優しさを選べたらいいのに。
選べるものは選べるけれど、この世界には選べないものだってある。
見たくなくても聞きたくなくても、見えるものはあるし、聞こえる音はあって
知りたくなくても信じたくなくても、知らなくちゃいけないことと動かない事実はある。
絶望的な世界で今日を必死に生きる人がいるのに、私は今日も当たり前のように1日を終えようとしてる。
明日のやるべきことを数えて、めんどくさいなあなんて思ったりして、明日が来ることのありがたみなんて忘れてる。
ふと思い出しては、胸が締め付けられるけれど、それでも手は届かずに、日常は続いてく。
ちゃんと分かっていないだけかもしれない。頭が悪いのかもしれない。
でも、誰も理不尽に明日を奪われないでほしいと願うことは、たぶん間違ってない。
みんなが、優しさを選べたらいいのにな。