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巫女伝承「旭神子」を解く

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名取老女にはもうひとつの顔をもつ「旭神子(あさひみこ)」がいます。なぜ、熊野の名取老女はアサヒと融合したのか?旭神子の伝承を紐解く民俗学の世界へ。
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2021年3月の記事一覧

【神社】指導者だった「アサヒ」の朝日神社

【神社】指導者だった「アサヒ」の朝日神社

ヘレンケラーも訪れた盲学校
仙台市上杉(視覚支援学校:宮教育幼児教育機関)の
視覚支援学校のすぐ裏手にあります。

旧:宮城県立盲学校です。ここに朝日神社があります。

旭神子が盲巫だったことに由来し、
支援学校のそばに建てられたそうです。

視覚支援学校の歴史は、昭和8年、口話教育法を採用。
昭和10年、東9番丁第二女学校として成立。

ここに、ヘレンケラーが二度も訪れています。

※宮城県立視

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【信仰】岩蔵寺は女性を主とした霊場地

【信仰】岩蔵寺は女性を主とした霊場地

広い霊場地だった志賀の岩蔵寺
名取老女(旭神子)の生誕地が、
岩沼の志賀の岩蔵寺と地元では伝わっている。

この場所は、大きな霊場地だったことがわかりました。

志賀は「江州志賀」の名称がそのまま志賀になったため、
滋賀県が由来。

本堂はなく薬師堂のみ残し、薬師堂内は平安後期の如来坐像との事。

広い複合施設があり、岩沼と川崎を結ぶ街道にあり、
入口の地名が「鳥居原」でした。

山王権現社、不動

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