#BPLS4 現地・配信を両方見て感じたことについて
※未放映の試合のネタバレは一切ありません!というか試合結果に関する内容は一切ありません。
こんにちは、TAMと申します。
BPLS4 IIDX、今期も熱い戦いが繰り広げられてますね~。
自分は収録時に生観戦or有料配信を視聴したので、Youtube配信の方は用事とかがなければ見るくらいの感じです。
前回の記事↓
がありがたいことに多くの方に見ていただけました。
ただ、この記事の執筆時は6月、銀座Studioでの観戦が初めて行われる日でした。
これ以降の収録にも自分は現地で参加しており、その中でいくつか改善・追加された部分もありますので、この記事ではまずそちらについて記載します。
後半では、現地での観戦や、それ以降のYoutube配信を観たりして、いろいろ思った事があるので、そちらについて書こうと思います。
7月・8月の収録で変わった内容
スタジアムチケット
購入後のアンケートによって「チーム応援席」を選択できるようになった。チームを選択することによって、そのチームの出る試合をベンチ近くで見ることができる(それ以外の試合はやや後方で見る)
選択しない場合は、真ん中付近のそこそこいい席を固定で使える
エントランスにモニターが設置され、スタジアムチケットでもインタビューを聞くことができるようになった
インタビュー中や休憩時間に、STROPSeに入場することができるようになった。インタビューを生で見たり、軽食を取ることが可能。ただし席数に限りがあるので全員が入れるわけではなかった模様
スタジアムチケットでもインタビューを聞けるようになったのは大きな改善ですね。
他にもあるかもですが7月以降はスタジアムには参加してないのであまり分かりません。ごめん。
パブリックビューイングチケット
自由席が追加された。一部しか参加できない人とか、会話に興味ない人向け?
食事は回によって若干内容が違った。後半はローストビーフの枚数が増えてた
後半は6月よりちょっと席の間隔が空いてた
パブリックビューイング席限定の目利き王キャンペーンが実施された。紙に書いて投票し、的中者から抽選でBPLステッカーがもらえる
プロコン+INFINITASが設置された。休憩時間にフリープレイで遊べる
パブリックビューイングは主に休憩時間の施策が追加されていました。一日ずっと居ると結構長時間になるので、合間にも楽しめるものが追加されたのは中々良かったと思います。
あと、こちらはどちらのチケットでも共通だと思いますが、ぶっちゃけレギュラーステージのチケットが無くなることはないので、無理して先行抽選に申し込まなくてもいいと思います。一度参加してみてから、残りの試合に行くか・どちらのチケットにするか決めてもいいのかなと。
(もちろん、いい席で観たい場合は早めに申し込んだ方がいいです)
回を経るについていろいろ運営も改善されていたので、これなら今後のシーズンの試合も楽しく観戦できるなと思いました。
何より、BPLの「eSPORTS×音楽」を楽しむならば、生での観戦に勝るものはないです。これまで観戦に行かれたことが無い方も、ぜひ生のアツさを体感してみて欲しいなと思います。
レギュラーステージ生観戦・生配信とYoutube配信について思うこと
ここからは、6月~8月の生配信と、遅れて開始されたYoutube配信について、改めていろいろ思ったことがあるので、それらを書いていこうかなと思います。
生観戦はめちゃくちゃ面白い
繰り返しになりますが、スタジアムやパブリックビューイングで生観戦して改めて思ったのは、生で・現地で見るのは配信とは全く別の体験になるということです。
もちろん収録配信・生配信も面白くはあるのですが、生で観るとやはり熱の入り方が段違いです。
切れ目なく流れる大音量の音楽や応援による会場の一体感、筋書きのない試合がもたらす瞬間のドラマ……それらは生で試合を味わってこそ感じられるものです。
そして、この音楽と試合が生み出す「ライブ感」こそが、BPLの最大の魅力であり、「eSPORTS×音楽」が目指しているものなのだと思います。
これに近い内容が植松室長(Yueiさん)のインタビューでも話されており、BPL運営側も生のイベントとしての体験を強く意識していることがうかがえます。
BPLの運営も元を辿ればBEMANIスタッフ、すなわち音楽畑の人間ですから、スタッフ達もライブの空間がもたらすエネルギーみたいなものを知っていて、それを信じているのかなと思っています。
パブリックビューイングチケットが食事込みなのにスタジアムチケットよりだいぶ安く設定されているというのも、裏を返せばスタジアムチケットにそれだけの価値を感じている、ということだと思いますし。
レギュラーステージからの生観戦はS4から始まった施策ですが、本来はこれこそがBPLでやりたかった事であるはずです。
実際に自分が体験してみて、生で観るBPLというのが、想像以上にすごくパワーを持ったイベントであるなと感じました。
現時点でも、「行けばきっと楽しい」はかなり達成できていると感じています。それこそ自分が即日で現地レポを書くくらいですから。
ただ一方で、そのアツさが、行った事のない人たちにも知られているのかな?という点については、やや疑問が残ると思います。
配信の盛り上がりの分散
多くの方がすでに指摘していますが、収録の有料生配信とYoutube無料配信が分かれたことによって、SNSでの盛り上がりが分散し、結果として「盛り上がってる感」が大きく削がれてしまっています。
また、現地で観た場合も、ネタバレにある程度配慮しながら感想を書いたりしないといけませんから、どうしても現地の熱がSNS上に伝わりにくい状況になっていると思います。
現代において「盛り上がり」とは、ほぼイコールで「SNSでの盛り上がり」を意味します。また、そういった盛り上がりが新たな人を引き込んで、さらにシーンの拡大に繋がっていくわけですから、BPLを広めていくという側面、ひいてはBEMANIシリーズの広告としての側面においては、かなりの悪手であると言わざるを得ないでしょう。
BEMANIファンを増やすという面では、若い人≒お金のない人にも訴求する必要がありますし、有料配信を見れるような人だけにターゲティングしていくのは、先細りを招きかねない、かなり危険な選択だと思います。
ただ一方で、人を集めるイベントというのはすごく人手やお金が必要なものなので、それ自体で多少なりともお金が稼げないとBPL自体を維持できない、という側面があるのも事実でしょう。
さらに言えば、先ほども述べたように、BPLは「生観戦」に強いこだわりを持っており、そこを推していきたい気持ちがあるはずです。
ですから、有料の観戦チケットや生配信に力を入れていく、というのも、方針として理解できますし、それも一つのやり方だと思います。
現状の有料生観戦&生配信+後日の無料配信というのは、そういういろいろな板挟みとか妥協とかによって生まれたものなのかな~と思います。
たぶん本当はプロ野球やMリーグみたいに毎週水曜夜に生の試合をやりたいし、無料配信しつつ観戦チケットを販売するとか、全国各地で試合をやるとか、有料パブリックビューイングをやるとか、一緒にグッズや食事を売るとか、色々やりたい事はあるのでしょう。
(個人の意見としても、土日にまとめてやるより、毎週試合があって、試合の合間も含めて長く楽しめる方がいいなと思っています)
ただ、選手や運営の負担を考えるとそういうのは現実的には厳しいし、でもBPLとして売り上げを立てないと上から怒られるし……とか、そういういろんな事を考えた結果なのだろうと思っています。
文句を言うのは簡単ですが、自分も社会人なので色々な制約があるのは理解しますし、そもそもアーケード部門なんて予算もスタッフの数自体もめちゃめちゃ少ないでしょうから、色々やるにも手が回らない部分は絶対あるでしょう。それを逐一あれもやれこれもやれとは、自分は言う気はないです。
若干の皮肉を含めて言いますが、BPLのスタッフもバカじゃないでしょうから、何も考えていないのではなくて、いろいろ考えた結果なんだろうと信じています。外野が考えてすぐ分かることなんて、内部の人間が分かってないわけ無いし。
「金を払ってるんだから文句言う権利くらいあるだろ」とか「エンタメなんだから見る側に遠慮させてたらダメだろ」というのも真っ当な意見だとは思いますのでそれは否定しませんが、自分はそこまで言うつもりはないです。
ただとにかく、少しでも長くBPLが続いて欲しいと思っているし、そのための最善な選択(≠外野から見た最善)を取っていただければいいな、とだけ思っています。
おわりに
いろいろ書いてきましたが、結局言いたいのはこれですね。
「とにかく一回現地で観てくれ!!!」
イベント系は何でもそうですが、楽しさって実際に行ってみないと絶対に分からないんですよね。
どれだけ言葉を尽くして語るよりも、一度の実体験に勝るものはないと思います。
10月にはS4 IIDXのファイナルがいよいよ開催されます。シーズンのクライマックス、最大限に盛り上がる瞬間を、ぜひ多くの人に生で体感して欲しいなと思います。
品川で会おう!!!!!!