日本のおっさん社会の2枚舌
武井咲が結婚を発表した。デキ婚。順番を変えたことを言いたくないがために、授かり婚とかいうそうだが、言い方なんてもはや、もうどうでもいいと思う。
慌てているのは、武井咲をCMに起用している各社だ。「清楚なイメージ」と勝手にシールを張っている人々もいるが、本人への過去の取材をたどるかぎりでは、本人は全くそのつもりはない。「美人な少女は清楚」というおっさんの決めつけに過ぎない。
結婚なんかまってたら、ますます子供が産めなくなってしまう。男性も女性も年をとればとるほど子供ができなくなる。厳しい現実だ。
そもそも妊娠なんて、予期できないものだ。ところが、日本の社会では、「仕事の予定が」と非難され、子供が熱をだして休んだら「仕事をおろそかにして」と非難する。会社にいる時間が長ければ長いほどえらいとおもっているおっさんに言われたくないと思うだろう。
清楚なお嬢様が、結婚して、専業主婦になり、男性は何もせず、身の回りのことはすべて、家政婦兼ベビーシッターの妻に任せる。こんな妄想が男性の考え根底にあるかぎり、世間の非難は消えないだろう。
日本政府に象徴されるおっさん社会は、産めよ増やせよという割には、妊娠したら「仕事をどうするんだ」育児では「手伝ってやっているのに何が不満」「女性を活躍できるような政策をめざす」と他人事。
いったいどっちなんだと思うが、個人レベルでは男性は子供は増えてほしくないと思っていると思う。
統計データからわかるように「日本人は絶滅危惧種である」という現実を無視するおっさんが多すぎる。
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