細かな設定にこだわりすぎるな! 2021/11/8
デジタルマーケティングは数値が見えすぎる。
細かな数字を集めようと思えばどこまででも集められてしまいます。
ユーザーが離脱したボタンのカラーリング、月間10件から13件に増えた検索キーワード、各ブログコンテンツのSEOスコアなどなど。
「130%の上昇率」
「70点から80点に改善しよう!」
と掛け声高らかに、PDCAというマジックワードのもと、作業が加速度的に増えていきます。
しかし、辞める作業の掛け声はいつまでたっても聞こえてこない。
作業に忙殺されて、作業をこなすことが目的になっていく。
細かな設定はしてもあまり意味がありません。
まだ聞く言葉ですが「SEO対策」という言葉も意味があまりなくなってきています。
h1、h2の違いなんて無いですし、キーワードやハッシュタグを書いていようがGoogle先生は気にも止めません。
そんな意味の無いことを一生懸命してもしょうがない。
でも、現場ではそのようなことがまかり通っています。
SNS運用の現場でも同じことが繰り返されます。
「ユーザーにいつも違う新鮮な情報を提供しないと!」
「イメージをテンプレート化してUIを整えよう!」
「ハッシュタグの企画会議をしよう」
やった方がいいですが、それほどインパクトがない。
それならばコンテンツを魅力的にするための仕組みを整えたほうが、よっぽど効果的です。
専門家になればなるほど、デジタルになればなるほど、細かな設定に命をかける人間が出てきます。そういう人材は"できる人材認定"をされるので、声が大きくなり、また、『誰にも伝わらない細かな施策』に突っ走ります。
集中して効果のある数字を追いかけること。
新しい作業を追加した時は、古い作業二つ辞めることを意識すること。
細かな設定の話になったら、その設定で得らる効果をしっかりと理解すること。
見るすぎる、ということを意識してデジタルマーケティングを進めて行きたいですね!
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