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内発と自律のすゝめ

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【概要】SDGs大賞を受賞した北海道下川町で役場職員、NPO法人ファウンダー、議会議員、2児の父と様々な立ち位置を経験してきた奈須憲一郎が硬軟織り交ぜて記します。【想定している読…
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#地方創生

北海道下川町 SDGs オンラインツアーやってみた

ご縁があって、小林製薬さんのオンライン社内研修「サステナビリティMeetUp! Vol.6」のゲストスピーカーとしてお声かけいただきました。 当初は、普通にスライドを使った講演方式でやるつもりでした。 が いざスライドを作り始めると こんなご時世で出社さえままならならない社員さんたちに 北海道へ視察旅行に行った気分になってもらいたいなぁ…… という気持ちが強くなり、文字ベースのスライド作りが捗りません。 その時、ボードゲームをテーマに Google Earth

ポストイットは二度使命を帯びる

「ある地域・ある組織の今後を話し合う場にファシリテーターとして関わった時」の続きです。 前回、個々のやりたいことを書き出した時に使ったポストイットに新たな使命が。 模造紙に縦軸と横軸を書き込み、4つのゾーンに分け、縦軸と横軸にそれぞれ別な指標を設定し、前回のポストイットを仕分けしてもらいました。 すると、また別な見え方がしてきて、対話が進み、新たなポストイットを加えたりしているうちに、これならすぐにでもできそうなこと、調査が必要なことなど、次のアプローチが見え隠れ。

ある地域・ある組織の今後を話し合う場にファシリテーターとして関わった時

北海道下川町で役場職員、NPO法人森の生活ファウンダー、下川町議会議員、個人事業主と様々な立場を経ながら、いわゆる地域づくりに総合的に関わってきた経験を活かし、他の地域のお手伝いをしています。 そうした場面で重視しているのは対話です。 特に、NPO法人日本森林療法協会で組織の立て直しのタイミングで理事長を引き受けた際、対話を重視してワールドカフェなどの手法を取り入れ、対話から積み上げた活動を軌道に乗せることができ、その経験から大きな学びを得ました。 先日、ある地域・ある

ルールを知れば面白くなる SDGsのトリセツ(4)

名寄新聞での連載第4回です!熱力学の第1・第2法則が出てきたりして、今回と次回がこの連載の一番の難所かもしれません。 この連載では中学生でも理解と応用ができる内容を目指しています。文意が読み取れない所があったら、ぜひ筆者にご連絡ください。 連載は基本的に隔週の予定です。名寄新聞の購読案内はこちらから。 もしサポートいただけましたら今後の励みになりますので、ぜひよろしくお願いいたします(掲載紙から原稿料はいただいていません)。 また、講義やグループワーク・フィールドワー

ルールを知れば面白くなる SDGsのトリセツ(3)

名寄新聞での連載第3回です!図をカラーにして無料で公開します。 もしサポートいただけましたら今後の励みになりますので、ぜひよろしくお願いいたします(掲載紙から原稿料はいただいていません)。 連載は基本的に隔週の予定です。名寄新聞の購読案内はこちらから。 また、講演のご依頼をいただけましたら連載予定の内容を先にお届けできますので、ご一考いただけましたら幸いです。 -- ルールを知れば面白くなる SDGsのトリセツ(3) SDRs研究所 所長 奈須 憲一郎(下川町在住

ルールを知れば面白くなる SDGsのトリセツ(2)

名寄新聞での連載第2回です!写真をカラーに、そして動画も追加して無料で公開します。 もしサポートいただけましたら今後の励みになりますので、ぜひよろしくお願いいたします(掲載紙から原稿料はいただいていません)。 連載は基本的に隔週の予定です。名寄新聞の購読案内はこちらから。 また、講演のご依頼をいただけましたら連載予定の内容を先にお届けできますので、ご一考いただけましたら幸いです。 -- ルールを知れば面白くなる SDGsのトリセツ(2) SDRs研究所 所長 奈須

第1回「ジャパンSDGsアワード」の最高位を受賞した北海道下川町で20年前は「環境」という言葉がタブーだった件

なんだか思っていた以上に日本でSDGsへの関心が高まっているようで、我が町にも熱い視線を感じます。 まるでレーザービーム。いや、もう少しゆるいかな。 というわけで今回は、そんな熱視線が注がれる 第1回「ジャパンSDGsアワード」の最高位を受賞した北海道下川町で 20年前は「環境」という言葉がタブーだった件 そんな状況をどう打開していったか、について書いてみます。 *著者プロフィールはこちら 「環境」=「ダム反対派」私が下川町に移住した1999年頃には既に、環境問

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地方創生の立ち回り方の1つとして、短期的にも長期的にも双方向の信頼関係=【ラポール】の構築が有効な件

この記事は「地方創生の立ち回り方」という連載の1つです。 著者プロフィールはこちら。 有料記事の手始めは何から書こうか 最初だから原理原則のような大枠の話がいいのか 注目を集めやすいSDGsのようなテーマか 色々迷ったんですが タイミング的に5月ということで 五月病なんて言葉もあるとおり 4月から新しい環境に身を置いた方々 特に、この連載の読者として想定している地方に移り住んだ方々の中には 新しい環境がなかなかハードで適応が難しく せっかくのゴールデンウ

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