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女性にとって家事は主体的、男性にとってはお手伝い。

突然、生活環境が一転した2020年。日々の生活の変化だけではなく、人生設計が大きく狂った人もいるかしれない。女性の自殺者が前年より885人も増えた。

今年の自殺率が11年ぶりに増え、そのうち女性の自殺が増加、という記事を読んでいて悲しくなりました。確かにコロナ中、家族全員がいる中、家事の負担が増えてその増えた分は女性が請け負っていた、という家庭も多いのではないでしょうか。


私も在宅、家事分担、共働きについて色々考えて書いてきました。


ワークライフバランスってあるようでないもの。ワークに集中すればその分ライフが削れるし、ライフに視点をおけばワークが疎かになるもの。このロックダウン中は今までかろうじてバランスをとりつつあったものが、全部雪崩れ落ちて、そこから這い上がりながら家事、育児、仕事とみんな苦労したと思います。


LINEで日本のお友達と話していた時に、みんなで旦那の悪口会、みたいになりました。


旦那ってなんなんだろうね。難だね。
在宅勤務の時くらい、家事手伝ってくれれば、苛立ちはしないんだけどね。
在宅の時、「お昼な〜に?」って毎日聞いてくるのがウザかった。
子供は遊ばせとけばいいと思ってるから家の事はほとんどしないし、してくれても詰めが甘いし。男ってマジで詰めが甘いよね。
居なくてもワンオペで辛いけど、居すぎるとウザいよね。
熟年離婚の気持ちが分かる。
単身赴任最高(旦那が居ないお友達)
怒りが頂点に達してお風呂に入ってる時に水シャワーかけた。
旦那がシャンプーで、目をつぶってる時に歯磨きのグチュジュチュぺをかけてる。


内容はともかく、あ、みんな同じようにイライラしてるんだ、ってわかっただけ、気分が楽になったわけですよ。


Facebookでは一生懸命、仕事の昼休みを夕食の準備時間に当てて、二人の子供を育てているお友達が、旦那さんが帰宅するやいなや、わざわざ聞こえる声で文句を言われたらしいんですよ。


文句言うなら食べるな、と言っったら手付かずの夕飯をそのまま残して謝罪もなく立ち上がったと。


ここまで読んだ時に、なんでそんな男とまだ結婚してる?って思ってしまった。

私はこんな事言われたら、多分、追い出します。(だめか、こんな事言っちゃw)


でも、人が作るご飯に感謝もできない男は要らない。


ヨーロッパは離婚するカップルが半数を超えています。バツ2だが、バツ3だが、お構いなく。子供は一週間パパの家、一週間ママの家、半分づつ行ったり来たりするのが普通です。


だからわざわざ嫌いな人と住むより、離婚して第二の人生を歩んだ方がいいわ、と離婚を選ぶ人が多いんです。それも離婚の体勢が整っていて、社会の認識があるから可能なんだと。


そのお友達はお料理苦手だけど、バランスのいいものを食べてもらいたくて3品毎日作ってる。


あれ、私、自称、料理よく作ってると思ってましたが、作ってるのはいつも一品料理。


やましたひでこさんの家事の断捨離、という本で、もう3品作らずに1品でもいいんじゃないですか?というアイディアをもうすでに10年くらい実践していた私。笑


そしていつも頑張ろうという気持ちになれるのは、うちの旦那がいつも「ありがとう」と言ってくれるから。


これ、(自慢じゃないけど)私が始めたんです。


要約すると、助けてくれないと悩んでいたメンタリティを変えて、全部自分でやるつもりで、助けてもらえると言う期待を全くしなくなくなったら、助けてくれた時に物凄く感激して、「また次も頑張れる」と言う気持ちになれると気づいた事。


そしてやってくれた事に対して、素直に「ありがとう」って言えるようになったんです。今までだったら「当たり前、家族なんだから」と思っていたのに、全部自分でやるつもりが、ゴミを出してくれたから、「あら、出してくれてありがとう」とかお皿洗ってくれたら「綺麗にしてくれてありがとう」って。


それが嬉しいのか、いつも手伝ってくれるようになりました。


女性にとって家事は主体的、男性にとってはお手伝い

これもやましたひでこさんが言っていたんですが、男性は家事をあくまで”手伝っている”としか見ていません。そもそも男性、とか女性とか使いたくもないんですが(主夫の人もいるだろうし。)メインに家事をしている人、にとって家事は必須、サブの人にはお手伝いになっちゃうんです。だからバイトの新人の様に事細かく、何を手伝って欲しいのかいう必要があるんです。


やり方としては、自分が家事分担のマネージャーになって、マネジメントをする。


マネジメントをするには、どれくらいの量の仕事があるのか、一週間単位で計算します。


☆皿洗いと(食洗機)に皿を入れる、出す=計20分で一週間に3回(1時間)

☆キッチンまわりの掃除=1時間くらい

☆床の掃除、モップがけ=1時間

☆トイレ、バスルームの掃除=30分

☆植物の水やり=10分

☆洗濯機を回し、干し、畳む= 所要時間20分で一週間に3−4回。(1時間強)

☆学校の送り迎えや、習い事の送り迎え。

☆買い物=合計で2時間くらい

☆料理 =毎日30〜1時間くらい。



全部の事項が出てきたら、

1)まずやらなくてもいいものを省く。

例えば一日一品料理にする。一回しか料理しないなど。

皿洗いは食洗機へ、洗濯の干すのが嫌なので乾燥機を買った。など。

2)次に外注できるものは外注する。(有料サービス、テイクアウトと旦那に頼むものを含め)

うちは週に一回ハウスキーパーさんに来てもらい、テイクアウトもよく使います。


3)そして、省かれず、外注できないものが自分の仕事になるわけです。

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お金が無いからハウスキーパーもテイクアウトもできない、という方。

年収一千万以上の女性だけをインタビューした本(How does she do it?)があるんですが、そこで書かれているのは

「時間は誰もが均等に与えられている、マネジメントできるのはその時間を何に当てるか」です。

私のように、もし掃除が嫌いなら、ハウスクリーニングに支払うお金以上の稼ぎをその間に作る可能性があるならば、ハウスクリーニングを雇った方が良い。

1日5分で済む仕事も、一ヶ月で2.5時間、一年で30時間になります。

皿洗いは1日20分だとしても、一ヶ月で10時間です。

食洗機が安ければ3万円で手に入る時代、日当1万円支払われるバイトをしたら3ヶ月で元が取れる、という話です。

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昔、ルールズって本を勧められて、3冊読んだんですが。


男は待たせて、冷たくして、いつも追いかけている様にしていた方が、愛情を注いでくれます。釣った魚に餌はやらない、とか聞いた事ありますよね?


本で紹介していたのは、会話は向こうからスタートさせる、とか、割り勘にせずに向こうに払わせる、とか、水曜以降に”土曜日暇?”って聞かれたら、いくら暇でも断るとか。そうする事によって自分が苦労かけて仕留めた獲物、という認識で邪険にしないんだとか。


魚釣りも釣るまでが楽しくて、釣って飼っている時は楽しくなくなるんです。


日本の女性って、大和撫子を目標としている場合が多いですよね。ルールズ的に言ったらそれは大間違いで、自分に尽くしてもらった分だけ、より一層愛情になるんだとか。

Facebookに投稿したお友達の例で行くと、尽くし過ぎ。料理も作っても一品でよし。二人も子供いるんだから。そして旦那さんにがそんな態度をさせることを許してはいけない!と思います。


あなたが失礼な事をしたら私、あなたを追い出しますから、と口ではわざわざ言わなくとも、そんな態度を取る旦那も悪いが、取らせても許してくれるだろう、という隙を見せたあなたも悪い!


2021年にもなって、まだ家事は女性主体の仕事、という認識が高いです。そしてコロナ渦中に膨大に増えてしまった家事を淡々とこなす皆様、すごい。でもたまにはみんなで息抜きしましょうね。もっと女性も強気で生きていこうよ、という日記でした。

その他、家事の悩みについての投稿はこちら。


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