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夢を売る男 感想【ネタバレあり】

夢を売る男 著者 百田尚樹
を読了した。
凄く簡単にあらすじを書くと、小説家になりたい人に金を出させて儲ける出版社の話だ。
主人公の牛河原は金儲けが上手く、人を乗せることには天才的だ。ダークヒーローのような魅力を持っている。
売れない本でも、まだ日本では出版した事に意味がある。そこにら物書きになりたい人の常軌を逸した思いがあり、牛河原の言葉を借りれば、
「心に闇を抱えた人間は本を出す事で、憑き物が落ちたみたいになる事が少なくない。」
昨今、ネットやツイッターのSNSもこの役割をになっていると僕は感じた。

そんな闇を抱えた登場人物が多く登場する本書の魅力だが、牛河原自身もその一人なのだ。編集者として出版業界に嫌気がさしながらもこの業界にいる。そんな諦めの境地にいたりながらも、己の矜持を持っている。それが凄くカッコいい。2019年上司にしたい男No.1である。
どんな仕事でも矜持をモテない男はダメなのだ。

また本小説は、出版業界の事情を詳しくわかるなので、就活生におススメである。やる気は削がれるかもしれないが笑

#夢を売る男 #百田尚樹 #出版 #やっぱり出来る男はカッコいい

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