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マジレスの外側で背泳ぎする

生きていると常にマジレスに晒され続けている感覚がある。

[マジレス]
ネットスラングで、真面目に返したレスポンス(返信)の意。

出典)ピクシブ百科事典

SNSの中で、ニュースを見ていて、本屋の平棚の前で、会社の中で、友だちの前で、具体的なシチュエーションは書かないのだけれど、なぜだか常にマジレスを浴び続けているような気がする。

だから時々「マジレスきついわ」となってしまって、どうにか隙間を作るべく、心の中で「まじめか」とツッコミを入れる。
そうしてマジレスをかいくぐり、呼吸ができる場所に逃げ込む。
対処法として確立しているというよりは、無意識に逃げ込んでいる。

紛うことなく自堕落なまえだ


人に見せるためにやっていないから、書くのをはばかられるような、
ボケっぷりで荒々しく息継ぎをする。(ツッコんだあとに盛大ボケてる)

マジレスっていうのは、ある程度比喩である。
なにも日常的に、論理で詰められまくるような生活を送っているわけではない。
それが強すぎる環境っていうのは自ら避けてきた自覚があるし、ありがたいことに最近周りにいてくれる方々はある程度「人間だめなときもあるよね」みたいな考えを持っていて、過度な圧をかけないでくれている気がする。

ただなんだろう、この息苦しさは。

僕にマジレスをしているのは、日頃つきあう人とかじゃなくて、もっとおおきなもの。
僕らが “社会” とか “世界” って呼ぶようなもの。

はたまた"自分"?


たぶん就職活動中に受けるマジレスの質量はとんでもない。
今度は比喩でもなんでもなく。

あなたはなにができるの。なにがしたいの。どうありたいの。

知らない大人たちから投げかけられるこれらの質問が、22年あまりを比較的ストレスなく生きてきた若者を押しつぶすことなど容易いだろう。


人生でそこそこ大事な決断をするのなら、僕は飲みの帰り道をお勧めしたい。

気持ちよくお酒を飲んで酩酊。ほどほどに気は大きくなっている。

帰り道1人で20〜30分歩き、少し酔いが覚めてきたころがベスト。
(暗い道は危ないから、場合によっては明るい道の方がいいかもしれない)

そんなタイミングでこそ、答えがでるんやなかろうか。
自分が何をしたいのか、どうありたいのか。

満席のスターバックスで2時間ESに向き合って書きあげられた”なりたい自分"は、きっとその場で作り上げられた何かだと思う。


嵐のような日々を生きる。
脳みそが熱を持ちすぎて、ショートすると、今度は粘土になる。

上手く疲れ果てることができて、寝て起きたら、ほんの少しだけ余裕ができている。

そこに入り込んだガリガリのサンボマスターとキレる北島三郎に今回は救われた。

大喜利る人たち

5分間の呼吸。息継ぎを忘れかけた自分に、ウィダーインゼリーほどのエアーを吸い込ませて、また泳ぐ。

クロールじゃなくて、平泳ぎにしておく。

背泳ぎもいいな。


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