【FLOW】アニソンとロックの壁を壊すってなんやねん【FTF2024】
お前誰?
一介の音楽好きです。アラサー女。
ライブが好きで、波はあれど15年ほど何かしらの生演奏には足を運んでます。
バンドのライブに行くことが多いですが、たまにゲーム音楽のオケコン行ったりもします。
ニコ厨(死語)だったので、歌ってみたとかも好きだったしゲーム実況者が歌うライブとかも行ってました。
どんな音楽が好きだったか
大元を辿れば、少年漫画原作アニメの主題歌で触れたアジカン、FLOW、ORANGE RANGE、DOESなど。
斜に構えた思春期過ごしてたので、テレビに出るアイドルを好まずにSCHOOL OF LOCK!聴いてました。
大学デビューで軽音やろうかと思ったら上記の好きなバンドを鼻で笑われ、悔しく思いながらもロックフェス出演者を調べてみた。そこで、10-FEETを知る。その後は対バンやサーキット、フェスなどで数多くのバンドと出会う。2024年に多く見てるのはROTTENGRAFFTYとSHANK。
アニソンとロック
表題の件。
アニソンという文化が今のように市民権を得る前後に、そういう音楽を好んでいた。実際、アニメ(笑)と下に見られてるのも体感してる。
これ書こうと思ったきっかけのX(Twitter)の投稿(おすすめ欄で見た)とそれへの返信があるのだが、
「アニソンにもこんなにロックがある」なんて、楽曲の話なら、現在はもはやありふれまくってるだろう、と思うわけですよ。
鬼滅の刃のMAN WITH A MISSION、映画スラムダンクの10-FEETがタイアップでヒットして紅白に出たんだもの。
こっちからしたら昔からfly againしてその向こうへ行ってたんですけども。
壁はいずこに
じゃあ何が壁かって言われたら、自分はライブの楽しみ方のスタイルが一つの大きい壁だと思ってるんです。
アニソンライブは指定席でペンライトを振るスタイルが主流。
ロックは身一つスタンディングで、動いてナンボ。
実際のところはアニソンでも光り物のレギュやオタ芸・コールはウザい、ロックはすぐモッシュダイブで学級会、とジャンル内でも一枚岩ではないが。
それにしたって、アニソン現場とロックの現場のかみあわなさだと一生客が対立する。異文化の楽しみ方を拒絶する。ありがち。お互いに「邪魔!わかってない!」って思ってる。
アニソン好きからしたFLOWフェス
曲の世界観に触れたい、ならそりゃあ座席指定で落ち着いて観られるのがいい。
今回初の試みだったFLOW THE FESTIVALの会場はぴあアリーナで1ステージ(とサイドにサブ)
この構成なら座席指定で正解だったと思ってる。
ホール公演にでも行かないと落ち着いて楽しむのは難しそうなKEYTALKを指定で観れるのも悪くない。義勝はお大事に。
しいていえば、タイアップモノをほぼやらずいつも通りの夏フェスセトリのレンジがアニソン期待の層にどう映ったかは気になる。個人的にはこれはロックフェスしに来てくれてるな〜と好意的だけど。
ライブキッズからしたFLOWフェス
オーイシマサヨシとかはアニメサイドでないと観れへんよな。いいよな。
間違いなくカッコいいと思うのにFLOWと同じくロックフェスに縁遠そうなBURNOUT SYNDROMESをデカい舞台呼んでくれるのも好き。
でも遊びたがりからしたら、やっぱ同日のデッドポップが羨ましくて。
あっちはあっちで、アニソンイメージもそこそこあるLiSAとかYOASOBIで遊び倒されてるわけよ。
主催のSiMからして、世界でバカ売れの進撃の巨人の曲があるからな。
TRIPLE AXEみんな一応アニタイあるもんな。
セットリストの話
これも色んな界隈で定期的に学級会になる気がするけど、ワンマン以外の時のセトリな。
全部ど定番に固めるか、マニアックに攻めるか。
「主催の時くらいはちょっと攻めてくれてもよくない?」くらいに自分は落ち着くんだけど、まあ2日とも全部アニメタイアップ曲でしたね。
好きなアニソンやってくれた!っていう体験を満たすことを第一に考えてくれてるんだと思う。
TAKEならそうする(ヒンメルもそうしたと思う)ってFTPのメンバーセレクト見ても思うもん。
で、壁壊したいんですか?
自分は、アニソン側にタイアップ曲でロックミュージックを広げる役割はすでに十分果たしてくれてると思ってます。たくさん作ってくれてありがとう。
でもさ、アニメタイアップじゃない曲も世の中の人たちに聞いてほしいと思うのはわがままですか?そっち側壊す気はない?
アニソン並みに盛り上げられないこっちの力不足ですか?そうだよな、アニメを冠した時の方がチケットは売れるもんね。ごめんなさい。
新宿のアニ縛スタンディングとかは、壊したかった結果の一つなのかなって思う。
私は彼らが発する「ライブハウスマナー」とかいうワードをそういう意味とは捉えてなかったから、セキュリティーいてダイバーでたって聞いて驚いた。
やっと感染症対策の制限なしでOKになった時期で、直近は手に何か持つことが多かったから普通のスタンディングに戻すくらいのニュアンスだとばかり。
だって学級会になるの分かりきってるじゃん!(案の定だった)
他のロックバンドという壁の向こう側
FLOWってシンプルに普段の対バンが少ないよね、昔から。
ワンマンが当たり前だから、固定客はもちろんFLOWがとにかく好きで、他はそこまで…となるはず。
でもお行儀はいいからたまに対バンとかイベントあるとちゃんと観て迷惑かけずに楽しんで「FLOWファンはあたたかい、優しい」と言われてきたイメージ。
なんかバンド側も客も「優しいいい人」だけど、そこ止まり、みたいな。
あまりロックな方面に呼ばれないの、そういうとこもあるんでは?って印象あるんだよね。
色んなとこで見かけるライブバンド達、みんなズブズブに対バンばっかしてて軽口叩き合ってフェス呼び合って枠が無い!ってなってる。あえて入り込む隙間なさそ〜と思う。距離感全然違う。バンド側がアレに入り込みたいのかどうかは知らん。
客側としても優しさが好きならあんなガラ悪いやつら(他バンド、とそのファン)と関わりたくないんじゃん?みたいな
でもたまーにやる対バンで突然変異的にガラ悪ヤンキーに引っかかって帰って来れなくなる人が出るんだよな。逆で優しさに絆されてこっちくるパターン少ないのに。
人は、より刺激を求めてしまうのかもしれない。
むしろ壁に登って人集めたら?
TAKEはスタンドか椅子ありかとアンケートしてましたが。
席があろうがなかろうが、ペンライトあろうがなかろうがぶっちゃけFLOWの時はそんなノリ結局変わらんでしょ って思ってます。正直ね。
好きな場所選べるかどうかってだけで。
定位置から動かんで、腕上げる、腕振る、その場で飛び跳ねる。タオル回す。KEIGOの煽りについていく。コーレスを返す。TAKEの茶番にのる。
初心者を置いていかないっていう面では最強だと思ってる。易しく優しい。
良くも悪くも強いメッセージを発することがないから。
「楽しんでこうぜ〜!」だけだよ。
色んな楽しみ方知ってる人からしたら逆に窮屈だったり薄く感じるときもあるかもしれないけど。
そんな具合に、ちょっと高いとこの境界上からゆるっと色んな人をおいで〜って集めて、土台固める方があってそうなのにな。
P.S.
チケット代とキャパ設定は慎重にしてくれマジで
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?