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【与太話】手札誘発について語る

デュエリストの皆様、こんばんは。
今回は、与太話 手札誘発についてのお話になります。
現代遊戯王にとって欠かせない存在になっていますが
今一度、何故必須になっているのかを改めて考えてみました。
与太話故、ちゃんとした結論は出てきません。あしからず🙇‍♂️




1.そもそも手札誘発とは?

現代の遊戯王では、相手のターンでも手札から発動して展開を妨害する
カードがあり、総称して「手札誘発」と呼びます。代表的なカードとして
灰流うらら」、「増殖するG」、「無限泡影」が挙げられます。

これらのカードをデッキに採用することにより、相手の展開を妨害して
こちらのターンの妨害を減らすことができます。
妨害効果が主なため、テーマ性を持たず デッキの展開に関与しません。
灰流うららやエフェクトヴェーラーなどはチューナーでもありますが、
基本的に手札にいたほうが強いカードです。


2.どれくらいの確率で引く?


店舗大会などの結果を見ると、必ず手札誘発が採用されており、
かなりの割合で12枚以上入っています。
デッキ枚数を40枚とすると、実に約3割が手札誘発で構成されています。
デッキのギミックにほぼ関与しないカードが3割も入っているのです。

40枚デッキの中に12枚の手札誘発が入っている場合
・初手5枚中3枚以上引いている確率 6.1%
・初手5枚中2枚以上引いている確率 41.5%

となるので、手札誘発が3割を占めていてもあまり事故は起こらなさそうに見えますが、41.5%の確率で初手に手札誘発が2枚以上います。
後攻の場合は、ドローフェイズのドローがあるので手札は6枚。
52.7%の確率で手札誘発を2枚以上引いています。

しかし大会で結果を残せるようなデッキは、1枚から展開を進めることが
容易であるため、何かしら引けていれば問題ないという具合です。
代表的なデッキタイプとして、スネークアイ天盃龍などが該当します。


先攻と後攻でこれがどこまで影響を与えるか考えてみましょう。


3.先攻の場合


前項で述べた通り、手札誘発が2枚以上ある確率は41.5%です。
これは相手にも同じことが言えますので、
先攻で2枚以上の妨害がくる確率も41.5%です。

また、「墓穴の指名者」、「抹殺の指名者」というカードによって
先攻展開に飛んでくる相手の妨害を1度回避することができます。
この指名者系のカード+ギミックを駆使して展開するのがセオリーになります。

例えば、スネークアイ・エクセルの効果が止められても、篝火から
スネークアイズ・ポプルスをサーチして特殊召喚 ここを更に止められても
エクセルの②効果でスネークアイ・オークを特殊召喚… と続けられるため
エクセル、篝火の2枚で妨害を突破することに成功しています。


4.後攻の場合

2項で述べたように、52.7%の確率で手札誘発を2枚以上引いています。
そして後攻のため、手札誘発以外に相手が展開した盤面の妨害も突破する必要があります。
後攻の展開パターンに関しては、相手がどこまで盤面を作れたかに依存するので具体的に挙げるのは難しいですが
3項のような手札(エクセル、篝火、誘発2,その他1+1)だった場合
エクセルと篝火で2妨害は超えられますが、それ以上になると他に引いているカード次第になってきます。

5.2妨害程度なら突破される

先攻、後攻のケースを考えてみましたが

先攻→環境トップクラスのデッキは、2妨害程度なら突破できる
後攻→2妨害程度なら突破されていることが多く、先攻が突破して作り上げた盤面(2妨害以上)を突破するのはなかなか難しい

こんな感じだと思っています。
また、デモンスミス天盃龍の台頭によって、ますます妨害を突破される確率というのは上がったように思います。

そこで考えました。
どうせ妨害しても止まらないなら、手札誘発要らないんじゃないか?
浅い考えなのは承知なんですが、完全に性分です。
どうせ無理なら他の方法を模索してみては、と。

特に、遊戯王においては後攻を選択することが容易なため
後攻に強い天盃龍が現環境を荒らし回っています。
天盃龍は、後攻特化故に、「禁じられた一滴」や「レッド・リブート」など
後攻で強力な効果を発揮するカードをデッキに入れて突破力を高めています。(とはいえ、その後攻特化デッキの天盃龍に入っている手札誘発は
実に15~20枚以上なんですがね…。)


6.結局・・

結局のところ、何故12枚以上も手札誘発が必要かと言われれば、
効果が見込めるからなので、本当に要らないのであれば手札誘発0枚でも
結果を出している人が既にいるはずです。所詮は一人が考えた与太話に過ぎません。。

なので、結論は数多のデュエリストがとっくに出しているんですが
今回改めて自分の中で考えてみた次第でした。 ちゃんちゃん。

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