日記:元カレもマッチングアプリもいや。
元カレの呪縛が解けない。
気にしている自分が1番ダサいのはわかっている。気にしてたら負けなのもわかっている。
はじめて大失恋をしたとき、今回の比ではないくらい病んだ。大袈裟でなくしんでしまいそうな勢いで、自分がコントロールできなくて、毎朝目覚めた直後には”起きてしまった”という【絶望】しかなかった。
そんな毎日で、女の子2人のポッドキャストを聞いていたとき「失恋って慣れるじゃん。しっかり辛いし病むんだけど何度か経験すると”ああ~またこの感じね”ってなるんだよね。」と話していた。
当時はなにを言っているのかさっぱりで、この感覚に慣れる??そんなことなら恋愛ってラクじゃん!!と憤った。
でも、今はわかる。
しっかり辛いし、泣いてるし、後悔しているけど「またこれかあ。」って感覚も確かにある。
交際期間が短くて遠距離、あとから女と会っていたことが判明して後味が悪かったりと傷が浅いのもあると思う。
未練がましくいつまでも書きたくないけれど、SNSで繋がっているせいで傷つくことが最近またいくつかあった。
フォローされていない彼の新しいアカウントを見つけてしまい、重いわたしは度々見ていた。そうしたら最近になって性病になりそれをネタにしていた。苦笑
逆算すれば別れて2週間後にはほかの女の子としていたわけで、わたしへの未練の欠片もないことが苦しかった。
悲しいとか怒りよりただ、苦しかった。
身体だけのチャンスならわたしだってあった。それも、タイプの人から。
でも、当たり前にそんな気にはなれなくて、こんな求め方しかさない事実に消えたくなりそうで、大好きなスタジアムに仲間といる時間以外は全て楽しいフリに必死だった。
性病なんて気持ち悪いし、引きずる価値もないし、友達はみんな「こんなひとだったの!?」と驚き、怒ってくれる。
別れてよかったと頭ではわかるけれどすっごく苦しい。
大好きだった事実が簡単に変えられないの、わたしだけなのかな。
確実に存在した温かい時間を、ひとって簡単に忘れてしまうのかな。存在すらしていなくて、全部彼の演技だったのかな。
彼とSNSで繋がることが辛くて、2つある彼のアカウントのうち1つをブロック解除した。
全て切れなかったのはわたしの意志の弱さ。
「なんでブロ解。」
「本当に大好きだよ。」という最後の別れの言葉をもらってからはじめてのライン。
「アカウント1個にしようと思って。」
「もう使わないんだ。」
「気分かな!」
「あね。」
友達から「わたしと彼氏の1年分のラインの量を1日でしてるよ。」と驚かれるほどポンポン交わした返信も夜中ごとに1通。
続けたくもなくて既読をつけて終わりにした。
はやく好きなひとが現れて、恋愛脳になっちゃって元カレなんてどうでもいい♩と全て切ってしまいたい。
現実はゲーマーでインドアな彼の「いまからおでかけなんだけどね!」という投稿が気になって泣きそうになっているくせに。
◇
期待はせず、無料ならなにもないよりマシと登録しているマッチングアプリ。
やり取りしているうちのひとり、Rさん。
1つ上の今年30歳。今は隣の県に住んでいる。
ありきたりなやり取りをしている中でずっと「地元に顔が似た人がいたような。」と思っていた。
人違いだったら失礼だと、こちらからは触れないまま数日間チャットをしていると、「歳も地元も近いので共通の知り合いいそうですね!」と思わぬチャンスが。
「写真と似ている人を知っている気がして。△中学出身ですか?勘違いでしたらすみません。」
「え!なんで知っているんですか?」
「接点は一切ないのですが、校内で見かけた記憶があります!」
試しにわたしが数人の先輩の名前をあげるとRさんは全員知っていた。
お互い興奮してすぐ電話に切り替えると小学校、中学校、中学の部活(男女別)まで同じだったことが判明。
中学まで一緒だったRさんは卒業後、県内1偏差値の高い高校へ進学。県内の国立大学へ。そのまま地元の市役所に務めて、今は給与が高いからと隣の県の県職員へ転職をしていた。
「早くて2年後に教員になろうと思っている。今は残業代も少なくて部活も見ないとだけど、法改正したら残業代が基本給4%から13%にアップするんだよね。」
元カレも元々カレも、仕事や社会人としての姿勢が本当に甘くてだらしなかったせいで、Rさんの経歴と考え方にはまず人として好印象しかなかった。
すごく賢いのに堅苦しくなく、雰囲気は落ち着いているしふざけた話で笑い合ったりもできる。
地元ネタに盛り上がるとごく自然に会おうという話しになった。
ただ、お互いに週末の予定は埋めたいタイプ。
空いている日がなかなか一致せず、試行錯誤してどうにか13日の夜に時間を見つけて会うことが決まった。
今年で30歳になるRさんは未来や次の恋愛のへの考え方が明確で、2回目の電話では少し突っ込んだ話しもできた。
「次に付き合うひととは未来を見据えた交際がしたいから駆け引きするつもりもないし、会ってみて”ないな”と思ったら気を遣わず切って欲しい。まだ会ってもいないけど話していて楽しいし、空気感も合うし、俺はいいなって思っている。少し離れているけど会いに行くのも苦じゃないし、教員に転職することになっても例えばなてちゃんがこっちに来たくなければ俺が地元に戻ったり、お互い働く土地は変えず県境に住むとか、方法はいろいろある。」
なんて伝えてくれた。
あまりにストレートで、地元ネタに笑っていた空気が一変し、「す、すごい勇気がありますね!」と気の利かない照れ隠しをすると「うん。勇気だしたよ。これからは伝えないまま無駄にしたくないし。」とこれまた率直に言われた。
口では何とでも言えるし、会って変わることもたくさんある。それでも彼の口から出る地元友達の名前はみんな誠実で真面目な印象が強い人たちで信用は高まった。
本音を言うとわたしがイマイチ盛り上がれない理由は”容姿”にある。
マッチングアプリで右スワイプしたわけだから絶対的に無理なわけではない。
ただ、一生眺めていたいくらいどストライクな元カレと比較すると、身長が結構低めで、顔の系統もタイプではない。
なにより、おでこが早めに後退しているタイプな気がしている。。。
まだ会ってもいないし元カレも忘れていない。
考えすぎず、当日は地元トークを楽しむつもりで行ってこよう。
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