見出し画像

世の中便利になって失うもの

科学技術などによって世の中日々進歩し便利になります。しかし、面白いもので便利になればなるほど失われるものも増えます。

私の子供の頃はまだ「そろばん」があり学校でも習っていました。当時私の親父はそろばんが得意で両手で二つのそろばんが使えたし、頭の中でそろばん使えるので暗算も得意でした。
私もそういうふうになりたいなと思っていたところに電卓が普及し出し学校で習う必要もなくなり計算は瞬時にできるようになりました。が暗算は今でもできません。

漢字はワープロ(古くてすみません)が普及し出して書けなくなりました。

車や電車などの交通機関も隅々まで普及し歩く歩数も減り運動不足の人が激増し、一昔前には存在しなかったフィットネスジムが盛況です。

ネットが普及する前までは、調べ物は本でしていて皆本を読んでいたのですが、今はネットで検索すれば秒でわかるようになったので本を読む人は減りました。

本は、論理立てて物事が書かれているので、知識の吸収だけでなく論理的思考を強化して物を考える力が身につきます。

ネット普及後この論理的思考力が低くなっている人が多いと思います。

そしてeメール時代になって文章でのコミュニケーションが会話より圧倒的に増え隣の人にもメールするようになってきてコミュニケーションに課題がある人も増えてきました。

最近はSNS全盛期で人を誹謗中傷する人が増えたりそれを読んでも違和感がなくなってきた人が増えてきたように思います。そうなると人に暴力をふるってもいいのかもしれないと思い出す人がでるかもしれません。安部元首相への行動はそういう意識が少なからずあったのかもしれません。

これにより失われていくものは人をリスペクトしたり感謝したりする力のような気がします。

現代に生きる人はこの流れを意識してこの力を維持するために、人に感謝する心や賞賛する行動を常にとるようにしないと、だんだん邪悪になっていくような気がします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?