21世紀のビジネスモデル ~DIYがキーワード!?
日経ビジネスの2021年4月5日号に「”DIYアーティスト”がレコード会社を脅かす」という記事がでていました。
それによると、音楽というと、初めはそれを演奏する場所の人のみが音楽を聴くことができた。それからレコードやテープなどの音楽媒体が誕生し、広く皆が音楽を楽しむことができるようになった。
そして、レコード会社は大きな力をもつようになり、発掘、制作、流通まで仕切るレコード会社のビジネスモデルが確立された。
しかしここにきてDIY(Do It Yourself)で自作で曲をつくるアーティストが増えた。デジタル技術の進歩により、素人でも、ipadにプリインストールされている「ガレージバンド」というアプリを使えば、どんな楽器でどんな音をだしたいか設定し、メロディラインを選択すれば、自動でメロディが作られる。それにスマホで歌声を録音すれば完成というわけです。
それをYouTubeのような音楽配信サービスに曲を投稿すれば、世間に知らせることができ、収益を得ることができるそうです。
凄いですね。実際にそれでまだ楽器初心者の高校生の曲が大ヒットしたりしている現実があります。
今、レコード会社は、その配信サービス業界に参入しようとしているそうです。
似たような状況は、出版業界でもおきていて、今は、誰でも電子出版できるようになり、それをKindle unlimitedと契約し、収益はKindleからもらい、読者は無料で読めるというビジネスが既に成立しています。そのビジネスモデルに出版社や書店は介在していません。
出版より、凄いのが、音楽の知識や楽器の技能がそれほどなくても曲がつくれてしまう技術の進歩です。
25年ほど前にベースを習いはじめ、いつかは、PCで作曲、編集をするいわゆるDTM(Desk Top Music)をしたいなとか思っていました。いつでも作曲できるように「まるめられるキーボード」とかも買ったのですが、数年やって、ベースはお蔵入りなってしまいました。
ベースはまた4年前から習いはじめましたが、技術の習得は遅々として進みません。
しかし、技術がそれを克服するところまで追いついてきましたね!
世の中面白くなってきたと思いませんか。
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