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【書評】Cory Mikesell: The Five Card Formula: The Principles for Crushing 5 Card Omaha


はじめに

みなさんお疲れ様です!梨です。
「2022年は情報発信を頑張りたい!!」と新年の目標として掲げていましたが、願いもむなしく2023年になってしまいました。

もはや目標なんて掲げるだけ申し訳ないまであります。
今年は自分にできることを粛々とこなす一年にしたいです。

さて、2023年一発目のアウトプットですが、実力の無い私でも書けるNoteを書きます。 
そうです、書評です。今年も実力者の力を存分に借りる形でアウトプットを始めます。
相変わらずニッチな情報ですが、PLO5の若干の盛り上がりを感じる昨今、誰かの参考になれば嬉しいです!

本について簡単に紹介

今回紹介する本はこちら!

Run it onceのEliteコーチであるCory Mikesellが書いたThe Five Card Formula: The Principles for Crushing 5 Card Omahaです。
PLO5の戦略を解説した書籍になります。
お値段は$197、ギリ買える値段ですかね。

公式の紹介&販売ページはこちら

Run it onceのForumでも紹介されています

本の概要

この本は前半と後半の2段構成になっており、それぞれについてざっと紹介します。

Forumでコメントがあるように、目次としては下記であり、全50ページです。私が勝手に前半後半と分けているだけですが、全12章のうち11章までが前半で12章が後半です笑

前半部について

前半部は教科書です。
SPRにおける戦略の概要やポジションにおける戦い方などがざっと記載されています。
PLO4での考え方をベースに、PLO5でどのように戦術を組み立てていけばよいかが書かれています。

後半部について

後半部は実践編といったところでしょうか。
章立てでは「HU Preflop Chart」としか書かれていませんが、実際にはプリフロップチャートのあとに、生徒役とCoryのハンドレビューが続きます。
これを章立てにきちんと書かない意味がわかりません笑
プリフロップからリバーまでどんなことを考えてプレーするべきかが対話形式で書かれています。

ざっくり総評

続いてざっくり総評したいと思います。

この本のいいところ

  • PLO5の内容が体系的に学べる
    →PLO5について書いた本なのだから当然ですね笑
     ただ、ほかの教材のように「PLO5だったらどう適応すればいいかな」と考える手間が無いのは心理的に楽です。

  • PLOに馴染みのない初中級者に必要な情報がきれいにまとまっている
    →短い冊子でありながら必要最低限の内容が記載されています。NLHEとは全く違うゲームなので、PLOに移行して間もない人には得られる情報は多いと思います。

  • 値段が比較的安価
    →何も学習の取っ掛かりも無く負け続けることを考えれば$200は安いと思われます

この本のよくないところ

  • 体型的に学べると言っても量の少なさは否めない
    →PLO5における基本的な概念の紹介としては十分だが、もう少し実例数があれば学習はしやすいか。

  • PLO4での実戦経験が多い人には得られるものが少ないかも
    →PLO4をベースにした紹介なので、そこの基本がある程度しっかりしている人には物足り無いかもしれないです

最後に

いかがでしたでしょうか?少しでもこの本について知ってもらって、みなさんの参考になれば幸いです

実は過去に同じ著者の別の本も購入しており、そちらのレビューもしているのでもし興味あれば↓のNoteも読んでみてください

(↓私のTwitterアカウントです。弱小アカウントのためフォローしてもらえると泣いて喜びます)

ではまた!


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