってやってしまえばいい、とやる時もある。確かに、やり始めたらノッてきて、終わった頃にはスッキリしてる時もある。
でもそうじゃない時もあるのだ。たぶん気持ちを無視するからだと思うのだけど、「なんでこんなことしてるんだろう」「こんなこともやりたくない自分って何」なんて考え始めてしまう。

どう考えても私の捉え方が悪いな。
しかし頭で分かっていても考えは浮かぶし、感情はコントロールできない。
突き詰めていくとメンタルが犠牲になって、最悪、日常生活などにも影響が出る。最初は褒められるようなことだったはずなのに。

欠かさず続けること自体よりも、休んでもまた再開することだとか、メンタルを犠牲にしないとか、そういうことの方がよっぽど大切だ。

続けることは偉い。
ただし自分(の日常生活)を安定させられる範囲内なら。

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