「表現の自由戦士界隈」への疑問

ラムザイヤー論文を翻訳して内容を解説している有馬哲夫教授が誹謗中傷を受けています。

「慰安婦問題」として「日本軍による強制連行」「性奴隷」といった捏造をしている連中についてはもういいでしょう。

ここでは「表現の自由戦士界隈」への疑問について。

本件は学問の自由の問題ですが、現在有馬教授に対して行われているのはその次元ではなくネット上での表現の自由に対する問題にまで発展しているからです。

「表現の自由」が最も脅かされれる場合⇒【検閲】

「表現の自由」が最も脅かされれる場合とは【検閲】です。

だからこそ憲法21条2項第一文で明示的に禁止されています。

検閲とは長ったらしい判例定義がありますが、ざっくり言うと行政が発禁することです。

では、歴史上そういう例はあったのか?

ありましたよ。しかも明確に対象が明記されています。

プレスコードに記載された「朝鮮人への批判」

削除および発行禁止対象のカテゴリー(30項目)があり、言及すら許されないものと批判が許されないものがあります。以下は禁止された批判を抜粋。

SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
極東国際軍事裁判批判
GHQが日本国憲法を起草したことの言及と成立での役割の批判
検閲制度への言及
アメリカ合衆国への批判
ロシア(ソ連邦)への批判
英国への批判
朝鮮人への批判
中国への批判
その他の連合国への批判
連合国一般への批判(国を特定しなくとも)
満州における日本人取り扱いについての批判
連合国の戦前の政策に対する批判

「アメリカへの批判は封殺される」というようなことを私も高校の教師から聞いたことがありますし、実際にそういう現実はいろんな書籍に書かれ、また、語り継がれてきました。

しかし、他のものについてはほとんど聞きませんよね。

唯一、インターネットが台頭してからは朝鮮半島・チャイナへの批判が封殺されてきた事実が広まりましたが、ネット上ですらロシアの情報工作についてはあまり触れられることがありません。

満州引き上げ民に妊娠させられた女性が多かったことから現在の母体保護法の前身である優生保護法で堕胎について定められたことなど、ほとんど知られていないでしょう。

朝鮮半島・チャイナに関するタブー

朝鮮半島・チャイナに関しても、マスメディアや自治体には未だに検閲の影響が残っています(自治体は同和・部落タブーも根強いが)。

その一例として指名手配犯なのに通名だけで報道する朝日新聞記事など。

批判を許さないタブーの積み重ねが生んだのが朝鮮総連の固定資産税免除措置の審査が甘い問題と言えるでしょう。菅義偉議員が総務大臣前後にこの問題に取組まなければ解決しませんでした。

しかし、タブーが長く続いたため、「南京大虐殺」「731部隊細菌ばらまき」や「慰安婦強制連行・性奴隷」などといった捏造が横行してしまいました。

そうした言説が払拭し切れなかった結果、文化芸術分野、つまりはマンガアニメの領域にも影響が出ています。

そのほか、鬼滅の刃の炭治郎の耳飾りの旭日様のデザインが韓国での放送時に戦犯旗を連想させるから、といってデザインが差し替えされて放送される、といったことも起きています。

旭日旗についてはつい先日も以下のようなことがありました。

「表現の自由戦士界隈」は何をしているのだろうか?

さて本題。

ネット上では「表現の自由戦士」の人たちがいます。

彼らは今、Vtuberに対する誹謗中傷問題について熱心に騒いでいます。

私もTwitterでこの界隈の発信を眺めているのですが、彼らの多くは2次元表現の話題にのみ反応することに終始しており、なぜかより根本的な表現の問題である話には無頓着なのが非常に不思議です。

もちろん、表に立って活動されている方々に要求する趣旨ではない

彼らだって「守備範囲」があるだろうし、今現在だって嫌がらせ・脅迫を受けていて大変なのだろうから、そこは問題ない。

しかし、彼らの発信を追っている人たちや表現の自由戦士を自称する人たちは、支離滅裂なTwitterフェミニストを雑魚狩りするのに勤しんでいるだけで、表現の自由そのものには興味がないんだろうなと私は思っています。

似たような事はいわゆる保守系のネットユーザーらの慰安婦問題や拉致問題に対する態度にも感じています。

アメリカポリコレ・BLM・LGBT運動・ジェンダーフリー…「政治の方」からやってくる2次元規制

アメリカポリコレ・BLM・LGBT運動・ジェンダーフリー…

それらのせいでマンガ・アニメ・ゲームのキャラクターの描写に変更がかけられ、或いは最初から一定の方向付けがなされ、ある表現がされなくなるといったことが起きています。

そして、ちょっとでも「何か」に反しているとされたら炎上。

こうした表現規制の前段階に、現実世界での事件などがありました。

ジョージフロイド氏が警官に首を膝で押さえられたために死亡した事件。

しかし、それに端を発した放火・傷害事件が発生したにもかかわらず警察は放置。警察が入れない地域、みたいなものも一部で出現。

黒人に関する話で言えば、まずリアルワールドの政治界隈でこういうことがあり、それが2次元の世界に波及してきたという因果関係

2次元規制はその二次的な影響を受けてるにすぎません。

アメリカや韓国の表現の自由を守らないのか?

画像1

上掲画像のようなデザインの韓国の小学校エンブレムは多数確認できます。

ところが、最近では「日帝残滓清算」として学校のエンブレムを変更するところが出て来ています。

韓国人は嘘の歴史を教えられてて、それによって自分らの表現すら奪われているということを自覚しているのだろうか?それとも、それすら日帝残滓清算のためなら仕方がないと思っているのだろうか?

ついには「放射線状のデザインに似ているものであればなんでも日帝残滓だ」のような感覚で太極旗=韓国の国旗を塗りつぶすという韓国人アイドルが出現してしまう始末。

これもう韓国人自身も被害者ですよね?

表現の自由戦士界隈の人たちは、アメリカや韓国での表現の自由を守るためにも、アメリカ的ポリコレや韓国の(北朝鮮の)VANKらや日本国内の彼らへの同調者の圧力に対抗しなきゃいけないハズなんですよ。

それは同時に衛星的に日本の、日本人の表現の自由を守る盾としても働いてくれるわけですから。

それが2次元に抗議・規制・抑圧が及んで初めて騒いだところで氷山の一角に過ぎないわけで、より根源的な部分から世論を喚起していかないと、後手後手になってしまうのにな、と思うわけです。

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