2 ダンサーになりたくて

前回からの続き。

そんなこんなで衝撃のクラブデビューを果たした自分…。

何かしたい！
ただ ひたすらに何かしたい！

思春期に そんなおもいをされた方いますよね〜？d(￣ ￣)

当時 高校一年生だったわたくしにとって「クラブ」とは、それぐらいの体験だったのです！

かと言って、誰か知り合いが福井のクラブシーンにいるわけでなし…。
悶々とする日々…。

ある日 何氣なしにテレビをつけると そこには様々なジャンルのダンサー達が！

そうです！
知る人ぞ知る 伝説的番組！
その名も！

『少年チャンプル』|(￣3￣)|

それを見ているうちにおもったわけですよ…。

「踊りなら俺もできるじゃん」

そして始まる練習の日々！
(お笑い芸人 ナインティナインの岡村さんや ガレッジセールのゴリさんがやるようなブレイクダンスに憧れた)

場所は自宅の仏間！

仏壇を目の前にし、畳の上でヘッドスピン！！

うおぉぉぉぉー！
畳に擦れて頭が燃えるぅぅぅぅぅー！！！

これも試練だ！！

お次は伝家の宝刀ウインドミル！！

やべ！足で蹴って障子(しょうじ)やぶれたー！！！

母「アンタはいったい何をやってるのー！！」

すんまへん…。

ひいじいちゃん、ひいばあちゃん 安らかに眠っておくれ…。
騒がしくしてるの俺だけど…。

結局 練習しても大技ができなかったとです…。

もん…。
悶…。

そんなこんなの日々ですが、それなりに深夜徘徊は はかどっていたわけで。
(360度田んぼの農道)

夜0時にコンビニに行き 朝6時まで立ち読みするという勤勉っぷり。
↑迷惑極まりない。

今日も変わらずとおもいきや…。

休憩しようと(何回もいうけど立ち読み)外に出ると

「真っ赤な髪にカチューシャをつけ 2B鉛筆で書いたような細ーいキュンキュン眉毛」のヤンキーが自分に一言…。

「オメェこの前 祭りにいたやろ？俺 そん時 オメェのことボコろうとおもってたんやってな〜。」

…。

からまれたー！！！

(心の声)
え？！
この前？！
祭り？！(地元の集落のやつ)
確かにいたけど！
俺？！

「オメェ ガンつけてたやろぉ〜？」

(心の声)
してませぇんー！！！

暇つぶししてたら 暇つぶしたいヤンキーに難癖つけられたー！

俺も漢だ！
やるときはやるぜ！
持ちうる全ての力を振り絞って！！

へりくだる！
へりくだる！
へりくだる！

愛想笑いにゴマすって！
もひとつおまけにペーこペコ！

その甲斐あって危機を脱出…。
(過酷な戦いだったぜ…。)

結局は彼の勘違いだったわけで、話してるうちに「オメェ面白ぇな！」ってなことに…。

同い年で家もめちゃめちゃ近くて(学区が違うため16年間 お互いの存在を知らなかった)最終的には電話番号を交換。( ；∀；)

人生初のヤンキーとの遭遇に、その日はドキドキして眠れませんでした…。

そんな彼の名は「レジスタ」

思いもよらぬ出会いから数週間後　予期せぬ再会を果たすことになります。

そう…。

「クラブ」で…。

続く。

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