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聞くだけの教材で英語は話せるようになるのか?

教材名はあえて控えさせてもらいますが、あまりにも沢山の人に、

聞くだけの教材で本当に英語が聞き取れるだけでなく、話せるようになりますか?

という質問を頂くので記事にします。

長い記事になってしまいそうなので、
3本立てでお送りしていきます。

今回は、
聞くだけの教材で話せるようになるのか?

2本目
聞くだけの教材で聞き取れるようになるのか?

3本目
どうやったら聞き取れるようになるのか?

を、お伝えしていきます。

聞くだけの教材で話せるようになるのか?

私の友人で、
・日系二世
・日本人と国際結婚をした人
・日本で仕事をしている外国人

このような人達が沢山います。

よくある話が、海外生まれの日本人。日本人の両親に日本語で育てられて、
幼稚園に入る頃まで日本語で育てられて日本語を話すのですが、ある時を境に日本語で話かけても英語で返すようになり、気が付いたら聞くのは理解できるのに日本語を話せなくなっていた。

こんなケースもよくあります。

旦那様が外国人で奥様が日本人。日本在住が長くなっても旦那様は日本語が話せない。しかし奥様が日本語で話している会話の大半は理解できる。

両者とも日本語を聞く環境にあるから理解はできるけれど話す事がができない。

なぜこのような事が起きるのでしょう?

リスニングとスピーキングの違い

コンビニにいくと『こんにゃく畑』というゼリーが売っていますよね。

あなたは、『こんにゃく』を漢字で書くことができますか?

多分、漢字では書くことができないけれど、
蒟蒻畑と見たら読む事ができるのではないかと思います。

ここで何がお伝えしたいかというと、
漢字を読む ⇒ 受動的
漢字を書く ⇒ 能動的

英語のリスニングとスピーキングもこれと全く一緒で、

聞き取る=音を認識して意味を理解する事。→受動的。

話す=頭の中にある事を音(言語化)していく。→能動的。


聞き取るのが受動的に対して、話すのは能動的な作業なので能動的に話す練習をしなければ話せるようにはなりません。

それですので聞くだけの教材で英語が話せるようになる確率は極めて低いでしょう。わかっていただけましたか?

次なる疑問

ここで疑問になってくるのが、

話せるようにならなくても、
聞くだけの教材で聞き取れるようになるのか???

日本語を聞く環境にあった日本人の親を持つ外国で育った子供達や日本人の奥様を持つ外国人の旦那様が日本語を聞く環境にあるだけで聞き取れるようになるのであれば聞くだけの教材を聞き続けるだけで英語のリスニングができるようになりそうですよね。

果たして聞き取れるようになるのか?!

次回の記事で詳しく検証していきますので、楽しみにしていてください!

最後に

今回の記事の復習用の動画もYouTubeにアップしてあります!
https://youtu.be/75Zswmi5UGU

ネイティブ・マインドセット主宰 KENTA's Profile

中学時代にアメリカ・ユタ州にある信号が1つもないような田舎町に英語力ゼロの状態で島流しされ、高校卒業まで過ごす。大学はアリゾナ州フェニックスにあるキリスト教系の大学で聖書神学を学び、卒業後にキャンパス牧師として数年働く。20代後半で日本に帰国し、複数の英会話スクールで講師を務めるかたわら、予約が取れない英会話初心者のためのセミナー開催や、英会話系メルマガ最大規模の読者4万人を誇るメルマガの執筆、英会話ノウハウ本の出版や雑誌掲載の実績もあり。英語力ゼロからバイリンガルになった経歴を持つため、通常のネイティブ講師とは異なり、英語を話せない人の気持ちが理解できるだけでなく、自身が英語を話せるようになったプロセスや日本人の弱点などを筋道を立てて説明できるので、「何をすれば英語が話せるようになるのかが分かる」と生徒やセミナー受講者から高い評価を得ている。


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