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愛媛新聞 季のうた 2021.2.8


土肥あき子氏が愛媛新聞の「季のうた」で拙句をご鑑賞くださいました。

ゆくりなくひとなつかしき針供養  里美『森の螢』

針供養は、使い古した針を、神前の豆腐に刺して供養し、裁縫の技芸の上達を願う行事。

この句を詠んだときは、新型コロナウイルスの2020年の緊急事態宣言発令の直前の頃でした。

針供養の俳句をつくろうと、荏柄天神社へ出かけると、俳句仲間にばったり。晴れやかな仲間の笑顔は、まさに春のあかるさでした。

境内では、なつかしい方との出会いも。近況や思い出話に花が咲きました。

神前には、紅白の梅もひらき、うっとりとした日から、もう一年。

境内には、今年の梅の花が何事もなかったように、ふくよかな香りを放っているでしょう。

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