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即実行!生産性を高める5つのポイント

生産性の尺度がややこしい!けど日本はあんまり良くなさそう

どうやら日本人というのは、世界最高の質を持った労働者だそうで、文部科学省が担当している「OECD 国際成人力調査(平成23年調査)」という24か国、15万7千人を対象とした調査で
 ・読解力 No.1
 ・数的思考力 No.1
 ・ITを活用した問題解決能力(平均得点) No.1

という輝かしい成績を残しているようです。
なんかどこぞの塾のうたい文句のようです(笑

【参照】 OECD 国際成人力調査(平成23年調査)PDF資料

しかし、反対に生産性ランキング(労働生産性の国際比較2017年度版)ではOECD加盟諸国中、国民1人当たりGDPの国際比較が17位なんだそうです。え、一番優秀な人材がいるのになんで?と思いました。

【参照】 労働生産性の国際比較 労働生産性の国際比較2017年 PDF資料

優秀でもやり方がまずい?

経営の現場で色々と生産性改革を行っている身としては、経営側の問題もごまんとあります。それは思いっきって棚上げしておいて。。。
(別の記事で触れます)

マインドセットするだけで、生産性がぐんぐん高められる方法をご紹介します!

①忖度、モヤモヤするなんて時間の無駄無駄無駄!

日本人だからというわけではないのですが、どうも周りと合わせようとする人が多いと思います。残業を上司がしているから帰れない、とか、自分の成果にならないことに一生懸命になる、とかです。忖度大好き日本人(笑

これは全く意味がないのでやめましょう。

あと、「もやもや」するというのもよくありません。
「もやもや」している暇があったら、「もやもや」させている人物にちゃんと話し合って解決したほうがパフォーマンスが上がります。その原因が社長でも、です。解決や納得できなければ辞めてしまえばいいんです!
売り手市場最高!

不満があったら即相談、そして解決または両者で納得したほうが早く仕事が進みます。こんなところに時間は使ってられない!

②完璧を目指さない、だって人間だもの!

ミスはいけない、失敗するなと教えられて、育ってきたものですから、みんなが完璧主義者です。笑い話ですが来てほしいと言われている企業の誰にアポイントを取るか2週間も悩んでいる代理店さんもありました。
もうアホです、喜劇を通り越して悲劇です。

これからは新しい事を探して仕事にしていかなければいけない時代です。
今まで作っていたもの、サービスは長続きません。
なので、新しいことに挑戦しなければいけません。
みんなプチ企業家でないと生き残れない。

しかし、新しいことは十中八九失敗します。
失敗に寛容になることが重要です。致命傷の失敗はまずいですが、かすり傷はどんどん増やしていくことが重要です。心の絆創膏を常備しましょう!

既存の仕事であればもらっているコストに見合うパフォーマンスを意識する。コスト以上の労力はかけないようにしましょう。
超過した場合は、迷わず請求です!

完璧にするよりも、失敗してもいいから常に仕事を進化させましょう。
重箱の隅をつつかれている時間はありません!

初めてのこと、苦手なことを自分だけでしない!

例えば住宅の購入なんて人生で何回もやることではないですよね。
でも、仲介会社や販売会社の方は毎日のように行っています。
落とし穴がどこにあり、戸惑うところがどこかもわかっているはずです。

仕事も同じで初めての時は専門知識を持っている人間とサポートを依頼しておきましょう。専門または得意な人間に話ができるだけでも、大きく成果が変わってきます。

初めてでなくても、苦手な分野はアウトソースしましょう。

苦手な分野は人間ですので誰でもあります。
ちなみに、僕の場合は経理、役所の資料制作が病的にと言っていいほど苦手です。なので、ここはスタッフや司法書士、コンサルに費用を払ってやってもらっています。

苦手なものはとても時間がかかります。
さっさとギブアップしてアウトソース!

ここで「コストが…」「なんために君を雇っているんだ!」など言われたら胸を張って「成果を出すためです!」と言い切りましょう。
得意な分野は頼まれなくてもどんどんアクションするのが人間です。
つまり成果が上がります。あなたは雇っている理由は成果を上げるため。


できるだけ苦手な分野は放り出して、得意な分野に集中しましょう。
時間がかかって成果が上がらない作業をやっている時間はありません!

④マルチタスクを卒業する!集中集中!

人間は複数のタスクを同時に追いかけると、大幅に生産性が落ちるようです。スタンフォード大学の偉い先生が言っているので間違いありません(笑

ここで気をつけたいのは仕事のマルチタスクと、作業のマルチタスクです。

作業のマルチタスクとは
 クライアントへのメールを作成しつつ、
 同僚とのチャットを行い、
 企画書のイメージを探しつつ、
 音楽を聴いている
そんな状況です。

これでは脳は頻繁にスイッチを動かさなければならなく、思考能力はどんどん落ちていきます。集中するときは電話をマナーモードにして、チャットから離れ一つの作業に集中することです。これはどこでも論じられているマルチタスク弊害論です。

もう一つの仕事のマルチタスクというのは
 各プロジェクトに関する管理
 新規案件の企画書作成
 部下の育成と新しい管理方法の模索
など大きな仕事単位のタスクです。
仕事のマルチタスクの中に作業のマルチタスクが入っているという感じですね。

仕事のマルチタスクは一日で2つまでが限度です。
できれば一つに集中して行ったほうが生産性は高まります。
午前と午後で仕事を分ける。頭を使う仕事と手を使う仕事を分けるなど2つまでに調整することで効率が高まります。

頭を使う仕事には最低でも1時間半以上の時間を割いてください。
もちろん作業も一つのタスクに!そうして初めて本当の仕事になるのです!

カオスなスケジュールは、生産性を低減させる主要要因です。

⑤効果的な目標数字の設定を経営に迫る!数字はあいまいにならない!

これが一番できていない。
あなたの達成するべき目標数字は何ですか?と聞かれてすぐに答えられる人間が少ない事少ない事。営業さんはすぐに答えられます。(言えますよね?)

でも、作業ベースの方や管理部門、経理や人事の方の目標数値は決まっていない場合がほとんどです。目標値って決められるの嫌ですか?

押し付けられた現実性の無い目標値は語るに値しません。
自分のスキルと経験を考慮して、経営と話し合った結果の目標値が必要です。これは経営との折衝が絶対に必要になります。

ここで経営側が拒むのならばさっさと辞めましょう!
そこでは幸せはつかめません。。。次々。

双方が納得した、明確な評価指標がなければ生産性なんて絶対に上がりません。何を軸に動いたらいいかわからないからです。
達成すれば交渉ができます。

成果が満たされている人材が出した要求にNOを言う会社はいません。
いわれるのであればここでもさっさと次を探しましょう(笑

NOは言われなくても、交渉の場は作るはずです。
何が足りないのか、ここでも忖度なしで真剣に意見交換することが大切です。経営側としても率直な意見を聞いたほうが対策が立てやすく、今後のキャリアプランの提案などもできます。

成果を数字に落とし込み会社と個人で握り合う。
これが最大の生産性を高める施策です!

まとめ

人間関係の悪化を恐れて率直な意見、上司への忖度など生産性を阻害する要因を自分で作り出していることがあります。経営がそこを解決するべきなのですが”日本の経営者は無能”らしいのでできません。

経営が悪い!と言っても始まらないので、まづは個人のマインドセットを変えることで生産性を上げましょう!会社に理解されなければさっさと次の仕事を考えればいいだけの話です。

自分のスキルは高めなくてはいけませんし、成果という明確な数字を達成していく必要がありますが、生産性の高い人間は引く手あまたです!

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