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自分がラジオにおたよりを送るときに考えていること

はじめに

Twitterを眺めていて、こんなツイートが流れてきた。

読まれない要因はつまらない以外にも「単に運がなかった」とか、「紹介しきれないほどおたよりが来ていて倍率が高い」とか色々あるだろうと思うのだが、そもそも面白くしようと努力しているのか?と思った。その人がどんなおたよりを書いてるかは知らんけど。

ちょうど私も2022年の4月頃から推しのラジオに毎週おたよりを送っている。毎回色々なことを考えながら書いて送っているが、それを改めて書き出してみようと思った。

1. 音読しやすいか(個人的に最重要項目)

そもそも、ラジオに送るおたよりは音読されるものだ
声に出して読みやすいかどうかは最重要確認項目だと私は考えている。

私も、他人が書いた文章を読み上げるという作業をよくする。というのも、台本を受け取り、それを元に機械音声でナレーションを作るという仕事をしているからだ。受け取った台本はソフトに入れる前に一旦自分の声で音読している。
すると、まぁまぁな頻度で音読しにくいなぁ…と感じる文章が入ってくるので、文意を損ねない程度に適当に文を弄っている。
音読しにくい文章は、大抵聞いていても頭に入りにくい。
自分も意識しなければそういう文章を書きかねないので、自戒も込めて「音読しやすいかどうか」を意識してラジオに送るおたよりを書いている。

ラジオは視覚情報なしで音声だけで情報を伝達するものだから、字幕などに頼ることはできず、音声だけできっちり伝わらなければならない。だから、自分が書いた文章がちゃんと読みやすいか、そして聞きやすいかを自分で音読して確認している。

以前、就活時代に体験したインターンがきっかけで話し言葉と書き言葉の違いを意識したときのことを記事にしたこともある。このインターンは参加してよかったなぁと思った。

2. これまでのラジオでどのような話題が読まれているか

何でもそうだけど「傾向と対策」って大事だよねというお話。

私はそんなに多くのラジオ番組を聞いていないので世間一般のラジオがどのような番組構成かは知らないのだが、番組によって扱う話題の傾向はあるだろう。

普段全然取り扱わないような話題を送っても、それを紹介されるのは難しいのではないだろうか。

3. そのおたよりを紹介することで、ラジオパーソナリティの人が話題を展開しやすいか

私はそんなに多くのラジオ番組を聞いていない(中略)が、だいたいのラジオ番組ではおたよりを紹介した後にラジオパーソナリティの人が何かそれに関連付けてお話をしてくれるのではないだろうか。

そうだとすれば、おたよりを紹介した後に何か話題を展開しやすい形にするのがいいだろう。

自分がよく使う手法としては、最後の文をラジオパーソナリティの人への質問で締めるという書き方がある。
そうすることで、その質問に答えるという形で自然に話を展開できる。

4. ラジオパーソナリティの人がどんなことに興味を持つか

上記の3.にもちょっと関連するかもしれない。
ラジオパーソナリティの人が興味がある内容であれば話を展開しやすいし、楽しく話せるだろう。
私は推しが楽しそうに話をしているのを聞くのが好きなので、そういうのを引き出せる話題提供ができたらいいなあと思いながら文章を書いている。

興味がない分野やよく知らない分野で話をするのは難しいだろう。

5. タイムリーな話題か

おたよりを書くときは、最近あったことの話やその時期の行事などのようなタイムリーな話題を書くようにしている。時期外れな話題は展開しにくいだろう。
例えば、12月に大掃除に関する話題を送るというような感じだ。
今週は書くネタがないなぁと思ったら、ラジオが放送される日に何の記念日があるかをググって、それに関連付けた話題を書いてみたりしている。

6. 過度に自分語りを入れない

よく知らない人の自分語りほど興味を持てないものはない。
それはラジオパーソナリティの人にとっても、視聴者にとっても同じであろう。
基本的に、ラジオパーソナリティの人とは面識はないはずだ。知らん人の長ったらしい自分語りを読みたいか?

話題を出すきっかけとして自分の最近の体験を入れることはあるが、それは要点だけに留めて、長々とは書かない。

まとめ

私は、ラジオで読んでもらうためのおたよりを書くときはこれらのことを意識している。

  • 音読しやすいか

  • これまでのラジオでどのような話題が読まれているか

  • そのおたよりを紹介することで、ラジオパーソナリティの人が話題を展開しやすいか

  • ラジオパーソナリティの人がどんなことに興味を持つか

  • タイムリーな話題か

  • 過度に自分語りを入れない

ラジオに送るおたよりを通じて推しとコミュニケーションを取るのだから、どうすれば楽しい話ができるか?と考えた結果、この辺のポイントが自分の中で必須項目になった。

ラジオの放送時間も無限ではないので、少しでも有意義な、あるいは楽しい話ができるような話題提供ができたらいいなぁと思いながら毎週書いている。

(余談だが、ラジオで読んでもらうためというよりは推し関連のイベントの感想など、半ばファンレターの性質に近いおたよりを送ったこともある。そういったものはラジオでは読まれないが、私の推しはラジオで読んでいないおたよりにもちゃんと全て目を通してくれているようだ。)

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