民営化とPrivatizationと投資家と

民営化を英語にするとPrivatizationですが、

英英辞書で引くとこうでてきます。ケンブリッジの英英辞書です。

the process of selling companies or organizations that are owned by the government to private investors

民営化という日本語とは、ちょっと印象が違いますね。

どちらかと言えば、私有化とか私物化という感じではないでしょうか。

投資家に所有されてしまう。
誰かの投資の対象になるというのです。

株をやってる方だとピンとくると思うのですが、公共分野、税金を使った事業ですから、必ず儲かる?控えめに見ても、リスクが低い投資先ですね。

しかも、最初は、規模の小さな事業者に開放されてきた公共分野ですが、大規模事業者が引き受けるようになってきています。

日本の市場に外資が入ってきているのと同じで、公共分野の担い手にも外国資本が入りつつあります。

私たちが働いて産み出した富や税金の一部が、海外に流出する可能性がある、ということです。