#BPLS3 IIDX ファーストステージ振り返り
レギュラーステージの前半戦・ファーストステージが終了した。
ここで各チームの状況・残りコストからみる後半戦の戦い方などを簡単に見ていこうと思う。
Bリーグ
APINA VRAMeS
3勝0敗0分 勝点9 25pt 現在1位
CHP*1E・KENTANのどちらかで自選を取り、UCCHIE・WELLOWのダブルエースが大将2タテを取って勝つ、という作戦で、見事に全勝を達成することができた。
決して簡単ではない大将2タテをしっかりと決めたUCCHIE・WELLOW、そして1本を確保することで引き分けを防いだCHP*1E・KENTAN、全員が各々の役割をしっかりとこなすことが出来たからこその結果であろう。
後半戦に向けて
すでにレギュラーステージ勝ち抜けは確定している。あとは1位を取れるかが争点となってくるだろう。
そして、KKM*選手が出てくるTradz戦で大将KENTAN選手という大胆なオーダーを繰り出してきた。恐らくは残り2戦に戦力を集中して、とにかく1勝は取ろう、という作戦だと思われる。2勝と3勝ではほぼ意味が変わらないのと、「後半戦で1勝も取れずに2位陥落」というのが一番避けたいところなので、作戦としては納得だ。
前半戦に引き続き、狙い通りに試合を進められるか、注目したい。
SUPERNOVA Tohoku
1勝1敗1分 18pt 現在2位
前半戦に全力のオーダーで来るかと予想していたが、終わってみるとそうでもなく、前半・後半にまんべんなくコストを配分する作戦であった。
コストが残り50/50/50/70と完全に半分のコストを消費した形となり、結果としても1勝1敗1分で18ptという、完全に「真ん中」の結果となった。
全体としては狙い通りとはいっていない部分も多いが、それでも1勝1分はかなり善戦している結果と言えるのではないだろうか。このペースをキープできれば通過は堅いので、何とか失速せずにレギュラーステージを駆け抜けたいところ。
後半戦の戦い方
パターンが多すぎるためオーダー予想は難しい。
ルール上46選手が必ず3回出る、という所以外は何も分からないというのが正直なところだ。
オーダーを読ませないことで対策されづらくもなるため、これも含めたSUPERNOVAの作戦であろう。
一方で、後半戦ではWELLOW・KKM*といったエース選手とぶつかることがほぼ確定しており、中々勝ちを取るのは厳しそうだ。そうなると、GiGOとの直接対決が一番のキーポイントになるだろう。前半戦で作った1勝のアドバンテージを守り切って、なんとかレギュラーステージを通過していきたいところ。
GiGO
0勝1敗2分 15pt 現在3位
前半戦では誰も2タテを取れていない、という中々に厳しい結果となっている。ドラ2のNUCHIO選手を3回大将に置いた「薄く広く」のオーダーが、完全に裏目に出ている形となった。それでも2試合の引分によって相手に勝ち点を与えなかったことにより、何とか耐えているといったところだが、現状では最下位に最も近いと言わざるを得ない。
後半戦の戦い方
コストの関係上、3試合のうち1試合はCYBERX選手が大将になることがほぼ確定している。そして、こちらもやはりSUPERNOVAとの直接対決がカギとなりそうだ。
かなりピンチの状況であるが、コストを80残しているCORIVE選手はチームの窮地を救うことができるか。
TAITO STATION Tradz
0勝2敗1分 勝ち点1 14pt 現在4位
KKM*選手が先鋒1回しか出ないという状況の中で、何とか1勝でも取りたいところであったが、中々振るわず2敗1分という結果となった。Tradzの想定の中ではかなり悪い方の結果だろう。勝ち点・ポイント共に最下位へと沈み、他3選手の決定力不足が響いた形となった。
一方で、中途半端に勝ちを取りに行こうとせず、全体のコストをかなり節約できているのは、後半戦に向けてはかなりの好材料と言える。後半戦での大逆転に向けて、準備は万端だ。
後半戦の戦い方
現状最下位とはいえ、ここから3勝することができれば通過は間違いない。一方で、先鋒中堅で1本も取れずに引き分け、あるいはKKM*選手が2タテできずに負け、ということがどこかで起こって2勝以下になると、敗退の可能性がかなり出てきてしまう。
KKM*選手に大きなプレッシャーがかかるこの状況で、全タテを達成することができるか、注目したい。そして、残り3人は自選をしっかり通し、あわよくば2タテでリードしてKKM*選手へと繋ぎたいところだ。
Wリーグ
GAMEPANIC
2勝1敗0分 26pt 現在1位
前半戦にMIKAMO・PEACE両名を全力で配置し、後半戦はTAKA.S選手大将という、メリハリのきいた作戦でオーダーを組んでいる。
もちろんGAMEPANICとしては3勝したかっただろうが、大量ポイントを確保しつつ2勝できたので、まぁ及第点といった所か。
後半戦でもこの勢いをキープしていきたい。
後半戦の戦い方
後半戦はTAKA.S選手に自選をキープしてもらい、MIKAMO・PEACEの2名で2タテを狙う作戦で戦うことになるだろう。
1勝すれば通過はできるが、「全てが上手くいって全勝で1位通過」から「TAKA.S選手が振るわず全敗」まで、あらゆる可能性があり得る。
現状先鋒戦で1試合出場したのみと、未知数のポテンシャルを秘めたTAKA.S選手がどこまで活躍できるかが、1位通過への分かれ目だ。
SILKHAT
2勝1敗0分 19pt 現在2位
大方の予想通り、後半戦に比重を置いたオーダーとなった。そのため前半戦はSEIRYU選手が1回しか出られなかったが、その中で2勝できたのはかなり大きい。かなりSILKHATの思惑通りに事が進んでいると言えるだろう。
全選手が見せ場を作り、昨季までの不甲斐ない結果を払拭するような大きな活躍を見せている。
後半戦の戦い方
ROUND1が前半後半でバランスよくコストを使っていることにより、Wリーグ内で指定B重視のオーダーを組んだチームはSILKHATのみとなる。こうなるとがぜん後半戦は有利だ。
また、LICHT選手もかなりコストを残している。前半戦でもその実力を強く発揮しているが、譜面レベルの高くなる後半戦こそが本領であろう。
勝点で並んでいる3チームから一歩抜け出す可能性が、現状では最も高そうだ。イリュージョンに向け、準備は万端だ。
ROUND1
2勝1敗0分 19pt 現在2位
昨年同様U*TAKA選手はLv12で主に登場するかと思われたが、前半戦で2回大将として登場した。ジャンルやオーダー予想など色々な想定を加味した結果だろう。
実際にその2回の出番でしっかりと2勝を取ることができ、ROUND1としてはまあまあ想定通りといった所か。一方で、Wリーグ内の他チームもかなり好調のチームが多く、昨年のように上位間違いなしとは言えない状況となっている。
ただ、U*TAKA選手以外の3選手も調子は悪くなく、ここから1位も十分狙えるはずだ。
後半戦の戦い方
大将U*TAKA選手で予定通り2勝確保できたのは大きい。通過さえしてしまえばクオーター・セミではルール的にもかなり有利なので、ひとまずは残り1回のU*TAKA大将で1勝を取って通過を確実にし、残りでなんとか1引分けくらいは取って、少しでも高い順位で通過を狙いたい。
レジャーランド
0勝3敗0分 9pt 現在4位
勝ちを早々に積み重ね、他チームから狙われない状況を作ることでシーズン1位を取れた昨季だったが、今シーズンは完全に逆の状況で、開幕から惜しい負けが続き、挙句他チームからも狙われる、というかなり厳しい状況になっている。
オーダーとしても割と満遍なく選手を配置しており、その中で1勝も取れていないというのは非常に危険な状態だと言わざるを得ない。
もちろんここから2勝3勝していくことで通過も十分あり得るが、現状では他チームに一歩先を譲ってしまっている状況だ。
後半戦の戦い方
すでに他チームに2勝差をつけられている以上、どこかの試合を捨てるわけにもいかず、ここから3勝するつもりでオーダーを組むしかない。しかしそうなると1試合当たりの勝率も下がるわけで、まさに「ジリ貧」の戦いを強いられている状況である。
とはいえ、確率は低かろうとやるしかない。大逆転のリーグ通過に向け、ここから再起を図りたいところだ。
おわりに
Bリーグはかなり事前予想通りに試合が進んでいる一方で、Wリーグはかなり予想を裏切る展開が続いている。
今後も目が離せない試合が続く。結果がどうなるのか、引き続き見守っていきたいと思う。