出藍の誉と言ってしまおう
個人事業主になって今日で10年。ということは法人をバトンタッチして10年。
2005年に役場を退職し、当時32歳でNPO法人森の生活を設立。8年経ち、経営基盤整って借金も完済したタイミングで11歳年下の麻生翼に代表をバトンタッチ。2013年のこと。
バトンは落とされることなく、今も走り続けてくれている。
自主財源を持つことで行政と適切な距離を保ちつつ、行政の機能を補完代替し、持続可能な社会を作るテコになることを目指して設立した組織。
小規模自治体での事例としてはトップランナーなのではないか。もう自分の手を離れているので手前味噌ではなく。
もうこれは、出藍の誉と言ってしまおう。
こんな組織を他の地域にも、と提案してきたのだけど、こんな組織は類稀で再現は難しいのかもしれない。
特に人。仕組みは経験を踏まえてさらに使いやすい道具にすることもできるけど、その道具を使いこなす人を適材適所で見つける・育てるは至難。今は尚更。
人と人を引き合わせる下川の磁場があり、引き寄せられたぼくらがいて、ちょっかいかけてくれるみんながいた。めでたいことだったなぁ。
関わってくれたすべての人たち、そして森に、何度でも、ありがとう。
バーカウンターで「あちらのお客様からです」ってあこがれます。