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一周回って鈍感力、超重要 2021/11/18

「自民党をぶっ壊す!」で一大旋風を起こした小泉純一郎元首相。
2001年に下馬評を覆し内閣総理大臣になります。

そんな小泉元首相が言っていた鈍感力
「支持率は気にするな。目先のことには鈍感になれ。鈍感力が大事だ」
「何をやっても批判される。いちいち気にするな」
などなど、言ったとか、言わなかったとか。

ぐるっと回って2022年になろうとする今、鈍感力が心に沁みてきました。

神経質すぎないか、君たち?

コロナも相まってデジタル(DX)の波を正面からかぶっている、現代日本人は必要以上の神経質になっていると感じているのです。

例えば、メールは12時間以内に返しなさい、が25歳で学んだこと。
40歳になった今では、チャットで2時間でも既読スルーしているとリマインドが来ます。2時間で?マジで?となります。

また、オンライン会議が主流になるのはいいのですが、いつでもどこでもオンラインMTGの通知が来ます。電話代わりに使うの?
電話と違って"作業中"のステータスが出ているので受けないといけない雰囲気に。マジでか。

"出来る人材像"も神経質モード全開に

社会の雰囲気としてもすぐにレスポンスがあるのができる奴だ、と言われいます。youtubeではホリエモンが「一番レスポンスが早いのは秋元康だ」と言っておりました。
いや、スマフォとそんなににらめっこしたくないし、と思ってしまうのは私だけでしょうか?

まだまだあります。
 お客さんの思考を先回りして気を利かす。
 自分ではわからないことでも、代理想像して提案する。
 要件が決まっていないのに自主プレゼンをする。
 コンテンツ制作でも誰も気にしないことを一生懸命修正する
できる人材は何でも先回りでスピードが重要だそう。

いいことなのはわかっているのですが、これがデフォルト?と思うことが多くなっています。大変な世の中です。

無駄を省くには鈍感力が必要だ!

欧米では社会的なバックグランドが違うためしっかりとコミュニケーションを取り、役割の明確化をする必要がある、と聞きました。

私は留学で3年半イギリスにいたことがあります。
友だちと遊びに出かける約束をしたことを思い出しました。

出かける約束をしても
 時間前に来るきちんと来る日本人・韓国人
 近くのパフでビールを飲んでいるブラジル人
 まったく来ないアラブ人
 3時間くらい遅れてくるフランス人
と約束と時間に対する姿勢もだいぶ違うものです。(個人差あります)

海外で仕事となるとさらにコミュニケーション=取り決めをしないと動けません。常識が全く違いますから、忖度とか先を読んで行動とか無理です。みんなが何を考えているかわからないから。

日本人はどうにも取り決めの重要性を省く人が多いのかなと、と思っています。そこで鈍感力を使って確認をコミュニケーションをすればいいんです!

馬鹿=鈍感になって聞いてみよう!

「これって必要?」と聞きましょう。それだけ。
必要なのは少しの勇気。

・自分の思い込みに鈍感になる
思い込んでるだけ。相手は気にもしていません。
「こうしなくちゃいけない」
「不快に感じるかもしれない」
は思い込みです。気にしない気にしない!

・反発に鈍感になる。
反発されたっていいんです。
合わない人と無理やり合わせて仕事、生活する必要ないです。
価値観の合う人をさがしましょう!

・期待に鈍感になる。
人にどう見られたっていいんです。第一人はそれほどあなたの事、あなたの会社の事は気にもしてないでし、見てもいません。
期待されいないと思えば気が楽でいろいろとコミュニケーション取れます。

反対に人にも期待は過剰にしないようにしましょう。
余計なイライラが募ります。最低限の取り決めをして、まずは最低限の改題解決をしてもらいます。

・嫌われるに鈍感になる
「こんなことを聞いたらバカっぽいかな」
「何度も営業したら嫌われるかな」
「基礎的なことは知っておかなくちゃいけない」
いくら聞いても、営業されても嫌いになんてなりません。
逆に褒められたりすることが多いので、ぜひ鈍感力を全開にしてどんどんコミュニケーションを取りましょう!

必要ないところで神経を使うのはやめやめ!

先回りする必要がある場面はありますが、それほど多くないと思っています。何事にも先回りして、代理想像して、とか重たくって嫌になります。

スピードは大事かもしれませんが、なんでも高速で対応していたら、本当に必要なことができなくなります。

必要なところは神経質に、その他の場面では鈍感力を思いっきり出す。
これで行きたいものです。

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