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別れてから。

お別れして約4日。

昔の失恋に比べたら立ち直りは早いし元気に働いている。繁忙期に入ったけど気が紛れるし仕事は楽しい。だらだら続けることもできたのに時間やお金を無駄にしないためにもはっきり決めてくれた彼に感謝しかない。

あのあと、28日。

彼の夜勤サイクルが終わり時間が取れる日にゆっくり話し合うということになっていた。

正直、今更という気もしてこのまま声を聞かないほうがいいと悩んだ。

「ラインないみたいだし、話しても辛いなら話すのはやめておく?」

28日のお昼休みに彼からのライン。

「ごめんね。夜に話すときまで連絡しないほうがいいと思っていた。」

「ううん。大丈夫。でも話すの辛くなっちゃうし泣かせたくないし。」

そんな煮え切らないやり取りをしていたけれど、好き同士、付き合ってはいけても結婚はできない。

ズルズルと惜しむやり取りにも疲れて、今までの感謝を改めて送り、電話もしないことにした。

最後は「きりがないし、泣いてしまうから返事はいりません。ごめんなさい。」と卑怯に終わらせたのに、彼からは返事がきた。

「俺もたくさん一緒にれて幸せだった。歳が近くて距離も近くて全部があと少し噛み合えば全てうまくいったと思う。ありがとう、そしてごめんね。こちらこそ幸せにしてくれてありがとう。辛いけど、あとのことを考えたら早いうちにと思っちゃった。本当に大好きだよ。」


えーーーーーーーん(T_T)


現在(2024.09.01)の心情としては辛くて戻りたくて連絡したい泣、ってときと思い出さないし大丈夫ってときを繰り返している。

辛いときは大体、好きでもない男性と居るとき。
あなたじゃない!彼がいい!と、拒絶して彼が恋しくなる。

なんともないときは大体仕事中。
今年は冬まで繫忙期。忙しくて、やりがいがあって楽しい。
稼ぎたいし、ひまな時間を作りたくないし、仕事は苦ではない、残業も休日出勤は得しかなくて積極的にしている。

あとは大好きなサッカーを観にいっているとき。スタジアムの熱気や歓声、土壇場で状況が変わったり、どきどきで病んでいるひまなんてない。サッカー仲間も別れ話しどころか恋人の有無すら話さないサッカーばか(誉め言葉)の集まりだから普段とは別世界で本当に居心地がいい。

サッカー仲間のみんな、どうか結婚してスタジアムに来なくなるなんてことしないでおくれと願っている。


■別れてよかったこと。

・遠距離と金銭面
趣味のサッカー遠征に加えて遠距離恋愛は貯金なんて出来やしない。
ギリギリやっていけてもイベントや記念日には楽しみよりも冷や汗が止まらなかったと思う。交際期間がお互いの誕生日やクリスマスを避けていたのは、お金の面でも思い出が増えずに済んだという面でも不幸中の幸い、だろうか。遠距離自体に抵抗はなかったけれど自分の年齢を考えると未来が不透明になりがちな遠距離と6歳年下はリスクで相手にも重かった。

・共通点が少なかった
全てを受け入れろとは言わないけれど、スポーツで熱く応援する気持ちだとか推し活という生きがいがわかるひとならもう少し話題を楽しめたのかなと思う。ノリとかボケの面でも、わたしはふざけたいほうだけどそういうのは彼とはなかった。できなくても過程を楽しみたいわたし、結果や勝ちにこだわり彼、わたしがもたつくとため息をつかれることもあって悲しい思いもした。

・仕事への姿勢
書きたい気持ちと目をつぶりたい気持ちでなかなか書けずにいた彼の仕事への姿勢。夜勤や12時間拘束がある不定期な仕事を新卒で十分頑張っていると思う反面、自信過剰な発言、先輩・上司に失礼なんじゃないかと心配な発言がよくあった。1年目なんてひととしての基本である挨拶や時間の厳守が最も大切で成果や完璧なんて誰も求めない。彼は遅刻や寝坊をしていたし理不尽なことを言われたから言い返した、なんてことも度々話していた。先輩に褒めれたとか新人で1番成績がいいと話を聞くたびに「機嫌に波のある子どもな彼を、先輩はおだてて扱っているんだろうな。」というのがヒシヒシ伝わった。

そんな彼に、仕事の相談や愚痴を吐こうなんて思えるはずもなくさらに共通の話題は減る。恋人とはひととしても尊敬できてアドバイスをもらえるくらいの関係が理想だったし、頼れる存在でいて欲しかった。

■別れて失ったもの
好きな人と別れたわけだしたくさんあるけれど、大きく2つある。

・容姿が大好きだった。
失ってなお気付く。ドストライクであんなにもかっこいい人が溺愛して惚れてくれた、声も指も手足の長さも完璧でけんかしようが仕事の姿勢が悪かろうが大好きでいられたのはここが大きい。結局見た目なのも薄情だけど仕方ない。きゅんきゅんしてしまうのだから。

・コンプレックスを愛してくれた
こんなわたしの顔をタイプで大好きだと言い続けてくれた。体型だってやわらかくて大好きだからこのままでいてと言ってくれた。
男性はもっともっとかわいいかわいい言うべき。言葉の安売りをしたら価値がなくなるとかないんだから。

・身体の相性が最高
彼と別れて、次にいけたとしても1番の不安がこれ。1番の喪失感もこれ。
まずお互いの性欲の強さが一致していた。遠距離なのもあるけれど1日中できたし、ワンパターンでもない。彼の探求心も強く、お互いの癖もかなり噛み合っていた。

ただ欲が強いだけでも性癖やポイントがズレていたら疲れるだけだし、相性がよくても性欲に差があれば寂しくて傷つく。全てが噛み合い、こんなに深くて長くて愛情を感じるセックスははじめてだった。

今後気持ちは吹っ切れて次に進めてもセックスに関しては比較したり思い出してしまわないか、彼が恋しくならないか不安で仕方ない。ちゃんと大好きなひとであれば元カレなんて思い出さずに幸せって思えるのか。

ただ、ここまで合う彼とは遠距離でなかったらセフレコースになってただろうから遠くて救われたかもしれない。

寂さからセックスして病む、なんて馬鹿なことはしないけど、性欲満たしたい一心でいざしてみてイマイチだったときの冷める感じとか無駄にした感とかいやだから、せっかく自由にできるチャンスだけど足踏みしている。

いやいや始めたマッチングアプリ。

会ったひとや惹かれるひとはいないけれど会うような話しが進んでいるひとは何人かいる。

マッチングアプリをバカにしている訳ではないけれど、やっぱり入口の盛り上がりに欠けてしまって乗り気になれない。とはいっても自然な出会いでキュンキュンしたいなんて言ってられない年齢。

このnoteに虚しい報告が続かないといいけれど。。

と、ここで下書き保存して、今は2024.09.05。
あのあとなにやら怪しく不快なことが起こった。

彼と交際していたとき、わたしが苦手としている女の子がいた。

彼のネット友達でもあり実際会ったこともあるという女の子。

なにが嫌ってメンヘラ振りまいていたり、男たらし。男性は気づかないんだろうなという感じ。

彼よりさらに年下でまともに働いている訳でもないし恋愛対象にすらならないと彼はいつも笑って安心させてくれていた。

男の「あいつは恋愛対象外。」なんて、存在しないくせに。

つい先日。寂しさに負けて女の子のツイッターを見にいった。

別れた途端に彼はその子と会ったりしているのかな、なんてわざわざ傷つくために。

結果として最近の投稿にその様子はなかったものの

わたしとの交際中に会っていた様子。


7月、彼がBくんと遊ぶと言っていた日。ふたりきりだよと写真も送られていた。

その日と全く同じ日に同じ写真を女の子が載せていた。

さらに「○○(彼の住む土地)来すぎている~」とのツイート。

黒かな^_^


見た直後は、プライドを捨てて彼に連絡したくて堪らなかったし、今でももやもやする。

でも、いまだに追いかけていると思われるのも惨めだし、彼がしらばっくれても、開き直っても、傷つくのは自分。

メリットといえば彼の最低な行為でさらに吹っ切れやすくなることくらい。

悔しいだけだし、意味がない。ほっておける女になりたい。

それにしたって罪悪感とかないのかな。

ぼちぼちマッチングアプリをしたり、サッカー観戦に男の子といったけれどなんにもあがらない。

会話の空気感やテンポが合わずに違和感しかなかったり、一緒にいて疲れたり。気遣いのなさにいらいらしたり。

別れてからまだ2週間。そんなうまくいくわけないし焦っても仕方ない。

ただ、親友が「わたしの友達にもマッチングアプリしている子がいるけど、やっぱりマッチングアプリってだけで”沼れない”って言ってた。」と話していて強く共感した。

偶然な出会いではなく、用意された場に自分からいき、お互いの需要と供給、条件を先にチェックできてしまう。システム化された恋愛はどきどきしないし盛り上がらない。

”沼れない”

ほんとうにそう。

この歳になって危険な橋を渡ったり傷ついてやれけんかだのしたいわけではないけれど、あまりに落ち着いた恋愛もどうなんだろう。

マッチングアプリで2回電話しているひとがわたしに好意を示してくれて「もう落ち着きたいし、駆け引きだとかしたくない。盛り上がるっていうより一緒にいれるなってひとと穏やかに過ごしたい。」と話していた。

その人のいうことはよくわかるし、自分もそのほうが幸せなはずなのに、タイプじゃないうえに、まだ傷心中なのに押されている若干の拒否反応のせいか「妥協みたいでつまんない。またどきどきしたい。」と思ってしまった。

いい歳して恋愛体質。依存体質なんだろうな。

外に出れば朝も、夕方も秋を含んだ香りがする。

秋の混ざった、胸がきゅっとするこの空気が大好きなのに、失恋直後の自分にはあまりにも冷たく刺さる

ひとりぼっちがとってもこわい。

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