YOASOBIの歌と英語のコミュニケーション

YOASOBIの曲には英語の歌も多くあり上手だなーと思っていて、調べたらボーカルは「やはり・・・」シカゴで暮らしたことがある人だった。ただ、彼女の発音はアメリカ訛りではなくて、日本人がとても聴きやすい発音だと思う。昨年ノーベル賞を受賞したアメリカ在住の先生は、堂々とカタカナ英語を話してユーモアで周囲を沸かすこともできていた。英経済学史の英語での研究会に参加したことがあるが、やはり年配の先生方も堂々とカタカナ英語で話していた。

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自分は20年くらい前から、イギリスBBCのテレビやここ10年ではイギリスの BBCラジオを聴いていた所から、たまに日本のマスコミで流れる合衆国の発言者の発音は「なんだか爆発音が多くて聴きにくいな・・・」と思っていたのであるが、YOASOBIの曲はとても聴きやすい。

BBC Sounds - Music. Radio. Podcasts

外資系で普通に英語を使っている友人と英語の発音の聴きやすい聴きづらいの話になると、「アメリカとかイギリスとか、アジアとか、どこの地方で使われているとか、関係ねえよ」だった。発音よりも大学で何を学んだとか日本の文化を聞かれる内容が大きいとも聞いた。
実際に発音にこだわるのは国内だけかも知れない。大学生の頃までpeopleをピューピョーと発音して英語サークルで皆に笑われたりとか、南アフリカをソウスアフリカと発音したり(正確にはサウスアフリカ)、発音はめちゃくちゃな自分だったが、不思議と海外でなおされることはなかった。また、周りが英語だと英語で普通に返せると思う。ところが、国内での英語教育は文法から始まり間違いの指摘直しがあり、嫌になった(最近の傾向は知らない)。そもそも過去分詞とか受け身とかあまり使わないだろう。英語を読んで面白いと思ったのは、大学での英経済書購読からだった。その先生は日本アイルランド協会の会長でもあった人である。
ホリエモンとゴーン氏の会見を見たことがあるが、たぶんホリエモンは頭の中では日本語でしっかりと考えてから英語に翻訳して丁寧に話していると感じた。分からない単語があるとスタッフに「・・・って英語でなんて言うんだっけ?」と聞きながら、真面目に質問を続けていた。
他方で、イチローや堺屋太一が公式の場であえて日本語で話していたのは印象深い。たぶん日常会話では通訳なしで会話できるのだろうが、あえて母国語を話す、みたいな。

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