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【勉強時間1か月】応用情報受験体験記-2022-秋

この記事は「2023毎週アウトプット企画」の記事です。

2022年秋に応用情報技術者試験を受験してきました!

結果は🎉合格🎉でした!これで応用できるエンジニアです!
私も応用情報前にはたくさんの合格体験記を読み漁りましたので、私みたいな方のためにこの記事を残します。

基本的なことですが、合格体験記は人によって様々です。3か月前から勉強した人、ノー勉で受かった人、落ちた人、多々いるうちの一人ですので、あくまでも参考程度にお願いします。私が応用情報のためと意識して勉強したことをすべてリストアップしますが、抜け落ちや、日常生活で実は受験に生きてきたこともあるかもしれません。そこはご了承ください。

そもそも応用情報とは

体験記ですが、応用情報とはなに?という方向けに簡単に解説をします
応用情報技術者試験(APと略します)はIPAというところがやっている情報系の国家資格の一つです。

IPA 情報処理技術者試験 試験区分一覧より

見ていただければわかるように、基本情報技術者試験(FE)を応用した試験となっています。内容としては、エンジニアでAPを取っていれば「いろんな分野の基礎は知ってるよー」レベルだと思っていただければいいと思います。(応用といってますがエンジニア的には基礎)

難易度としては、合格率が25%前後ですので、なかなか難しい方の試験ではないでしょうか。詳しくは応用情報技術者試験ドットコムをご覧ください。

始める前の初期状態

私は高等専門学校の学生、いわゆる高専生です。しかも情報系を専攻しているので、授業等で論理回路やソート程度のアルゴリズム、Cでのポインタなどは知っていました。また、AP合格前の春季試験でFEに合格していました。それ以外では、PHPをバイトで触っているくらいです。
まとめると
・情報系専攻
・FE合格
・技術バイトができるくらいの技術力
・授業で低レイヤの知識も多少あり

といった感じですね。ある程度の知識はあったのでAPの本を読んだ時もそこまでわからないことは多くありませんでした。
ですので、
・APの本を読んだときに、しっかり読めば何を言ってるか理解できる
・FEはもう合格できる

くらいの方が同じくらいのレベルでしょう。

受験2か月前(8月)

本の購入(8月17日)

会社に提出するための、領収書が残っていたので確実な日付がわかりました。応用情報の本を買ったのは8月17日20:41です。

ここで、少し遅くね?と思った方その通りです。めっちゃ始めるのが遅いんです。体験記を見る限り、3か月前から勉強してる人ばかりです。この年のAP秋季は10月9日なので二か月切ってます。アワアワしないといけないのに、この次の日勝浦に友達と遊びに行ってました。アホ


さざえ

楽しかったですね。めっちゃ話がそれましたが、まだ勉強してないです。机の上に本置いていきました。で、そのあと家族と京都行ってますね。で、原神とGTA5にハマってますね。アホなんかな。勉強しろよ

で、いよいよ勉強を始めたのが、8月29日。あと1か月と10日です。
(ツイ廃なので、自分がやってること考えていることは全部ツイートしてるのでべんりですね)

受験1か月前(9月)

本を読み始める(8月29日~9月14日)

ここから、受験勉強を始めました。ようやく本題に戻ってきましたね。
何から始めたかというと、まずは「知識をつけるところ」からです。
APは範囲が広く特にストラテジー系などは普段触ることが一切ありません。そのため、知識をつける👉問題演習という流れで行く作戦を立案しました。
その時に使ってたのは、応用情報技術者試験ドットコムでも、おススメされていた「応用情報技術者 合格教本」です

この本で勉強した感想はやはり、内容が濃くて広いです。FEはどちらかというと、まだ内容が薄くて広いぐらいでしたが、応用はそれを全部掘り下げたという感じがしました。内容は勉強していただいた方が早いと思うので、触れませんが、全体的にFEで勉強した内容がないとすぐには理解できないなという感じがしました。

やはり、「応用情報技術者試験」と言ってるからには、「基本情報技術者試験」の合格を前提にしないといけないのではないかと、思いました。逆に言えば「これ、FEでやったことがある!」といったものが、多々あり、FEが合格できていればその内容を詳しくしただけですので、比較的簡単に知識を付けられるのではないでしょうか?

本は、1周軽く流し読みして、分かりにくかったところは2周しました。正直、ここら辺にTOEICや岩手旅行などもあった為、やる気が出なかったのもあります。だいたいですが1周してそれで教本を読むのは終わりにしました。だいたい読んだし、あと本読むのつまらなくて飽きてしまったという感じでしたね。そこからは、またしばらくAPのことを忘れてゲームやほかのことをしていました。(ここで、AP一か月前

過去問グルングルン(9月14日~9月30日)

無事TOEICや盛岡旅行も終わり、APの過去問の問題演習を始めたのですが、それが9月14日、AP3週間前です。しかもたったの5問。

応用情報技術者ドットコムの履歴は全部乗ってるので楽

今思うとはっきり言って、ダメすぎます。これで受かったの奇跡に近いです。参考にしちゃだめです。そこから九月終了まで1942問の演習を行いました。

意外と頑張ってる

多分、ここでちゃんと勉強したのが良かったのでしょうね。
よく見てみると、基礎理論、開発技術、プロマネ以外は全部60%を超えています。結構いい感じですね。プロマネが46.5%なのでちょっと危ないかなという感じです。APはとにかく反復です。問題を解いてグルングルンしてるとすこしずつ理解できてきます。

午後選択は自分の得意分野を

午後についてなのですが、これはツイートがなくて、分かりませんでした。ただ、私は、アーキテクチャ、ネットワーク、組み込み、監査を選びました。とにかく、自分にあった分野を見つけて、そこだけをとにかく勉強するというのがいいと思います。

また、午後は筆記ですので文を組み立てることに慣れておこうと思いました。結局過去問グルングルン作戦しかやりませんでしたけどね

何の分野がいいのか、というのはなかなか難しいところです。私はとにかく全部解いて自分が解きやすかったときのものを選びました。ほかの方の合格体験記に、分野の詳細な解説がありますので、そちらも併せてみていただくといいと思います。

【午後選択】システムアーキテクチャ

これはプロマネをしてた経験からシステム全体がどうなってるのを考える特訓ができてきたというのがあると思います。また、何か専門的なことが必要というよりか

「どういうデータが来るとこうなる」
「どういう仕組みでプロダクトがサービスを提供する」

総合的な視点で考えると、意外と問題そのものが単純だったりするので、ここが得意でした。
もちろん、関連する分野が多いので大変かもしれませんが、論理的に考えられることが得意な人は取りやすいと思います。

【午後選択】ネットワーク

これは私がネットワークが好きというのがあります。ネットワークスペシャリストを取りたくてAPを取ったところがあるので、ここは好きが効いたのではないかと思います。問題としては、知識があれば解けるという感じで時間に余裕があれば勉強してチャレンジするのがイイのではないでしょうか?

【午後選択】組み込みシステム

組み込みは、とにかく皆さんにお勧めします。アーキテクチャよりも分かりやすいし、単純だし簡単!本当に単純です、過去問を解けばわかりますが、一番簡単なのではないでしょうか?

【午後選択】システム監査

これは、社会に出られている方ならノー勉でも結構取れる分野だと思います。そもそも監査という問題の出し方は、不正が起こりうる可能性を指摘するという感じです。つまり、文章をよんでると「ん?え?それいいの?」みたいなツッコミが起こりやすいところがあります。権限設定が正しくなかったり、裏ルートがあったり謎解きみたいで少し面白いです。

午後対策総括

午後問題は5問(うち4問を選べる)ので、そこは早めにどれが行けるかを決めてとにかく過去問を解くのがいいと思います。
後は、過去問の正答の文を知り、似たような解答ができるように特訓しました。部分点があるのか怪しいですが、模範解答に似た答え方ならば、減点されにくい、ないし、加点されやすいと思ったからです。

結局は、過去問グルングルンやろうってことです

受験前(10月)

過去問グルングルン(10月1日~10月8日)

とにかく、焦っていました。

全く上がらない正答率
ちっともやってない午後問題

ということで、大変でした。皆さんはこうならないように気を付けてください。

このころはもう、教本は読まずとにかく過去問をグルングルンしていました。

午後は基本的には80%を超えるようになりましたが、午前がいつまでたっても80%を超えられません。
そこで、出題範囲を変更しおススメの期間の平成28から令和3年春だけをやるようにしました。

勉強終了(10月8日)

最終的に86.5%の正答率が出るようになりAP前日となりました。そこからはもう勉強してませんでした。ここまでで分かったように、とにかく過去問を回すことしか考えていません。最終的な過去問の回答状況です

全期間で3500問以上を解く
達成度は70%です。
AP前日にやった直近の過去問は69.2%でした

受験前のまとめとしては
始めるのが遅かった
・本を読むのは1週間だけ
・過去問をとにかく解いて、8割できるようにした
・午後は自分の得意な分野だけを集中して取り組んだ

このような状態で受験当日を迎えました。

受験当日(10月9日)

受験前

証明写真も受験票も準備万端で迎えますが会場に到着して

まさかの時計を忘れる失敗をしてしまいました。この時点でメンタルぐちゃぐちゃです。とにかく、少しでも早く解いて途中で打ち切られないようにしようと頑張りました。

・受験票
・照明写真
・筆記用具
・時計
・弁当
は絶対に忘れないようにしてください。時計ないと本当にあと何分かわからなく死にそうになります。

午前終了

午前は比較的早く終わり、3人目くらいで退出したと思います。手ごたえとしては、比較的うまくいったが少しミスしたかなという感じでした。とにかく時間がわからなかったので、分かる問題か3秒で判断して、無理なら飛ばすとして解きました。その結果、9時30スタートして10時38分に終わりました。だいたい1時間で解き終わりました。

結構早く終わってしまったので、家から持ってきた弁当を食べ、解答速報を見ながら自己採してみましたが、70%を超えてたので午前は合格を確信しました。(解答速報は間違っていることもあるため過信は禁物です。ただ、70%超えてたら多少の誤差も許容だろうと思いました)

午後終了

午後も比較的遅めに退出しました。私が退出してすぐに、退出禁止時間のアナウンスがされたので結構ギリギリだったのでしょう。この回の午後は組み込みシステムがとにかく簡単でした。これは、Twitterで他の方も同じことを言っていたので安心しました。午後は、自分の得意な分野以外は勉強しなかったので難化したときの不安もありましたが、なんとか耐えました。

終了後(おまけ)

開放された気持ちとともに帰りましたが、解答速報と午後が大分違い情緒不安定になりました。

合否発表(12月22日)

APはFEと違い合否が出るまでに2か月かかります。午前だけすぐに出してくれてもいいと思うのですが、仕方ないですね。結果としては以下の通りです

合否結果

午前は8割超え、午後は7割超えです。

ちょうどいいくらいなのではないですかね。午後はちょっと安全ではないですが比較的うまくいったようです。やはりマネジメント系の点数が低いのが課題ですね。

まとめ

私の場合、始めるのが遅いせいで焦ってやるというパターンでしたが運よく合格することができました。学生ですので時間があり追い込む時間があったのがよかったのかもしれません。社会人の方にはあまりお勧めはできませんね。コツコツやるのが一番です(これは学生もですが)

範囲や内容は応用って感じですが、FEの知識を前提に勉強すれば
意外とうまくいくのではないでしょうか?

ぜひ、これから受ける方は
FEを予め取っておく OR それ相応の基礎勉強をする
過去問をしっかりと反復して解く
自分の得意分野の午後問題を見つける
ことが大事だと思います。

トータル勉強時間は8月29日から10月8日までの41日間
一日3時間毎日してれば(してないけど)120時間程度ですかね
よく何百時間で合格!とかありますけど、時間なんてちゃんとした尺度になる気がしないので、過去問の正答率や回答数を参考にしてみてください。

受け終わった感想としては、やっとIT関係がどのように相互関係しているかが理解できてきたなと思いました。ITは様々なレイヤがかかわりあって成立してるので、このように広い分野の知識を持っておくことは、仕事のせいで知識が1分野に偏りがちになるエンジニアにとって大事だと感じます。あとは、基本的な技術知識は持ってるよと証明できるのはうれしいですね。
おまけですが、これで二単位手に入れました。

今後はネットワークスペシャリストなどの高度試験にも挑戦していきます。

以上で体験記はおしまいです
応用情報を今後受ける方の力になればと思います。

ここまで、ありがとうございました。

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